2014年07月04日

愛知で地域福祉テーマの講演久しぶりにしますin田原セミナー:7月13日の巻き

講演をしないことになっているとえだですが。。。

公式見解として。家業が忙しく。講演していられないということなのですが。。。


頭のあがらない古い友人の姉御と。
用心棒のアロハ着た、絶対福祉やっているはずのない風貌の相談支援員が。

渥美半島からわざわざ知多半島まで来て。
私たちの依頼を断るほど偉くなっちゃってはいないよねと恫喝して来て。
講演やってないとか面倒臭いこと言わずに話せやと首根っこつかまれ。(/_;)

「打倒知多の福祉!」を成し遂げた立派は福祉部長さんの花道を飾れやと言われた日には。
「がってん承知の助!」と向かいの半島にフェリーで上陸する決意をするしかありません。

与えられたテーマは。
地域福祉のこれまでとこれからをどう考えているのかということ。

障害団体のリーダーとか。もう窮屈過ぎて辞めたので。
あまりそういうこと発信して来なかったなぁ。最近。
思うことは、いろいろあるけれどね。一事業者として。一地域福祉人として。

ってなことを話すとしよう。

ここ2、3年。障がい福祉関係の人と付き合っていないので。
世界が僕の中で爆発的に広がってしまったので。

障がい福祉の狭いせまい世界にしかいない人には話が届かないかもだけれど。
僕の話が通じる、通じないということが。
これから必要とされる地域福祉に必要な情報を追いかけられているかという。
リトマス試験紙だよって感じで。

遠慮なく。今のとえだワールドで。話をしましょうかね。

田原に来られない方のために。
最近、大きな視点としては、こんな問題意識を持っていますってことで。
アスペエルデの会発行の「アスペハート」に寄稿した原稿貼っておきます。

とえだ的、最近の問題意識が少しはお伝えできるかな。
ご一読頂けると幸いです。

アスペハート
「障がい者の地域生活支援〜多職種・多制度協働で創る地域包括ケアシステムを〜」

03.relay.toeda.01 (1).pdf

03.relay.toeda.02 (1).pdf

03.relay.toeda.03 (1).pdf

「Tahara Seminar 14」

日時:平成26年7月13日(日) 14:00〜17:00

場所:田原福祉センター 3階大会議室 

講演:「地域福祉の未来を語る」 社会福祉法人むそう理事長 戸枝陽基氏

久しぶりに、時代の風雲児・戸枝陽基さんが田原市にやってきます!障害のある方を
取り 巻く環境が大きく変わっている現状、彼は障害福祉の「未来」を、どう考えているのか。
田原市はどう進んでいくべきか、皆さんと一緒に学びます。そして後半は、これまた田原市
に馴染み深い「実践者」にお集まり頂き、更に具体的に田原市の実践を総括していきます。

シンポジウム:協議会は「まちづくり」戦略会議

社会福祉法人むそう 理事長 戸枝 陽基 氏
社会福祉法人新城福祉会 レインボーはうす 所長 長坂 宏 氏
特定非営利活動法人ゆう 副理事長  荻野ます美 女史
田原市健康福祉部 地域福祉課 障害福祉G 山本貴士 氏

参加費:無料:要予約

田原市障害者総合相談センター
TEL 0531−23−3812 / FAX 0531−23−3110
e-mail shogaisha-sodan@chorus.ocn.ne.jp

田原セミナー14ビラ 

tahara 14 @toeda (2).pdf
posted by toeda at 19:13| 愛知 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月21日

このままでは老障介護まっしぐら!の巻き

自立支援法で入所施設が増えなくなった。

でも。ケアホーム等が必要なだけ増えていたりはしない。


団塊の世代が60歳を迎え。

いよいよ障がいのある子どもの家庭での介護負担に耐えられなくなり始めている。

しかも、その人数が半端ないですからね。団塊の世代は。


なのに。

ホームを作ろうと思うと。既存の建物の改築なんて、ほとんど不可能。

今、むそうでもホームのために既存建物の改築やろうとしていますが。大変!(>_<)

