いやぁ。良かった。参議院前に通過していれば、より良かったけれど。
参議院で民主党が過半数割れ。衆議院では、民主は2/3以上の議席を持っていない。
自公政権の時は。衆議院で2/3持っていましたから。
参院で否決されても。衆院で可決出来た訳ですが、それもできない。
連立を組まないと何もできないけれど。
参議院選までの乱暴な国会運営で民主党には、誰も手を貸さないでしょう。
どう、民主党が乱暴だったのかと。
改正自立支援法案がどうして成立せず、どうなるのかについて。
NPO法人ふわりの機関誌「ふわふわ」に特集していますので、どうぞ。
改正自立支援法関連ページ内容 http://fuwari.tv/fwfw/sienhou32.html
この特集があるふわふわ http://fuwari.tv/fwfw/ (2010年6月号 キツネの表紙です)
国会を1日開くと3億5千万かかると聞いたことがある。
事業仕訳で。数100万単位まで。必要な事業も含めて仕分けたのに。
民主党の輿石参議院会長は。
自分の選挙を菅総理になっての支持率ができるだけ高いうちにやりたいがために。
国会を開かずに。衆議院までの議論も経費も水泡にして。改正自立支援法も葬り去り。
選挙に一直線に進んだ訳です。
改正自立支援法が通過していれば、今年度中に補正が組まれ。
バーンアウトしそうな相談支援体制が補強され。
子どもの放課後支援予算が増大し。子どもの育ち環境が改善し。
何より、グループホーム・ケアホーム利用者に家賃補てんがされ。
地域生活支援が大幅に進んだのに。党利党略というより、個人的思惑が優先されたのです。
昨日。選挙の投票日に関わらず。
改正自立支援法案の提出者となられた、民主党の園田康博衆議院議員が。
園田康博代議士HP: http://homepage3.nifty.com/yy-sonoda/
岐阜から往復8時間かけて。わざわざ1時間足らずの登壇時間のために。
四国:香川の障害団体の勉強会に来て下さいました。
「障害団体の皆さんが今後どうなるのか心配されていると思うと、投票日でも何とかと思って」
本当に。真剣に障害のある人とその関係者を想いやっている。素晴らしい国会議員です。
こういうきちんと汗をかく、若い民主党議員もいるのですが。
古い人達がどうにもいけない気がします。
園田さんは。秋の国会で、改正自立支援法案を自公とも話し合って、
再び提出したいと明言されていました。
(園田さんは、次の制度ができるまでの法案と位置付けていました)
新しい制度ができるまでのタイムラグの間にも、やるべき対策は打つという現実主義者です。
ここを、一部の障害団体が、自立支援法憎しだけの想いで、反対している訳です。
経緯や内容いかんに関わらず、何にしろ、障害福祉が増進することが間違いないのに反対。
ファックス攻撃で、民主党国会議員の特に1年生厚生労働委員をビビらせる。
彼らの真意は何か。彼らは何に動かされ、何のために動いているのか。
真に障害のある人のためでないことはバレバレですよね。
民主党が本当に、責任政党として。
実現性のある国民の生活を良くする対策を打ち出せるのか。
その不安にイエローカードが出たのが、この参院選の結果だとして。
レッドカードに出されないためには。
「リアリティのある確実な政策実現を望みます!」そこが民意だとして。
この改正自立支援法案は。民主のみならず、自公も賛成ですから。
空転して、何も残せない国会だからこそ。真っ先に扱われるでしょうね。
来年春には。改正自立支援法がある障害福祉になっていることを強く希望します。
虐待防止法とハート購入法も忘れずにお願いします。
また、障害福祉の制度改革推進本部の流れは。
これで、完全にストップするでしょう。
まあ、議論は続けるのでしょうが。今の方向性と政治状況では。
この議論の流れで、国会に何を提出しても通らないと思います。
そうだとすれば。根っこから障害制度をひっくり返すという野心的な想いは一度しまい。
