いよいよ、新しい暮らしが始まりました。
家具や生活道具などが次々に運び込まれました。
一遍に、部屋に生活感が溢れていきます。
素敵な建物が出来たと浮かれる脳天気な理事長を尻目に。
ハードも大事だけれど、初日からのスケジュールやワークシステムが命だと。
しこしことカンファレンスして。
必要な視覚支援カードなどを作るむそうスタッフ。
今回の研究事業は。ハードの研究も大事だけれど。
発達障害のある人の特性を理解し、必要な配慮をし続けることの出来る人材
養成こそが1番大事でしょってことで。
研修を繰り返しましたが。その成果が着実に出ています。
ケアコンサルをして下さった皆様!ありがとうございます!m(_ _)m
最後に仕上がった、一軒家改修タイプのホームBy積水ハウス&積和建設中部
女性のホームということで。赤レンガの洋館って感じです。
積水&積和の皆さん、本当に勉強になったと言って下さいました。
土地活用を福祉目的でもOKで考えているオーナーさんと。
日本地域共生協議会の会員事業所でホーム物件探している団体とのマッチング事業とか。
今後もいろいろ協働出来るといいですねとお話しをしました。
やっぱり、一緒に何かをすると、想いが重なっていくものですね。
またぜひ、積水&積和の皆さんと仕事をしたいと思いますもんね。
思い出ある、素敵な家をむそうに譲って下さった前の持ち主様にも感謝です。
例えば、洗面台が複数あったり。風呂やトイレもいくつもあったり。
家族が気配を察し合う間取りとも、完全ひとりのアパートとも違う住まい。
それが、発達障害の方達のホームです。
むそうでは、4部屋のホームにひとつ、必ずバリアフリー部屋を作ります。
意味に満たされて自律的暮らす発達障害の人3人と。
全介助の重症心身の人1人。
計4名の暮らしに。世話人ひとり+ヘルパー・訪問看護師。
これが、むそうのスタンダードなホーム運営です。
全国に。知的障害者50万人ちょい、重症心身が5万弱?位ですかね。
3:1ルールで行けば。
何とか障がいのある方の親亡き後の暮らしを。
個別支援を大事にする形で支援が出来る。
全国的で現実的な仕組みにならないかなと。思っています。
大都会のように、マンツーマンでのヘルパー24時間支給決定なぞは、
田舎では認められることが難しいし。
何より、支えるマンパワーの確保が難しい。
そうだとして、BESTじゃないかも知れないけれど、今はこれが現実的かと。
ホームの制度見直しが今、厚生労働省の中で議論されています。
正直、4人の暮らしでも、本当にシビアの人にとっては窮屈に感じます。
そうだとして、もっと大きな人数を丸め込まないと運営出来ない制度改正
にならないように。
しっかり提案していかないとと思う、早春です。
今日は早くも、宮城県名取市から見学に来た方達にホームを見て頂きました。
むそうから発信されて、老障介護の解決策のひとつとして。
ホームが大幅に増えるといいなと強く思っています。
戸枝さん、素晴らしい活動をなさっていますね。
一度、お伺いさせていただきたいです。