建築基準法で。消防法で。いろいろ面倒な規制がある訳です。


寄宿舎扱い(学生寮や社員寮などと同等)であっても。

避難する経路は、天井上まで防火の壁入れろとか言われて。

家自体を全部壊さないといけなくなったりして。

そうだとすると新築のが安くなったりして。

そうだとして、そんなお金はどこからも出てこなくて。


さらに、福祉施設扱いになると。

ハードルはさらに上がり。廊下の幅が普通の家と同じじゃダメとか。

スプリンクラーがっちり入れろとか。そうなるわけです。

スライド1.JPG

鳥取県で。すでに住んでいたホームが。

基準を満たしていないということでお取り潰しになりました。

「寄宿舎扱い」の基準に満たないと。明治時代の古民家ですよ。無理に決まってるわ。

障がい者は。古民家で暮らすというライフスタイルは選べないんですね。

そういうことですよね。



最近。建築行政会議という建築基準法の運用を話し合う行政マン達の会議が。

「長崎、札幌と火事相次いだし。ホームはやっぱり福祉施設扱いで徹底指導してこう!」

「おう!」と決めてしまったとかで。この動きが厳しく加速しないか心配でしんぱいで。


ホームを作るときの問題として。もうひとつあるのが。「差別」の問題。

反対運動などが近隣住民から起こって。ホーム設置が出来ないという問題です。

スライド2.JPG

岐阜県。僕から見てのがっちがち主観ですが。最低ですね。

差別禁止条例を努力して作るでもなく。地域福祉にチャレンジすることを放棄して。

病院や施設の敷地にホーム建設出来るという規制緩和。最低ですね。


ただ、そうでもしないと。団塊の世代の介護負担が限界を迎える中での。

家庭に変わる障がいのある方の命と暮らしを護る場は確保出来ないというリアリティが。

岐阜県には。間違いなくあるということも理解しているので。

この方向性を。僕としては断固認めたくないと思いますが。リアリティだとも思います。

こんな悲しい規制緩和が。リアリティになっちゃうくらい。ことは切迫しているのです。


そもそも。

6時間か7時間の支援である日中活動と。深夜早朝を含む15時間近いホームの支援とが。

ほぼ違わない報酬単価であるという。とんでもない運用が。大問題なんだと思います。

ホーム支援者は。夜眠れなくても夜勤じゃなくて、宿直扱いで介護報酬が算定されている。

こんなごまかしで。障がいのある方の暮らしにしっかりと向き合ってくれた。

心ある世話人、生活支援員の皆さんが潰れていくのは、悔しすぎる。


入所施設という仕組みでいいと思っている施設系業界団体と。

昼間の就労支援とか訪問系とかでの関わりしか。

自分達の守備範囲ではないから関係ないと割り切り。

ホームなんて夜勤あるし、報酬安いし、やりたくないねと思っている在宅支援団体と。

日本の障がい福祉の業界団体は。残念ながらそういう所が力を持っているんですよね。


数少ない。ホームを必死に作り。地域密着で頑張っている団体は。

日々が大変過ぎて業界なんて作れない。どうしたもんでしょうかね。

だから、誰も業界として老障介護問題を叫ばない訳です。


親の会とか。当事者団体が。そこを突かないとダメだと思うのですが。

ホームで。本人らしい暮らしを地域生活支援でと思っている比較的若い親たちは。

面倒な役割を嫌って。

政治や行政に働きかけをすることが出来る既存の親の会などには入らない。


だから。どんなに自立支援協議会やっても。障がい福祉計画作っても。

比較的若い世代の新しい形のニーズは。潜在化したウォンツのままで放置される。

その結果は自己責任か?親の自己責任は問えても。物言えない本人も自己責任か?


