2010年03月10日

民主党でも全施設が自立支援法に対応するのさの巻き

「将来廃止」であって「当面凍結」ではない。

平成24年3月までに。すべての法人が新体系に対応するべし!


自立支援法は、民主党政権になっても生きてますからね。そりゃそうだ。

公明党(東京:比例選出)高木美智代代議士が。

国会でバシッと。長妻厚生労働大臣に。そこを迫って下さいました。

公明党・高木美智代代議士国会質疑.pdf

高木美智代代議士HP: http://www.michiyo-t.com/


自立支援法で、民主党の新法ができるまでは、行くんだとすると。

平成24年3月までにすべての法人が自立支援法の新体系に対応するんですよね。

それができなかった事業者は、介護報酬もらえなくなるんですよね。

という高木代議士の質問に。

民主党になっても、移行を進めることはもちろん変わりませんと大臣。


一部事業者の間で。

特に自立支援法に反対し。入所型施設を生き残らせようとする人達が。

「廃止」と民主党が言ったことに対して。

自立支援法は、今の時点で「凍結」なのだと。

民主党の新法ができるまで様子見でいいのだと。

バカなことを言っています。大間違いですよね。


民主党の方が。もしかしたら、自民党よりより純粋に地域志向だと。

入所型施設を生き残らせるために動く政治家はいないと。

そんな実感を、僕自身は持っています。


自民党は。衛藤せいいちさんや大村秀章さんのような

地域福祉を強烈に推進する議員と。

業界に多額の献金をもらって。それを守る立場の政治家と。

残念ながら、同居していましたから。


そういう意味では。民主党の方が、よりすっきりと地域福祉志向ですね。

だとして。旧体系を温存したりはしないと。新体系に行ってもらうと。

長妻大臣も、きっぱりはっきりおっしゃっている訳です。


問題があるとすると。平成25年8月に民主党の新法がまとまると。

自立支援法の経過措置期限が平成24年3月だと(本来ここで制度見直し)。

じゃあ、このタイムラグはどうするの?と。

謎だらけ。不安だらけですわ。

早く。こういう行動計画やグランドデザインを示して欲しい。


公明党は。高木さん初め。惜しくも落選された福島豊さんなど。

自立支援法を苦労されて推進した立場の人達が、ぶれずによりよい制度
にしようと奮闘されていて。心打たれます。

自民党も。いよいよ昨年7月に解散のどさくさで流されてしまった、
自立支援法改正案をさらにバージョンアップして、国会に提出します。

障害者自立支援法等の一部を改正.pdf


相談支援の体制強化を急がないと。

相談支援者は皆、少ない人数で押し寄せる相談に燃え尽き寸前です。


子どもの放課後対策。

この改正案が成立していれば、今年の夏から、劇的に児童デイサービス
などの状況は変わっていたはずです。

民主党が、基金事業から、全国400か所に100万円ずつばら撒くと。

慌てて対策してきましたが。有難いけれど、付け焼刃。

継続するお金じゃないし。

400か所をどう選別するの?

頑張っている所もちょっとしかやってない所も同じ100万ってなぜ?

報酬体系そのものを。きちんと責任持って改善してくれないと。


ホーム利用者に。ひとり当たり、2万円位の家賃補助的補足給付が。

改正案では盛り込まれていましたが。

これが通っていれば、ホームの利用は相当増進していたでしょうね。

団塊の世代が、子どもの介護の限界を迎え始めています。

入所型施設が増えないとして。

ホームを凄い勢いで増やさないと大変なことになります。

そういう今だから。新法ができるまで待ってなんて余裕はないのです。


同時に流されてしまった、虐待防止法やハート購入法とともに。

やるべき改正や対策は粛々とやって欲しい。


自公が提出する改正案や虐待防止法・ハート購入法だからやらないなんて。

そんな党利党略を優先したら。

この停滞感に裏切られた気持ちになっている多くの障害福祉関係者は。

次の選挙で、雪崩を打って民主党を支持しない流れに向かうでしょう。


そうならないように。

障害福祉対策の社会保障全体での優先順位を上げてもらって。

ぜひ。地域福祉志向の民主党の本領を発揮して頂きたいと。

切に願い、期待をします。

posted by toeda at 18:37| 🌁| Comment(8) | TrackBack(1) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうか〜。移行はそのままなんですね。ま、そりゃそうでしょうけど。

最近。よく法人の会議に出て「障害者問題が政争の具にされている」という意見も出るのですが。
「具」にされるほど「障害者福祉」がマジョリティな位置になったのならそれはそれでスゲ〜なと思ったりもします。まだまだマイノリティだと思うんですけど。