自立支援法に問題があるならあるで。当分この制度で行くしかないのだから。
より良くする現実的な議論と取り組みをしようではありませんか。
また、この流れの。国連の人権条約批准を目指すという方向性は間違っていませんから。
自立支援法廃案に変にこだわったので順番がおかしくなっているので。
ここで一度、腰を据え直し、時間をかけてじっくり。「合理的配慮とは何か」を。
この国の中で。障害別に。社会生活全般の中で細かく。しっかりと整理しませんか。
何が障害なのかを整理して。初めて制度論が語れるはずだし。
その整理は。相当の研究・議論がいるし。まとまれば、既得利権を剥がれる障害者も出るし。
そんな短時間ではいかないことだとして。腰を据え直した方がいい。
この整理が。介護保険制度も含めた介護分野全般の整理統合が必至の社会保障改革に。
備える一番大切な段取りだと思いますが、いかがでしょうか。
個人的には。改正自立支援法さえ通れば。
当面の間は、何とか地域福祉を増進していけると思っています。
まずは、そこを目指して。当分の間自立支援法が続くことを確認して。
団塊世代の介護負担の限界をどうするのかという差し迫った課題があるのですから。
地域生活を選んだ障害当事者の高齢化・重度化という課題があるのですから。
地域生活支援を仕事にした若者達の結婚退職などが現実の問題にならないように。
粛々と。地域福祉の増進に力を注いで行きたいと思っている今日の朝です。
選挙の結果も含め、そうだろうと思ってました。
今回の選挙の結果は、「夢だけじゃダメなんだろ?やっぱり」という結果だと思うんです。
現実的な策も含め、ちゃんと今の実情を見つめないとダメじゃんって言う結果だと。
ただ。
それでも、選挙そのものは消去法でもあったと思うんですね。
野党を押したのではなく、こっちが良くないから仕方なくあっちという。そんな感かなと。あ、この発言ってマズイですか?
その現実策として、当面の策としての改正案。
障害福祉に限らず、今の日本の現状として、どの分野でも大きく前進する面ってそんなにないと思うんです。大きくは。マイナーチェンジを繰り返していくんじゃないかという感じで。
でも、だからこそ地域独自の中で、地域密着で細かくニーズに応えられる地域にするか。
元気のない地域を支えるための大きな国施策は絶対に必要ですけど、元気のある地域に独自のカラーをどんどん出せる国施策も必要だと。
数では表せない小さなニーズにも何とか応えようと考えられる地域に。できるかできないかは現実にあるとしても。そういう地域にできればと。
なんか。収拾つかなくなってきたのでこの辺で。
消去法ですよね。それで一番得したみんなの党。
自民党も。支持者が返ってきたんじゃなくて。
大きな変革を諦めて。元鞘に収まった。
政治に絶望しかけている、と考えないと。
改正自立支援法。
この秋の国会で。参院選前に、成立するはずだった
のだから、って感じで。
再提出で、スムーズにいかないとすると。
もう、当面、改正自立支援どころか。
障害福祉自体の前進はないでしょうね。
次のチャンスは。
消費税上げのタイミングか。
介護保険など社会保障の介護分野全般の見直しの
タイミングになっちゃう。
そうなると。大連立でもあればいいですが。
なかなか、そうならないとして。
当分、障害福祉の改善そのものが棚上げでしょうね。
自立支援法の頃は。
地域格差を生むという問題にノーだったので。
地方分権の流れで障害福祉の地方の裁量にする
ことに反対の立場でしたが。
最近、すっかり、それも仕方ないかと。
仕方ないというより、突き抜けた地域が出来て、
初めて、そうでない地域も変わるかと。
規制規制で独自の取り組みをまるで不正でもして
いるかのように叱られる今の福祉の窮屈さをみる
につけ、地方分権派に傾く僕です。
まあ。そうなったとして。
厚労省の規制規制より。
愛知県の方が、規制規制としては、ダメな感じ
なのを何とかしないといけませんがね。(*^_^*)