3年で離職が当たり前の職場からやりがいの職場へ。
北海道の福祉現場を変えて行こうぜ!という意欲的な事業。
それが。
「福祉・介護人材サポートネットワーク構築事業」
これは、道の事業で。
北海道庁福祉局福祉援護課HPより
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/feg/jinzai/jinzai_snkoutiku.htm
北海道医療大学が委託を受けています。
北海道医療大学HP
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/
これが、事業の概要
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~gakumu/snw/zentai/zentai.html
ようするに。福祉の現場を元気にするとして。
@まず。福祉系大学の進学率が大切。
なので、小・中・高校生に福祉の現場を知ってもらうイベントなどを仕掛け。
Aそのイベントを福祉系大学の学生が主体になったネットワークチームが
運営し。
Bその大学生の中から、街づくり的な福祉をこのまま職業にしたい!と
思ってくれる学生を見い出し。
Cその学生が、働いてくれた職場で生きいきと働き続け、キャリアアップ
できるようにフォーローアップしちゃうし。
D何だったら、自分で起業したい!というところまでフォローしちゃうよ。
という。壮大な社会実験なのです。
北海道でも。いくつかの地域では、すでに福祉人材の確保が困難になって
いるようです。
福祉系大学の進学率が下がっているからです。
この北海道の事業を仕掛けている。
NPO法人当別町青少年活動センターゆうゆう24で、
ゆうゆうHP: http://www.yuyu24.com/rinen.html
活動している北海道医療大学の学生達と飲みましたが。
みんな、口々に、ゆうゆうは楽しい。憧れの職場だと言います。
彼らをサークル化し、それをゆうゆうのスタッフがスーパーバイズし。
自発性を大切にしながら活動してもらい、まさに場の力で学生を育てる。
北海道医療大学も、ゆうゆうを全面的にサポートしている。
知多で、僕が日本福祉大学とやりたくてできなかった関係を。
本当に見事にやり遂げています。素晴らしい!
このゆうゆうと北海道医療大学の関係を。
札幌の事業者と北星学園大学。
北星学園大学HP: http://www.hokusei.ac.jp/
旭川の事業者と旭川大学。etc・・・と広げ。
旭川大学HP: http://www.asahikawa-u.ac.jp/
さらに、大学進学前のアプローチを大学が学生募集で頑張るだけでなく。
福祉の現場も自分のこととして、参加して行くという構図。
これ位やらないと。
福祉の人材確保が難しくなっていくのは少子高齢化社会では当たり前だとして。
それを、ダイナミックに。
しかも北海道庁の事業として動かし出したということが。
本当に意義あることだと思います。
僕は、2年間。年に数回数日ですが、北海道に通い。
主に、働き始めた職員達のキャリアアップをお手伝いする予定です。
これが、僕がお手伝いする研修の案内。
福祉事業所のコンサルをやるインストラクターの研修。
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~gakumu/snw/pdf/snw01.pdf
まあ。5年程度の経験となっていますが。
僕達的には、現場経験があれば、もっと短くても。
場合によっては、センスのある人なら学生でヘルパーやっているとかでも。
可かなぁ。ぜひ、一緒に勉強しましょう。
今後の展開が楽しみになった。夏の北海道でした。
福祉人材難。
僕は自分たちで自分たちの首を絞めてる面もあると感じてるんです。
福祉=大変
福祉=低賃金
その他もろもろ・・・。
確かにそういう面もあると思います。僕は、それを否定するわけではなく、同調するという立場でもあります。
でも。
そういうことを強調しすぎて福祉離れっていうのもないのかなと。
「福祉の仕事って大変よね〜。大変な仕事をされてるわね〜」って。
この対岸の火事的な発言を。福祉側が認めちゃってる部分もあるんじゃないかと。地域の中でいつまでたっても対岸の火事。私には関係がないと言うことを。
で、何かが足りなければ行政責任、国家責任。
もちろん。国の施策がこのままでいいわけがない。まだまだいろんな面での改善を求めていくことは必要だし。
でも。自分たちで工夫をすると言うところまで。責任を押しつけるのはどうかと思います。
本当にやれるところをしっかりとやって。その上で、責任追及をしたい。
福祉が低賃金、重労働だという言葉がひとり歩き
するとして。
それを、国に訴えて、介護報酬をアップさせると
いうことなら、有効なアピールでしょう。
でも。
僕達のように、企業に負けない優秀な人材を採用
して、介護報酬以外にもきちんと収入を得たいと
考えている者達にとっては。
そのアピールは人材を遠ざける、最悪なものに
なったりする訳です。
僕は。
すごい楽しいよって。
頑張れば給料もちゃんと貰えるよって。
若者達に。そういって、アピールして行きたいと。
常々思っています。
そして、価値のある仕事を地域の人々が認めた
時には。
「あいつらの待遇をもっとアップさせろ!」って。
僕達じゃない、周りの人達が言い出したりして。
そうやって、福祉の仕事がより価値のあるものに
なったらいいなぁって。
まさに、夢想しています。