僕は、やっぱりホームとか。そういう住居というか生活のまずは基盤というか。そういうのが足りないんだろうなと。
今、実家にいる人、入所にいる人。そのどちらの方もが安心して自立できる必要があるんですよね?
圧倒的に支援策が足りないですよ、ホームに限らず。地域移行とかそういう言い方すると、なんかたいそうな感じにもなっちゃうようにも聞こえますけど。
みんな、ただ単に普通に住民なんですよね。欲しいのはそういう暮らしなんです。

僕が相談員なので、相談に関して考えると。
足りないのはやっぱりボリュームかなと。人も財源も。自分自身が思うんですよね。やっぱ人だな〜って。今、見識ある行政からの委託なら話ができるけど。そうじゃなければ、単なる下請け。そうなっちゃってると思うんですよね。
大切な人材をどう留めるのか。新しい人材をどう作っていくのか。偶然見つけた人材ではなく、必然的に作り上げていくにはどうしたらいいのか。人材って必然的に作っていくものだと思うので。
で、ケースに当たって育っていくって言ったって。育った頃には「ハイ異動ね」ですよ。財源がないから。身分保障できないし。

地域でのフツーの暮らしを考えてくれるなら、どこの党でもいいんです。
実現がいつだとか。そういうことももちろんありますけど。まずは真剣に地域で普通に暮らすことを考えてくれたら。

なんか長〜くなっちゃいましたけど。
法人の方向に不満溜まってんのかな・・・。こういう事言っても浮いちゃうのが関の山で。
戸枝さん・・・雇ってもらえませんか(笑)?
Posted by こおめい at 2010年03月10日 22:09
こおめい様>おお!ちょうど、むそうで「指定相談事業所」
やろうかって、スタッフと話をしていたんですよ。

なんなら。この春からでも「うぇるかむ」ですよ。


知多の相談支援事業所の動きが。現場的にまったく共感
できなくて。

うまく行かないと事業者の責任にするし。

移行支援なんて、ひどいもんっす。

生活支援はまったく組み立てず。就労だけ決めて放置。

就労できればまだましか。

何の移行支援もなく。在宅に戻された人もいるし。

むそうから就労していった人達。幸せそうに見えないし。

で。それらも全部。なぜか僕達事業者の責任。

自分達がすごい委託費もらって。

うっかりすると、僕より給与良かったりするのにね。


だったら。委託費なくても相談と就労支援ワーカー
やってやろうと。

やったうえで。実績でそいつらから委託費剥いでやろうと。

スタッフ会議で燃えていたところっす。


相談支援や就労中ポチセンターも。委託交代がある状態
が地域にとって健全ですからね。


まずソーシャルワーク。社会資源開発。

不動産屋や福祉・建築課とやりやって。

ホームバンバン建てられる。

それができる相談支援事業者育成。

やっぱ、自前でやるしかないな。



Posted by とえだ at 2010年03月11日 22:46
いつものぞかせてもらっています。

高槻でのケアホーム先進事例の研究報告、参加させていただきました。

わが県は全国一のケアホーム後進県で、何もないというのが現状です。

私は日中活動の法人で就労移行、と地域移行を担当しているのですが、去年、初めてのケアホーム建設計画が地域との話し合いの時点で頓挫し、大変悔しい思いをしました。

今回の研修で「GHA」や「はるにれの里」の実践を知り、重い行動障害をもつ人ほど地域での個別支援が大切だということ、あらためて考え直す機会になりました。

地域、地域と言いながら、ケアホームが棚上げになってしまってなどと、意気消沈している場合ではないですね。

まずは一軒から。そして、次につなげていく。

頑張ります。
さまざまな情報、頼りにしています。
Posted by かあさん at 2010年03月14日 00:46
かあさん様>ご参加ありがとうございました。

