2006年09月18日

息も絶え絶えに・・・の巻き

台風に巻き込まれるところだったぁ。

この週末は、群馬で国立のぞみの園のセミナーをして、佐賀フォーラムへ。

帰り。長崎のおじさんが亡くなったので、寄りたかったのですが、
無情にも台風で電車がまったく不通。

とてもお世話になった人なので、どうしても長崎に行きたかったのですが、
断念しました。

唐津から車で送って頂き、福岡空港から飛行機に飛び乗りました。
僕が乗った飛行機から5分後はもう欠航。本当に間一髪でした。

ウッドペッカー飛行機.jpg

大好きなウッドペッカーの飛行機が福岡空港に止まっていました。

今日。佐賀フォーラムを主催した方から連絡があり、その方の家も瓦が10枚
位飛んでしまったとのこと。本当に強い台風だったようです。

地域生活支援事業は、かなり面白くなりそう。

群馬は、愛知県半田市、高浜市、滋賀県湖南市、埼玉県東松山市という
福祉先進自治体と呼ばれる自治体の福祉関係の職員の皆さんから自立支援法
の対応を話して頂き。

佐賀は、佐賀県内7つの自治体の市長さんにやはり自立支援法への対応を
話して頂き。

僕は両方とも、コーディネーターを務めさせて頂きました。

どの自治体も、さすがだなと思ったのは、自立支援法の要が相談支援体制と
地域自立支援協議会にあるということをきちんと見抜いていること。

佐賀県小城市などは、3障害対応の障害者の総合相談支援センターをこの
10月から始めるとのこと。

群馬の参加自治体、佐賀の参加自治体の中で、すでに実施している東松山、
高浜を始め、半田市、唐津市などが3障害の相談支援体制の一本化のみなら
ず、介護保険の包括型支援センターと障害の支援センターの一本化もすで
に構想している様子でした。

地域の中の生活は、家族での暮らしが、今はまだ、多数派です。

そうなると、もちろん、その構成員個々人の個別支援計画を作るのは大前提
ですが、それを付き合わせて、その家族の相関関係などの中から、家族支援
計画も作らなければならなくなります。

その際に、できれば、同じ場所に、それぞれの専門家がいた方が、手続きも
スムーズに行くのではないか。それが、まさに総合相談体制を作ろうとして
いる自治体の考えていることです。

学校の特別支援教育コーディネーター、就労・生活支援センター、発達障害
支援センター、子育て支援センターなど、行政の縦割りの弊害で、バラバラ
に「支援センター」と呼ばれるものが次々にできていますが、僕は、あまり
よろしい状態だと思っていません。

とりわけ、小さな街では、これらを合体させて、スケールを作らないと、
ひとりの職員の専門性の高さ如何で、その街の相談支援の質が決まってしま
います。

佐賀などは、さらに、市町村合併もあり、どの自治体がどのように広域連合
などを使って相談支援体制を作るのかという課題もあるようでした。

これも、愛知などはまったく県が主導権を握って、障害保健福祉圏域毎での
自治体の協働を誘導できなかったのとは対照的に、佐賀は、なんだかんだと
言っても、県が先にイメージを市町村に提示しているので、上手に協働が
できているように思いました。

これからは、地方自治体のクリエイティブ力(創造力)が問われます。

国は何も指示をしてくれないどころか、場合によっては、その地域の実情に
はまったくそぐわない方向性を示して来るかもしれません。

それに対応して、自分の地域の自治をきちんと創造できる行政マンが必要です。

クリエイティブ行政マンがいるか。それを育て、サポートする市民がいるか。

地域生活支援事業がどうなるのかは、まったく、それ次第ですよね。
それぞれの街の方向性が出揃う10月1日が楽しみですね。

佐賀は、やはり、古川知事がすごい福祉に力を入れているのも大きいです
よね。リーダーの資質がこれからの地方分権の時代には、大切だと痛感し
ます。

ご多忙でしょうに、佐賀のフォーラムには、古川知事は、出演はもちろん、
交流会にまで、必ず、参加されます。

若いし、頭がいいし、人当たりがいいし、謙虚だし・・・
いろいろな知事さんにお会いしましたが、僕は、古川さんのオーラは、
お会いした知事さんの中でも1,2を争うすばらしいものに感じます。

