2010年04月22日

まったく同感です。自立支援法:毎日新聞社説の巻き

障害者自立支援法違憲訴訟の和解について

毎日新聞の社説。まったく共感する内容が今日の朝刊に載っています。


http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100422k0000m070123000c.html

訴訟の和解記事はこっち。

http://mainichi.jp/life/health/news/20100422k0000m040073000c.html


日払いを月払いに戻せとか。地域格差をなくせとか。

原告団だけでなく、国民全体も。

それらの内容を国が認めた上で、和解したと思い込みましたからね。


さすがの山井政務官。「検討する」と答えるにとどめたようですが。。。

もはや手遅れ。

今後の新法議論に、重いおもい足かせを自ら抱え込みましたね。


例えば、日割りを月割りに戻す話。

自立支援法議論の時の、日割り月割りについての僕の意見です。

http://hiromoto.seesaa.net/article/58886787.html


同じような考え方を持っている人は。

おそらく毎日の社説を書いたであろう野沢和弘さんを含め。

何人も、新法の専門部会の委員にいますよね。


そうだとして。議論の前に。

月割りに戻すという条件提示をしている人達に。

一国の総理が直に認めたような演出までして、和解した訳ですから。


その先は、どうなるか。。。誰でもわかるでしょう。。。


僕は。どうも誤解されているようですが。

自立支援法にも、いろいろな問題があるのはわかっているし。

そうだとして、改正案を早くやれと。

そうすれば、たちまちの問題は、解決するだろうと。

そう言っているわけです。

少なくとも、負担の問題などは解決しますからね。


それで、収まるものを。また、蓋をあけてしまって。

右から左ではなく。極右から極左みたいな。

すごい極端な人まで意見を正式に聞いて。


何かを中心軸にまとめあげた時に。

左右から大きな不満が渦をまくとして。

それを押し切るだけの安定した政治状況があるのか。

それを心配しているわけです。


そうだとすると。新法議論はそれはそれでやるとして。

今の法律を粛々と良くし、地域福祉の実態を着々を進めるべきだと。

そう言っているだけなんですよ。だけなんです。


むそうでも。


団塊の世代が、どんどん介護負担に耐えられなくなってきています。

ケアホームを増やさないといけないけれど。

家賃補助もない、運営費が夜間支援をするのにそぐわず低い。

そういう問題が解決できていない。


札幌のグループホーム火事で、緩むかに見えた消防法の適応など、
ホームへの様々な規制が、また、厳しくなりそうだ。

そうだとして。どうするのか。

日々、眠れない位悩んでいるんです。一経営者として。


親御さんの、障害当事者の年は、政治や制度の混乱に関係なく進みます。

リアリティのある対策と議論を。お願いしたいと言っているんです。


幸い、民主党が責任のある与党として。

自公の出した昨年7月の自立支援法改正案を下敷きに。

何らかの対策をする準備をしているようです。


そうだとして。元々予定されていた平成24年3月末での。

自立支援法の大幅見直し。これはこれで、しっかりやるべきでしょう。


毎年まいとしのリアリティのある対策(自立支援法の改善)と。

夢のある、障害福祉の矛盾を解決するような新法と。

両方をやればいい。両方やるべきだ。


そうだとすると。新法は急がない方がいいと思う。

理念の確認から。もっとじっくりやればいい。


僕は、そう考えているのです。
posted by toeda at 13:01| 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本論からは外れますが。

たぶん多くの人が、
戸枝さんが「日々、眠れない位悩んでいるんです。一経営者として。」
なんて考えもしていなかったと思います。

とてもおごり高ぶった言い方に聞こえることを自覚して書きますが。
一自閉症支援者として、毎回支援の組み立てにはとても悩むし、いつもドキドキしている。
と、誰も信じてくれません。
「あなただからできる」
「だれもそこまでできない」と平気で言います。
そして、
だれも、とことん寄り添おうとはしません。

戸枝さんだからできる。
だれもそこまでできない。
と思っていて。
そして、
だれも、そこまで本人、家族、スタッフ、そしてスタッフの家族のこと、地域の人たちのこと、社会全体のことを、考え行動しようとはしない。

それぞれの立場で、
できることとできないことがあるのは当然として。
でも、それぞれの立場で、
日々眠れないほど考え行動することにチャレンジすることが、
脳にとって快刺激となるような、仕掛け(育成)をしていくことが必要なのかなと、思っています。

大変なこと、難しいこと、面倒なことに脳を使うスイッチを入れることができるように。
そして、そんなふうに脳を使ったら、「やった!」「おもしろい!」と思えるような。
そんな脳の可塑性と耐性とエネルギーを持っているのが、若い人たちなんだろうと。

北海道のGHの火事のニュースに気づく。
今日の社説に気づく。
それが、自分たちにとって、どんな関係があるのかに気づく。
そんなアンテナを張っている人は、世の中にそうそういないのだと思うけれど。

それでも、発信していくこと。
それでも、伝えていくこと。
を、あきらめない戸枝さんは、えらいなぁと。
長くなりましたが、「励ます方向で」のコメントのつもりです(^^;
Posted by やまぐち at 2010年04月22日 22:13
やまぐち様>寝る前に。う〜んと考えながら寝て。

寝ながらうつらうつら考え続けて。

寝ている最中とか。
朝、歯を磨いている時とかに。

閃くように、結論が出ることが結構あります。

起きている間は、誰かしらと一緒なので。

ひとりになる寝る時間に思考するのかなぁ。


まあ。えらくはないですよ。

伝えたい想いがあるから。

勝手にやってるだけで。
Posted by とえだ at 2010年04月23日 14:09
閃いたときの、そうかぁ!とか、おしっ!というような達成感のような感じ。
それを経験すると、脳が喜ぶ気がします。
で、またチャレンジする。。。

私は、人と話をしているときの方が、あっ!そうか!と思い。
その後ひとりでせっせと形にする感じです。

戸枝さんが閃くことはとても大切なことだと思うので、寝る時間、確保してください!