そうなんです。


「過刺激でパニックになっている」自閉症の人を。

問題行動と決め付けて。

「指導」してくちゃくちゃにし。

強度行動障害加算という特別補助金受け。

「薬剤投与」で廃人にし。

落ち着いたと。結論付ける。


強度行動障害の人がいるなんて。

自分達が。幼少期からアプローチする地域支援と。

2次障害でひどいことになっていることを整理で
きる専門性がないってさらしているだけなのに。

自慢げに。その人数を研究会で、さも頑張ってい
る施設みたいに発表するバカども達。


むそうみたいに。

特別支援学校から来た時より。

落ち着いて、行動面の改善が見られると。

認定調査で区分が2位軽くなり。

ちゃんと支援すると貧乏になっていく。

この今の施設というカラクリの無知と矛盾。

そこを。誤魔化さずに整理したい。

それが。僕の一番の願いですね。


ケアホーム建設時などの地域合意の形成の仕方は。

東大大学院で。

例えば、ダム作りたいゼネコンと反対する住民の
合意形成みたいなことを。

理論立てている人達を発見し。

それを。

福祉施設を作りたい側と反対する側という形で
整理した研修をふわりですでに開発済みです。

この研修。4月からの新年度のどこかでは。

必ず、一般公開してやりたいと思っています。

合意形成にも理論立てた技術があるのです。
Posted by とえだ at 2010年03月14日 14:44
>福祉施設を作りたい側と反対する側という形で
>整理した研修をふわりですでに開発済みです。
>この研修。4月からの新年度のどこかでは。
>必ず、一般公開してやりたいと思っています。

むぅぅぅ・・・
どんどん参加したい研修を開発されるんですね。
是非。関西で。

>特別支援学校から来た時より。
>落ち着いて、行動面の改善が見られると。
>認定調査で区分が2位軽くなり。
>ちゃんと支援すると貧乏になっていく。
>この今の施設というカラクリの無知と矛盾。

まさに・・・その通り・・・
調査する側もけっこう苦しいんですよ・・・
区分が低いと「ちゃんと調査ができていない」なんて言われて。
一方で「あの調査じゃちゃんとした区分判定はできない」って言ってるのに。

調査する側に力量がないのは認めます。確かにそれはそうだと思いますし。
でも・・・でも。調査に立ち合う職員さん・・・どう伝えればちゃんと伝わるのか。そういうことを考えてますか?って。
区分認定にも、カラクリがあるんです。項目をたくさんチェックすれば、区分が上がるわけじゃないんですよ!と心の中(泣)で叫ぶ私です。

う〜ん。そんなことより、まずは自分の力量アップかな。
Posted by こおめい at 2010年03月14日 17:14
こおめい様>B・C群がまったく加味されない見事な
カラクリには。

気付いた時、僕もびっくりでした。

精神のニーズが読み切れない状態での
抑え込まれた財源配分に対して、厚生労働省が
ビビった結果こうなったと思っているのですが。

そうはいっても、財源は限られている訳で。

僕は、認定調査はいると思っています。

その上で。より適切な資源配分になるように。

精度を上げる必要があるでしょう。

その次の段階で。

権利条約の上での障害定義をし直して。

根っこから配分を決め直す。

そういう行動計画が見えない今の動きに不満です。
Posted by とえだ at 2010年03月15日 11:38
とえださま>
本当に、カラクリにはビックリで。
IADLの項目はどんなに全介助でも、区分は3以上にはならないし。
区分4の人の項目をどんどん軽くしていくと区分6になったり。
なんで!?って言う感じもします。

調査をする度にいつも思います。
この人の望む暮らしってどんなのなんだろう・・・。
本当にそれが手に入れられる支援が届いているのかな・・・。
現状で。できないことばかりを探して調査して。本当はもっといいところがたくさんあるんだろうなと。
「望む暮らし」に対する支援の必要度が伝えられるスキルが自分にあったらと。

そういう意味では。改正案の望むプランを加味しての支給決定でしたっけ?
あれは。今すぐにでも欲しいです。
その分。我々のスキルも高いものを望まれますし、それに応えてこその制度なんですけどね。
Posted by こおめい at 2010年03月15日 21:21
こおめい様>

>改正案の望むプランを加味しての支給決定で
>したっけ?

財源がちゃんと用意されればね。(-.-)

障害程度区分は。結局、限りある財源配分装置です
からね。

財源に限りがある限り。程度区分は必要で。

それを壊すと。支援費制度失敗の繰り返しで。

そうなると。一般財源化でしょう。

障害福祉自体が。

「地方分権をすすめる」という詭弁のもとに。

そうなると。永遠に地域福祉にならない地域が
できるでしょうね。きっと。

おおこわ。
Posted by とえだ at 2010年03月22日 21:22
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社会構造の問題やないのかな
Excerpt: とえだ氏の昨日のBLOGを読んでいて、そっか、政権が変わって、こんな感じでみんなが勝手に思っているんや。。。って、変に感心してしまった。 将来廃止と当面凍結か。 全然、違いますもんね。 いま..
Weblog: とみたの大耳・小耳(改)
Tracked: 2010-03-11 13:04
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