ああうらやましい。

愛知にも、誰か、いい人いないでしょうかね。絶対いると思うのですが。
大愛知ですからね。

福岡空港まで、厚生労働省の藤木企画課長と伊原(前)企画官と
ご一緒しました。


お二人に、「なんか、佐賀の市長さん達、きちんと相談支援体制作って
いてすごいですよね。自立支援法がなかったら、なんだかんだと言って
も、相談支援体制ができないまま過ぎた自治体が多いと思うと、えらい
批判されながらも頑張った甲斐があるというか、感慨深いでしょう」
と投げてみると、

「介護保険でもできなかった、施設制度を含めた根っこからの仕組みを
組み替えたのが自立支援法だとすると、今ある不安と混乱は、国の説明
不足も含めて申し訳ないと思うけれど、必ず、障害のある方の住みやす
い地域作りに繋がっていくと思う」

「その確信を、佐賀の人達から強めてもらえたようで、うれしいよね」

とおっしゃっていました。

さらに、台風に絡めて。

「新潟の地震の時、小千谷市などに阪神淡路の震災でお世話になったからと
言って、兵庫の人達がたくさん救援に行ったんだって。

 その人達が、口々に行っていたのは、阪神淡路と比べて、新潟の震災で
は、高齢者の生存確認がとてもスムーズに行ったってこと。
 介護保険制度ができて、ケアマネージャーの仕組みがでて、地域で暮ら
しているどの高齢者にもケアマネージャーという常にその方の生活を気に
している人ができたことが原因だって。

 阪神淡路の時には、介護保険制度がなかったから。地域で孤立していた人
の生存確認ができなかった訳。

 今回の新潟の震災でも、地域で暮らしている障害のある方の生存確認は、
依然として大変だったらしい。そういった現状を、自立支援法の相談支援体
制が整い、常に障害のある方の生活を気にかけている住人をケアマネージャ
ーとうい形できちんと作ることで変えていきたいよね。

 障害のある方がいることが、きちんと位置づけられている街作りをこの
法律でして欲しいよね。」

 台風や震災などで被害を受けた時、本当に大変なことになったときに、
その地域の福祉力が真にためされるということを頭の中でぐるぐる考えなが
ら、車の窓の外の福岡の街を眺めていました。

 自立支援法が好きだと、僕は一貫して言ってきました。

 厚生労働省の人達や、仕組み作りに関わった人達の想いをきちんと受け止
めて動き出している地域がたくさん出てきているという事実が実感され始め
て、ひどい迫害にも似た扱いに精神的に耐え抜いたこの2年を前向きに考え
られるようになってきました。

 一方で。この機会に障害保健福祉予算を減らそうと思っている自治体も実
はたくさんあるのです。

 自立支援法は。自分にとって、良い法律なのか、悪い法律なのか。

それは、自分の動き次第なのだと思います。良い法律にも悪い法律にも、
することができる法律です。
 













posted by toeda at 14:32| 🌁| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新体系移行の件で、県の窓口に問い合わせをしてから1週間。返事がないので電話したら「まだわかりません」
頭に来て、厚労省のT氏にお電話。夕方にはお返事をいただきました。。。

サービス管理責任者国研修が終わってすでに・・・約2週間。
まだ終了後の打ち合わせを招集しない県担当者。

のぞみのセミナーに参加して元気をもらった反面、この県の状況を見るにつけ、ため息。。。
のところで、このBLOG。
また元気とため息の夜です。。。
Posted by やまばあ at 2006年09月19日 22:54
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Weblog: スポーツニュース
Tracked: 2006-09-18 15:47
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