今年は、inAKB
秋葉原で開催でございます。 今年のテーマは。
すべての人が輝く地域包括ケア〜多職種連携:みんなで手をつなごう〜
で、ございます。
もう、子どもだ高齢者だとか。生活困窮者支援だ障がい者福祉だとか。
カテゴリーでそれぞれ専門バカがいて。したり顔で自分の狭い領域を作り。
その領域と領域の間に落ち込んでいる本当に困っている人に。
病院や施設という箱に閉じこもって。
しらんふりを決め込む。
そういうことをやめにしないといけない時代がやってきたのだと思うのです。
行政の縦割りをしたり顔で嘆いていた人達が。
どうして自分達まで、その縦割りの仕組みにすっかり序列化されたのか。
制度がきっちり出来るって。失うものもあまりに多いですね。
医者が保育士の子どもに向き合う無邪気な笑顔に学び。
介護職が医療者の突き詰めた科学性に影響を受け。
ボランティアの無償の奉仕精神に、仕事ズレした職業福祉人が熱い想いを呼び覚まされ。
何より当事者が支援を受けるだけでなく、自ら制度や暮らしを切り開く主体者になる。
そういう時代にならば。この国の未来はむしろ。今よりずっと輝くかもしれない。
だから。地域包括ケア。多職種連携。本人主体。今。なのです。
会場の秋葉原コンベンションホールは。 http://www.akibahall.jp/
JR秋葉原駅からも。
バイトAKBなどが接客してくれるというAKBCafeからも。 徒歩1分。
素敵な電化製品を安く買いたいというあなたも。
まだ、間に合います。 ふわりんくる〜じょん2015in秋葉原。 ぜひ。
1月17日(土)1日目は。以下の3点がテーマ。
・医療・介護の地域包括ケアを学び。その中で子どもや障がい者はどう位置づけられるのかを考える。
・世界の地域包括ケア(CBR)を学び。日本の素晴らしい地域包括実践を確認する。
・地域生活の根幹である暮らしの資源(グループホーム)を安定的に増やす方策を学ぶ。
17日午前中は。
「地域における医療・介護の総合的な確保を図るための改革」
〜地域包括ケア時代の他職種連携のあり方〜 というテーマで。
厚生労働省の佐々木昌弘 医師確保等地域医療対策室長(医政局地域医療計画課在宅医療推進室長併任)
にお話を頂き。
「高齢者だけでなく、子どもや障害児者も包括した地域医療・介護をどう創るのか」 〜制度や文化の壁をどのように超えて手をつなぐのか〜 というテーマでシンポジウムをします。
在宅医療・介護の連携推進の方向性という図です。
病院や介護施設での看取りよりも、在宅での看取りがメインになる時代が来ました。
そのためには、地域ベースでの包括ケアが必要な訳です。
そこに異論はないのですが。。。
この仕組み。。。医療と介護保険事業をベースにしていますから。。。
黙っていると。子どもや障がい者は包括されないケアシステムになるんです!
医療依存度の高い子どもなんて。
この図で作られるシステムに上手に乗れば、かなり支えられませんか?
グループホームで高齢化した障がいのある人の看取りも。
この地域包括システムに乗りたいですよね。
そもそも、入所も一杯、グループホームなんてない、って地域が日本中当たり前。
そうだとすると、年取った親と障がいのある子どもを一緒に地域包括出来ればって。
ふつうに思いますよね。
てな、可能性を。議論したいと思っている訳です。
17日午後は。
インドから、Community-Based Rehabilitation(地域に根ざしたリハビリテーション)の
コンサルタントとして、世界的に著名なマヤ・トーマスさんを招いて、
地域診断や本人主体の地域マネジメントを学びます。
マヤさんが以前日本に来られた時に勉強会で話されたことを整理したHPです。参考までに。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/110211_seminar_fin/
開発途上国と言われている国々は。福祉制度がまだ、未整備です。
でも、そこにもハンディのある人達がいるわけです。
彼らを地域社会で必要な存在にするにはどうするのか。
そこを突き詰めて、制度がなくても持続的に彼らが生き続ける仕組みを作る。
それがCBRワーカーの仕事です。
介護報酬の削減が始まりますよね。
もう、福祉事業所は続かないとしきりに言っている人達に。マヤさんの話を聞いて欲しい。
福祉制度がなくても。幸せに暮らしている障がい者がいる。
どうやっているのか。
我が国は、北欧福祉先進国ではなくて。
開発途上国の地域マネジメントにこそ。今後の展望を見出すべきでないのか。
マヤさん達から学べば学ぶほど。そう痛感するのです。
障がい者ケアマネの世界が。
「大きなケアマネ」と呼んで大切にしていた世界の神髄が。マヤさんの話にあるのです。
マヤさんの話を受けて。マヤもお墨付き。「日本のCBR」と呼ばれる事例からも学びます。
「日本が世界に誇る・地域密着型CBR事例 」
