2010年05月07日

佐賀特区続報:単身者・法人も公営住宅が利用できる!の巻き

佐賀提案:公営住宅をホームとする特区

平成22年度全国展開という。驚きのスピード回答のようです!


このBlogを見て。意見を送って下さった方に。

国土交通省から、↓のような丁寧な返信メールが送られてきました。

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Subject: 「構造改革特区推進本部についての御意見・御質問」について


お世話になっております。
内閣官房地域活性化統合事務局で
国交省関連の特区の担当をしております岡崎と申します。

先日は当事務局宛に「構造改革特区推進本部についての御意見・御質問」を
頂き、ありがとうございました。

本日、特区提案に対する規制所管省庁の回答をホームページにアップ
させて頂きました。

佐賀県提案の「公営住宅福祉利用促進特区(公営住宅の福祉利用を進
めるための応募資格の緩和)」については

「B−1(平成22年度中に全国対応)」回答になっておりますのでご
確認願います(下記URLのP7ご参照)。

※国交省回答
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kentou/100430/kokkou_k.pdf

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措置の分類 B-1 というのは。

全国展開を図るものということです。↓に解説が。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kentou/100219/


この内容を読み込むと。間違っていたらごめんなさいですが。


・所得制限・住宅困窮度などは、他の人と同じように勘案するけれど。

・社会福祉法人などが公営住宅をホームで利用できるようにするよ。

・対応策がすでに明確な案件なので。どうすれば良いのかという指導
 を文書にして平成22年度中に、全国の自治体に示すよ。

・今まで、親族がいないと身元保証ができないということで入居を制限
 してきた単身の人も公営住宅を使えるようにするよ。


ということでしょうね。


公営住宅でのホームの法人運営が可能になるということも大きいですが。

ホームレスや生活保護世帯で単身の方が公営住宅を使えなかった問題が
解決することも、すごく意味があると思います。

3月2日2時30分配信 毎日新聞.pdf

特別支援学校出て。一般就労して。

不況や本人の老化で職を失い。

もう、親もいない、帰る家もない状態で社員寮出されてホームレス。


こういう知的障害の人って。すごい数いるんじゃないでしょうか。

発達障害の人まで含めてって考えたら、それこそ。。。


就労支援だけやっている福祉の人って。

彼らの将来保障というのか、生活支援をどう考えているんだろうと。

最近。とても疑問に思うのですが。

誰かが何とかすると思っているのか?必要性のイメージ力がないのか?


そういう宙ぶらりん状態の人を公営住宅が救えるとすると有難いです。

各地に大家さんが理解のある「生活保護アパート」と呼ばれるものが
ありますが。

やっぱり家賃はそれなりにしますからね。公営の方が安いですよね。


公営住宅がこのような展開になるとすると。

次は、その弱い者が集まる暮らしぶりを支援する仕組みが重要に
なってくると思います。


公営住宅暮らしバックアップセンターみたいな。


配食サービスあって。コミュニケーションの場があって。

福祉サービスや相談支援があって。

金銭管理なども必要に応じてして頂けるみたいな。


そもそも。高齢化を迎えている公営住宅や公団住宅みたいな所の生活支援は。

自治会の互助努力や、その役職者のボランティア的関わりでは包み込め
ないレベルで困難なケースが増えています。

後は。公営住宅ですから。そこに障害者など福祉的な対応が必要な人が
暮らすということへの。

住民全体との合意形成をどうやってするのか。

反対運動などが予想されますからね。そこも大きな課題でしょうね。


NPO法人ふわりのコンテンツで。そういう合意形成の研修がありますが。

これらをグループ法人全体で、しっかり勉強しないとと思います。


これから。

老後を潤沢な蓄えで迎える人なんて、ほとんどいなくなるでしょうし。

それでも、人間としての尊厳を護られる具体的な仕組み。

それが、障害福祉から提案されると素敵ですよね。


そんな期待を抱く。佐賀特区全国展開のニュースでした。
posted by toeda at 11:55| 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やっぱり、戸枝さんが解説&コメントしてくださると、わかりやすいし、やるべきことがはっきりします。ありがたいですねぇ。。。

>就労支援だけやっている福祉の人って。
>彼らの将来保障というのか、生活支援をどう考えているんだろうと。
>最近。とても疑問に思うのですが。
>誰かが何とかすると思っているのか?必要性のイメージ力がないのか?

