8年ぶり。半田市長選です。6月7日に投票。その日は用事があるので。
不在者投票に行かなきゃ。(T_T)
「社会福祉研究」という研究誌の原稿でテンパリ切っていて。
それどころでないけど。市民の務めだし。
雰囲気はこんな様子。↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090528-00000056-mailo-l23名古屋市長選の河村さんの選挙戦がすごく大きく影響していますね。
メチャ真似しているのが、民主ではなくて、自民候補だというのが、
とても分り難い。
民主は、今の副市長だから。バラマキのような無責任なことは言いにく
いですからね。
それぞれの候補のマニフェストと障害福祉や市民活動など関係部分****************************************************************
加藤候補マニフェスト
http://kato-seiju.jp/manifesto障害者など社会的弱者に対する支援を強化する
親亡き後のグループホームを増やし、その運営を支援する。0・5億円
榊原候補マニフェスト
http://handa-sumio.com/manifesto.html#manitop予算に市民枠1億円を作ります。
【説明】
この政策で、議員や役人が市民目線でまちづくりをするよりも、何が
大切かを市民が決め、市民が自分の考えでまちづくりが出来るという
まさに市民自治を実行しようと思います。市民パワーの活用です。
具体的には市民が自発的に行う「まち」や地域の課題を解決する事業
計画に予算をつけるという制度です。ゆくゆくは事業型NPOや社会的
事業「コミュニティビジネス」へと育つことを期待しています。
具体的な制度運用は、市長のもとに市民活動委員会(仮称)を設置
して行います。
またこれら社会的事業を行う団体が市民からの寄付を得やすくする
ために、半田市を通じて寄付を行うことにより寄付金控除ができる
ような制度も作っていきます。
【予算案】
1億円以内。
【実施時期】
就任後2年以内に実施します。制度設計と人材育成に時間が多少かか
ります。
高齢者・障がい者の生活を地域で支える共生型福祉施設を誘致します。
【説明】
「デイサービス」「ショートステイ」「グループホーム」「介護つき
アパート」などの様々な機能を、24時間365日自宅の近くで総合的に
提供する小規模多機能型ケア施設を立ち上げ、運営を支援したいと
考えています。
地域で高齢者・障がい者を支える仕組みを作っていきます。
【予算案】
200万円。誘致費用と誘致補助金として算定しました。
【実施時期】
就任後2年以内に実施します。
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加藤候補には。ふわり時代にグループホームを県に認めてもらうという
ことで。
保護者がお願いしたのか。県会議員としていろいろ動いて頂いたようです。
ありがとうございました。
グループホーム推進に5千万かぁ。箱代だったら、毎年5千万じゃない
と少な過ぎるなぁ。
運営補助で毎年5千万だったらすごいけど。どうかなぁ。わからん。
基本的に建設業界が押しているから。箱代かなぁ。
毎年、二千五百万×2のグループホームが市内に市の単独補助でできる
という意味なら、すごいことだけれど。
しかし。今どき「社会的弱者」って。(+o+)
福祉観がかいま見えますね。
榊原候補は。マニフィスト自体の出来映えが抜群ですね。
具体的だし。やれないことは書いてない。
市民活動の活発さをテコに。
地域密着型福祉をこの街のスタンダードにするという政治スタンスが
とても良くわかります。
市を窓口にしての市民団体への寄付環流の仕組み作りは、個人的に
ずっと言ってきたことなので、すごく評価します。
半田市は街を強く愛している人が多いところです。
自分の財産を国ではなく、半田市にダイレクトに残したい市民がたくさ
んいるはずです。
その残した財産が、市民に有効活用される仕組みのセンターとして、
市役所が動く。立派な政策提案です。
共生型福祉施設のマニフィストもうれしいですが。
二百万はないよなぁ。(^_^;) 確かにできないことは書いてないわ。
最近の選挙を見ていて。気になっているのですが。バラマキと行政批判。止めてほしいな。今回も。給食・医療の無料化とか。保育料・水道代値下げとか。
市民受けするマニフィストが並んでいます。
安くしたり、無料にしたりすることがいけない訳じゃないけれど。
「金のない人だけに」「広くバラマクならむしろ一部の人に厚く」配慮を。
それが社会福祉です。
なんで。生きるか死ぬかの貧困に喘いでいる人がいたり。
介護地獄で家族全体が機能不全起こしてしまっている人がいたりするのに。
広くバラマクのか。そりゃあ。票を買うためでしょう。
税金っていうのは。それぞれでは解決できない社会問題を金を集約す
ることで解決したり。有る人からない人へ回したり。
そういうために集めているはずで。
集めて、バラマクなら。初めから集める理由がないでしょ。
役所はいらないって言っているようなものです。 「行政に能力がないから、無駄に使うならバラマク方がまし」
政治家もそう思っていて、市民もそれを喜んではやし立てる。
さらに、行政マンを十把一絡げに無能呼ばわりし、給料を激しく下げる。
いいですけどね。これから地方分権が進んだときに。
どう考えたって、地方公務員の企画力、自治能力の高低がその街の生き
死にを決めるようになるっていうのに。
行政マンをバカ呼ばわりして、給料下げた街に。
優秀な人材が行政マンとして居たりはしないですよね。
極論ですが。行政マンの給料は高くっても結構。
問題は、それに見合う働きぶりかってことです。
そういう意味では。行政マンをバカ呼ばわりして。給料カットして。
市民の人気取りするみたいな人は。
ようするに。行政マンを高給でも市民が納得する質に育てるビジョンを
持ち得ていない人だと思います。
そんな人が首長でいいでしょうか。地方自治体の財産は。今後ますます人材になってくると思います。
僕は。半田市役所に優秀な人材が集まっていて欲しい。
小さな地方都市が、迫り来る人口減少社会で活力を維持し続けるのは、
並大抵のことではないと思うので。
それを一緒にきちんと話し合い、実行できる行政マンをちゃんと金と
エネルギーかけて育てて欲しい。
給与をカットするなら、それを全額、職員の研修費で使って欲しい位
ですわ。
バラマキと行政批判。その行く末の10年後、20年後の街の姿。
そんなことをうつうつと考えてしまう市長選です。
ちなみに。公開質問状ですが。前回は、しっかりやったのですが。
榊原伊三市長への公開質問状
http://hiromoto.seesaa.net/article/4238012.html今回は、しません。
考えれば、考えるほど。公開質問状は、当事者団体が出すべきだと。
親の会とか、本人会とか。自分の生活のことだし。
事業者の立場では。半田市地域自立支援協議会で意見言えば、市政に
直結するはずだし(現状はまったくそうなっていませんが)。
どちらの候補からも特に挨拶も頂いていないので。
今回は。おとなしくしておきますわ。
とにかく。一市民として投票には行こう。
半田市民でまだの方は、街の将来のために。必ず行きましょうね。