2009年12月04日

彼らにはやっぱりオーダーメイドハウスやわの巻き

in America ホーム編!

行動援護対象者のホーム研究も。今回の訪米の大きな目的のひとつ。

GHAのホームをいくつか見学させて頂きました。

噛まない視覚支援.JPG

「噛んだりぶったり、頭突きなんて、しないでね❤」視覚支援。

なかなかシビアな人がいるんだなぁと。ちょい緊張。(/_;)

マネキンの部屋.JPG

緊張を切り裂くように! うわぁ! なまくびぃいぃ〜!(;O;)

ハサミとブラシもあって。美容マニアな方の部屋とのこと。ひぃ〜。

ツリーの部屋.JPG

一転、キラキラ夢の国ルーム !(^^)!

ここの住人さんは、光るきれいなものが大好きだとのこと。

自分でビーズなどを糸に通してアクセサリーにして売るのが仕事だと
言っていました。マーケットなどで売るそうです。

制作したアクセサリーを誇らしげに見せてくださいました。

趣味が仕事になっているって。素敵ですよね。

ホームのワークシステム.JPG

キラキラルームの方の。ホーム内での生活のワークシステム(予定の
視覚支援)です。

ダイエットのための食事に関するワークシステムなんかもありました。

ホームの間取り.JPG

キラキラルームのあるホームの間取りです。
真中にスタッフルームがあって。4つ住人の部屋があります。

昼間はほぼ、マンツーマンで支援がつき、夜はひとり夜勤という体制の
ようです。

部屋ごとにキッチンと、風呂、トイレ。
自閉症の方が共同生活する場合。個別性を高めた方がいいですもんね。

むそうの新しいホームも。各部屋毎に風呂トイレをつける設計なので
すが。やっぱり正しい方向性ですね。

電飾の部屋.JPG

電飾ルームです。(*^^)v 窓枠に何本もライトアップ電飾が。
部屋の住人さんが暗くして電飾のキラキラ
を楽しむのが大好きとのこと。

ひとりスヌーズレンですね。

ジュースの視覚支援.JPG

キッチンに貼ってあったジュースを飲むまでの視覚支援。

自閉症の方達は、言葉を理解するのが苦手の人が多いです。

このように見てわかるように、マニュアルを作ってあげると、
自分でこれを見てやれるようになります。

うんぷうのラーメンチームなどもこのような視覚支援で、ラーメン作り
を覚えていきました。

黒板の部屋2.JPG

今回、一番感動した黒板ルーム! \(◎o◎)/

黒板の部屋1.JPG

落書きが問題行動だとされていた人の部屋。

GHAスタッフは。「思う存分書いたらいいじゃない」ということで。
壁もベッドも。すべてが黒板状になっている部屋を作ってしまいました。

まず、彼らの行動を前向きなものに変える環境整備をして。
精神的なゆとりを導いてから、様々な生活体験を積み上げていく。

それがGHAの、ティーチプログラムのやり方なのです。

「彼らなりのライフスタイル、彼らなりの文化があって何がいけないの?」

ドーン・アレンは、こんなこと、当然のことだと言います。

ふわり・むそうの実践で。彼らの文化を優先して支援していると。

彼らをフツウの人間にトレーニングして変えられると言っている。
僕に言わせれば実はなんの専門性もない「専門家」達が批判してきます。

やっぱり。僕達のやり方、考え方は間違っていなかったと。
この部屋をみて、感動しました。

唾を吐くなら吐くとして、叫ぶなら叫ぶとして。
そのためにどんな環境整備をするのか。

生活が満たされた楽しいものになった時に初めて。
彼らの心はさらによりよい世界を求めて、伸びていくのでしょう。

みんな違っていい。それぞれの暮らしがあっていいのです。
posted by toeda at 21:10| 🌁| Comment(7) | TrackBack(1) | 行動援護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
問題行動と捉えればそれまでですが、それを存分に解消して、本人の心が満たされている状態だからこそ
次に繋がるんでしょうね。