誰かが何とかする、というより、私たちの範疇ではない、という明確な線引きを感じますね。
必要性のイメージ力がないのではなく、イメージする必要性を感じていない。
この件では、このところ、呆れてものも言えない会議続きで、思い出すだけで腹が立ちます。。。

あ。
最近、リンクフリーのように、トラックバックしていて。。。もし、よろしくない場合は、はっきり言ってやってくださいね。
言われないとわからないK.Y.(イニシャルですよ!)なので(^^;
Posted by やまぐち at 2010年05月07日 13:26

「解説以上の解説」ありがとうございます。

自分も市営住宅に住む身ですので、
もう障害福祉のことだけやっていればいい時代ではないと実感しています。

『「地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」が
今国会で可決されれば、

「入居者資格のうち同居親族要件を廃止すること」について、
法律で規定されることになるので、

「入居者資格のうち同居親族要件を廃止すること」については、

法的拘束力を持つことになる予定。』だそうですので、

公営住宅でサービスを受けながら、
ゆっくり1人暮らしをすることもできそうですね。
Posted by ながた at 2010年05月07日 20:28
とえだ様

公営住宅の可能性が広がったことは素晴らしいですね。
「地域福祉」の本来の姿はこのようなことだと思います。
これから、障害福祉の枠だけでなく、多くの可能性を模索できそうですね。

Posted by ナガノ at 2010年05月08日 07:07
やまぐち様>リンク大丈夫ですよ。( ^^)

僕も最近。会議のための会議にはうんざりしています。

何とか理由付けて、そういうたぐいのものには参加
しないでいいように生きて行きたいのですが。。。

年を重ねるとそういう訳にもいかなくなってきて。

うんざりです。

ながた様>そうですね。公営住宅というインフラ
が空いているうちは。ですね。

規制緩和されれば。どっと人が入るでしょうからね。

本当に。世界的にホームレスがこんなに少ない
地域は、そうそうないという幸せを。

実感できない島国ですが。

これから来る、難しい時代には、うっかりすると
すべての人が住まいを失う可能性を持ちます。

すでに、そうなっている現実もありますよね。

どうしたもんですかね。

ナガノ様>そうですね。

それと同時に。狭い専門性に固執している。

旧来型のセンモンカは淘汰されていくでしょうね。

スペシャリティーの高いゼネラリスト。
という無茶な要求に応えないと、地域福祉は難しい。

まあ。マネジメント的な立場になろうとすれば
ですけれどね。

あ。それに気付いているから。

楽園を護ろうとしている人が多いのか。(^_-)

Posted by とえだ at 2010年05月10日 21:19
コメントありがとうございます。

スペシャリティーの 高いゼネラリスト素晴らしい言葉ですね。支援費・自立支援法以降の福祉現場では求められる資質だと思います。措置の構造では必要なかったと思われます…そのようなセンスの持ち主はきっと活きにくかったのだろうと推測します。

福祉においてのスペシャリティの高いゼネラリスト。同時に大きなジレンマも抱えてしまうように思われますが…地域で 障害者の方を支援するということは・旧来の福祉から一歩踏み出すということは スペシャリティの高いゼネラリストが必要不可欠ですね。
Posted by ナガノ at 2010年05月12日 08:04
ナガノ様>まあ。その人材が福祉から出るのか。

福祉じゃない出身の人が福祉を飲み込んで出るのか。

僕は、後者ではないかと思っていますけれどね。

ふわりグループは。

組織ごと、後者の存在でありたいと思っています。
Posted by とえだ at 2010年05月12日 22:44
とえだ様

コメントありがとうございます。

前回の書き込みは操作ミスがあり、コメント無しの書き込みがありました。申し訳ありません。

福祉分野以外の方が これからの福祉を引っ張って行く可能性は高いように想うことはあります…。
施設で働いている身としては、複雑な心境です。
特例子会社で雇用を勧めている方などの話しを聞くと…支援員としての至らなさを痛感することがあります。

細かいことですが…まずは現場として自分自身の支援、担当部署コンセプト、地域の福祉サービスの質や量を改めて見つめ直すことから、始めたいと思います。

Posted by ナガノ at 2010年05月15日 06:46
ナガノ様>そうですね。

千里の道も一歩からです。(*^^)v
Posted by とえだ at 2010年05月27日 18:05
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