Posted by やまぐち at 2010年04月23日 16:09
やまぐち様>そうなんですよね。

僕は、閃くのが一番大事な仕事だと思います。

ので。スタッフと一緒に起きて動かないとという
生真面目さをうつとともに捨てました。

毎日。自分のベスト睡眠時間の8時間は絶対寝る。

相当、かたくなに、この2年間はそれを守っています。
Posted by とえだ at 2010年04月25日 14:39
戸枝様 3月には研修やスタッフ見学に大変お世話になりました。戸枝さん直々に見学案内をしていただき、スタッフはカンドーして帰ってきました。ありがとうございました。私も次の機会には伺いたいと思います。

また事業計画関連研修のご案内もお待ちしています。

毎日残業が当たり前になっている・・もはや残業や労基法などの概念がそぐわない「地域支援」の現場にいて、でも法人の一職員なので、(お金が出ているわけでの無いのに)残業が多いから、そろそろレッドカード出すよ!と言われていたりします。それに比べ戸枝さんは寝る間も考え続けている。なんと同じ業界で働く管理職として隔たっていることか。そんな人が月割りを主張しているのでがっかりします。個人的にはやはり日割りでしょう。
地域移行したご高齢の利用者は、仕事は週2回と自分で決めて他の日は移動支援などで自分らしく暮らしています。移動支援で両親の墓参も自由に行けるようになり喜んでいました。

GHの火事は間違いなく障がいGHの進みを今以上に遅くするでしょう。支援のあり様が課題であって、すべてがハードの課題にされてしまうのもとても困っています。おかげで、新築GHCHはスプリンクラーまで付けました。これもお金がある法人だからできたことです。

多くの人が戸枝さんの力をまだまだ必要としています。睡眠時間・自分の時間を守りつつ、新しい構想を発信してください。  
戸枝さんみたいにず〜と考え続けていないけど、東でもちょっと頑張ります。
Posted by ほんだきみえ at 2010年05月02日 13:54
ほんだきみえ様>こんにちは。(^.^)/

うちも。いつだか、スタッフが冗談ぽくですが。

「利用者の方が。ふつうの暮らしっすよ」

と。言われてしまったことがあって。


そうだなぁと。障害のある人のふつうの暮らしを
追及して、スタッフがふつうでないのはまずいと。

まず。週休2日完全取得を目指し。それはほぼよし。

今年は。事務所を21時には完全閉鎖と決め。

スタッフのふつうの暮らしを目指しています。


地域生活支援だから、過重労働当たり前では。

続かないし、頑張る人の順に倒れて行きますからね。


まあ。管理職は、大変ですが。。。

今年の新人なんかは。完全週休二日で。

残業もほとんどなく。さわやかに帰って行きますわ。


僕は。ライフワークと思って仕事をしているので。

別に。つらいとかないですね。仕事をずっとして。

大変さも楽しい。高いレベルに挑んでいるようで。

それを。他人に求めちゃいけないのだと。

そう思うようになったのが。

僕の経営者としての成長なのか。

福祉職人としての妥協なのか。わからないけれど。


はっきりしているのは。

福祉職人的に突き詰めた徒弟制を僕に求めている
職員は、むそうにいないということでしょうかね。

まあ。それならそれでいいという感じです。

成長かなぁ。妥協かなぁ。むうう。

東京のホームは大変ですよね。

マンションでホームやるとかなると、借りた部屋
以外もスプリンクラー設置でしょ。

そんな負担を誰がするのさって感じですよね。
Posted by とえだ at 2010年05月07日 13:15
きれいごとじゃなく、私は利用者に支えられて仕事ができています。私が失敗しても、時にじゃけんと思われるような態度をとっても、彼らはいつも許して受け入れてきてくれました。苦情だってたまにしか言いませんでした。だからこんなに続けてこの仕事をしてこれたと思っています。それで少しはお返しできないかと今は思って働いています。そして私自身は、いろんな仕事を結構楽しんでやれてます。

仕事は、長時間働きへろへろになって、離職者を増やすのはもちろん良くないのです!!でも個人的には、それくらいの根性入れてやってみようよ!と言いたい・・・こともあります。(けど言ってません。。。立場的に)

枠を決めて仕事をするのは大事です。見通しがなくちゃ、がんばりも永遠には続かないからね。地域支援の先駆者たちが働きすぎで、美しく見えるのですが、これからの人たちはそんなんじゃついてこられないから、労基法に沿って働いてもらうようにするやり方を考えていきます。年度目標にあげて取り組むのはいい案です。まねしてみようと思いました。

GHの消防設備は、お金のない利用者に負担を強いることはできず、かといって事業者も大変なところが多いでしょう。普通の家には(我が家も)スプリンクラーも自火報もありません。
なんでこんなことになっていっちゃうのかな〜
Posted by きみえ at 2010年05月12日 20:16
きみえ様>そうは言っても。

ひとりで何人も丸め込んで介助する前提での
介護報酬設定だし。

まじめに障害のある方と向き合う事業所ほど。

大変な労働になり。貧乏になり。

本当に理不尽ですよね。

僕も。「根性ない奴は、いなくなれやぁ!」と。

大声で叫びたいが。。。

確かに言っていません。立場的に。(^_-)

Posted by とえだ at 2010年05月12日 22:42
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