Posted by ポポ at 2009年12月05日 20:20
戸枝さんのTEACCHの報告楽しみにしてました!改めてTEACCHの凄さ、この方向で間違っていないんだ!ということを実感しました。
僕も自分の施設でTEACCHのアイデアを活かした支援をしていますが、戸枝さんの言う「ワークシステム」とは「スケジュール」のことでしょうか?僕の認識では、ワークシステムとは活動の、「何をするのか」「どれくらいするのか」「いつ終わるのか」「終わったら何をするのか」を明らかにする支援方法だと思っていたのですが。
本場の考え方を知りたいです。
Posted by 施設支援員D at 2009年12月05日 21:08
ポポ様>本当にそうだと思います。

僕達でも、何か心配なことや気になって仕方ないこと
に気持ちが支配されていると、やらなければならない
ことがあってもできませんよね。

それは、障害があるとかないとか関係なく。
そうなんだと思います。

施設支援員D様>英語はヒアリングがやっとな
レベルなので。。。本場の考えは聞いてないです。

ワークシステムというのが、何をどうするのかと
いう段取りを示すもので。

その中のとりわけ時間経過などを示すものをスケ
ジュールというのだと。個人的には理解していま
すが。間違ってますかね。。。

間違っていたら、誰かフォローして下さい。(*^_^*)

ティーチが正しい正しくないというより、成果を上げている。
それが大事だと思います。

彼らの生活をよりよい方向に導いている具体的成果があれば、
どんな支援技法でもいいと思います。

もっといえば。支援技法は、ひとつのスキルでしかなく。
大切なのは。当事者をじっと見ること。
その人に適切な支援はその人にしか通用しないオンリーワン
だということを常に忘れないで支援する心だと思います。

僕の知る限り、日本では応用行動分析でもすばらしい成果を
上げている人達がいます。

問題なのは。成果が上がらないことを、自分達の支援技法の
中身の問題として捉えずに、親や本人の問題だとして、
絶望の淵に追いやってきたインチキ支援技法。

もう。そういうものに惑わされない時代になってほしいと。
強く強く思うのです。
Posted by とえだ at 2009年12月10日 16:48
厳密に。
スケジュールとワークシステムは違うものと考えると思います。
なんていっても、自閉症の人のための支援ですからね。
ここを混同して、ご本人が混乱しているケースを。それはそれはたくさん見てきています。
でも、ここでそれを全部お伝えするのは難しいですね。
とにかく、戸枝さんのおっしゃるように、成果が上がらないことを、親や本人の障害のせいにしない。常に学び続ける姿勢。が大事かなと。
Posted by やまぐち at 2009年12月14日 09:41
やまぐち様>そうですかぁ。

僕も上手に説明できません。(/_;)
不束な弟子に、また、ゆっくりご教授下さい。

ティーチって。見立てというか、障害特性をきちん
と捉えることが何より大切で。

ワークシステムとか構造化って手段でしかないのに。

そちらの方が、目に見えるし、わかりやすいし、
支援者側が頑張った感が持てるしで。

何か、彼らをきちんと見るということより。
やたらと手段を講じることに熱心な施設、多いで
すよね。

日本では、インチキティーチが多いとずっと批判
してきましたが。

アメリカに行って。本当になんちゃってティーチ
の施設だらけだと。

確信してしまいました。

NPO法人ふわりで。きちんとしたティーチの研修
システムを作ろうと模索しています。

川崎福祉医療大学などと提携しながらやれないかと。

東海地区は、インチキティーチすらほとんどない
状況ですからね。(-.-)
Posted by とえだ at 2009年12月19日 14:04
自閉症という障害を理解することは、
とても難しいことだなと、
今でも思っています。

自閉症の人との新しい出会いがある度に、
あぁ、そういうこともあるのだなぁ。。。と
教えられます。

考えてみれば、
「異文化」を理解するって、
難しいものですものね。

TEACCHの神髄を感じられた人たちと、
一緒に勉強できるのは、嬉しいことです(^^)
Posted by やまぐち at 2009年12月19日 14:54
やまぐち様>自閉症である前に、人間ですからね。

わかる訳ないですよね。

一人ひとり違うし。その時、その場面で想いもあるし。

日々、新しい人だから。

そういう前提で。そういう謙虚さで。

彼らとは向かい合わないとダメなんだと。

今更ながらしみじみと思います。
Posted by とえだ at 2009年12月29日 14:50
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Weblog: BOUZAN NOTE!!
Tracked: 2009-12-11 00:11