〜2015年9月1日から3日・アジア太平洋CBR会議in東京が開催されます〜
2015アジア太平洋会議HP http://www.apcbr2015.jp/jp/
夕方からは。
「地域密着の住まいを増やすために我が国がするべきこと」
〜老障介護を救え!手許金がなくてもグループホームが建つ?建築規制緩和・運営の工夫など〜
と題しまして。
そうは言っても。障がい者の地域包括ケアのキーになる。
住まいを増やすにはどうするのかを具体的に考えます。
愛知県は、200u以下の建物をグループホームにする場合。
防火壁がなんだ、スプリンクラーをつけろうんぬんというハードの対策ではなく。
避難訓練をきちんとしてもらう、市町村がグループホームをきちんと見に行くという。
ソフトの対策を軸に。安心安全を護るという仕組みに。
福島県・郡山市・鳥取県などの先進地に続き。舵を切りました。
愛知県既存の戸建て住宅を障害者グループホームとして活用する場合の取扱要綱
http://www.pref.aichi.jp/0000069631.html
常滑市に第一号のこの制度を活用したホームが出来ました。
http://www.pref.aichi.jp/0000077222.html
http://www.osaka-ikuseikai.or.jp/titititi/titititi/titititi2197.pdf
積水ハウスは。土地のオーナーとグループホームを作りたい法人とを仲介し。
土地は定期借地。建物はその土地のオーナーがお金を出し。
法人は賃料を家賃として支払うシステムを作りました。
4000万はかかるグループホーム新設の初期投資を。土地のオーナーが持って下さる訳です。
この仕組みを使えば、大きなお金のない小さな法人でもグループホームを始まられます。
その仕組みでグループホームを作られた社会福祉法人障友会さんのサイトです。
http://shoyukai.or.jp/newshome/1290
障がいの重い年金がしっかりある人は。バリアフリー対応などが必要でしょうから。
積水ハウスシステムでホームを作り家賃で支払う。
無年金などの障がいのある人は。建物にそんなに対応が必要ないでしょうから。
愛知県の「ソフトの安全対策要綱」で、既存の建物インフラを安価に使う。
この二つの使い分けを徹底したら。
入所施設を作りやすくする規制緩和なんていらなくないですか?
何より。貰えるかどうかも当てにならない施設建設予算なんかを待たなくていいし。
民間のお金と知恵で。老障介護が救えますよね。
必要なのは建物への投資じゃなくて。ホームの介護報酬増だけですよね。
てな。シンプルな議論をしたいのですよ。
もちろん。合わせて。一つの屋根の下に夜勤が2人常時置けるという。
むそうで練り上げてきたホーム運営の具体的な実践も合わせて紹介します。
18日午前中は。
スペシャルニーズのある子どもの命を輝かせる」
〜各地でスペシャルニーズのある子どもの実態調査が始まっています!からの・様々な支え方〜
と題して。
熊本県が行った。
医療依存度が高い子どもなどスペシャルニーズのある子どもの実態調査を下敷きに。
http://cyber.pref.kumamoto.jp/syougaihofuku/content/asp/file_list.asp?ls=1877
今スペシャルニーズがある子どもが置かれている環境を把握し。
その支え方のあり方や今後必要とされる支援について展望します。
内閣府の子ども子育て新制度の審議委員をされていたNPO法人フローレンス駒崎弘樹さんが。
医療ケアが必要な子どもの長時間保育をするヘレンという事業所を始められました。
https://blog.seesaa.jp/pages/my/home/?justloggedin=1
「医療ケアが必要な子どもがいるお母さんでも、その人生の自己実現を応援したい」
駒崎さんは、そう語ります。
親も子どもも人として当たり前に社会参加をし、自己実現が出来る社会システム。
どうしたらいいんでしょうか。様々な視点から、一緒に考えたいですね。
お昼には。
この春から障がい者の相談支援体制が大きく変わる(はずなんだけれど。。。)ので。
そこをしっかりお勉強したいなと。厚生労働省の人に。しっかり教えて頂き。
午後からは。4つの分科会に分かれ。豪華講師陣と。少人数でたっぷり。こってり3時間。
@マヤさんとCBRについて掘り下げて話をするをもっと (セッション@メンバーと)
Aグループホーム運営・建設についてをもっと (セッションAメンバーと)
B医療依存度の高い子どもの支え方をもっと (セッションBメンバーと)
C発達障害児者の地域包括ケア
最後にそのまとめを。
つい一昨日。参加可能になりました 富田昌吾様@寝屋川助け合いの会 なども参戦して。
原田正樹日本福祉大学 学長補佐 コーディネートで締めて。お開きです。
まだ、参加申し込み可能です。申し込み用紙っす。↓
ぜひ。ぜひ。(^^)/