そして。刻一刻と。団塊の世代の介護負担限界という爆弾が爆発しようとしている。

なのに。工賃倍増計画とか。相談支援の充実とか。手の付けやすい。金のかからない。

本質問題から逸れた。上っ面な流れが、あたかもアリバイ作りのように流れている。


「ホーム倍増計画」が欲しい。

そしてそれは。立派はコンクリートのホームを作ってくれってことではなくて。

その地域の歴史と文化を受け継ぐような暮らしも出来る。

素敵な古民家でたおやかに暮らせるような。贅沢でなくても、その人らしい家が持てる。

建築基準法や消防法の無駄な押しつけをやめるルールにして欲しいってことです。


ホームは家だ。普通の家でしかない。そうはっきりと決めて欲しい。

法人と利用者の合意に基づく自己責任で。

もちろん必要な安全上の配慮を精一杯するという前提で。

古くても。ちょっと変わった構造でも。楽しく私らしく暮らせる建物なら認めて欲しい。


さらには。障がい者がひとりでいろんな人と暮らすことも認めて欲しい。

ホームの介護報酬が。ホームという建物に支払われているのではなくて。

ただ、本人の暮らしに必要な支援に支払われてるということに。

個人に付いている介護給付であるということに。する必要があると思うのです。


障害程度区分に応じて。この位の支援がいる人だったら、その暮らしを支えてくれたらナンボ。

して欲しい支援の中身はこういうことと、こういうことでと決めて。

それを後見人や行政がやっているかチェックして。

報酬を払うという感じにならないでしょうかね。


建物から解放されれば。

息子2人が東京に行って帰ってこない元気な老夫婦の家に。

障がいのある方が下宿的にお世話になり。朝晩のごはんをその夫婦とともにして。

和気あいあいと暮らし。

夫婦が自分の年金+障がいのある方の家賃+αのお金を受け取るなんて感じの。

介護報酬が複層的に価値を持つ仕組みも構築出来るのではないでしょうか。


もっといえば。年老いた障がい者の親と。

障がいのある子どもが同居で暮らしていて、親が老いて支援が必要だとして。

子どもが親と同居でも。その親子が暮らしている家のままでも。

包括的な介護報酬が支払われる仕組みで。他人がその家に入り。

本人を支える仕組みができないでしょうか。

もう、そういった暮らしの支援まで睨まないと。間に合わないとひしひしと感じます。


そもそもの疑問としては。どうして障がい者は。

障がい者の集団と。グループで暮らさないといけないのでしょうか。


そういう意味で。

「ホーム倍増計画」は。建物の建設補助金増額というだけの意味ではなく。

介護報酬見直しと暮らし方や建物確保の規制緩和という方向性でお願いしたいのです。


う〜。何か。思うこと有り過ぎて。取り留めのない文章になってしまった。(^_^;)

この問題は。1月のふわりんくるーじょんでも。

主題として取り扱いたいと思っているテーマです。

もう、障がい者運動とか、団体とかうんざりだなぁと思っていましたが。

僕の実現しなければならない仕組みが既存のものと違う以上。

社会提案する組織がやっぱりいりますね。

どの組織で誰と連帯して社会提案するのか。今、とても悩んでいます。
posted by toeda at 22:43| 愛知 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

10月2日若手福祉従事者提言の会in日本財団の巻き

若くないけれど。若手福祉従事者提言フォーラムに参加。

若いの定義は。30代までらしいっすよ。主催している彼らに言わせると。


不肖、41歳のおっさんが参加していいのか。ひどく気が引けますが。。。

お招き頂いたので。10月2日の晩は、この集まりに参加します。18時〜です。

若手福祉従事者提言フォーラム案内.pdf

こんな問題意識に対して、話し合うらしいです。

若手福祉従事者の現状と今後の展望(A3版整理表最終版).pdf

支援費制度・自立支援法の施行で働き始めた若手福祉従業者の。

やる気をどう維持し、将来見通しへの不安感をどう軽減するのか。

そこに、何からのアプローチがないと。地域支援の未来がない。どうするのか。

そんな感じでしょうかね。


個人的には。

団塊の世代のセカンドキャリアとしての福祉への参加や。

世代というなら。

僕たち40代のバブル崩壊後に正規雇用されないまま。

何とか福祉従事者に辿りついた勤務年数短い人のキャリア形成の問題や。

外国人の福祉従事者が今後増えるとしてのキャリア形成をどうするのかなど。

そんな人達もたくさんいないと今後の福祉が成り立たないという時に。


若手とかそんなイビツな定義付けではなく、福祉従事者を捉えた議論をしないとダメだろうと。

若手限定しているのは、中心メンバーが年長者の関与を排除してやりたいだけじゃないの?と。

だったら、自分達だけで勝手にやればいいじゃん。。。と。

さめ〜た気持ちが強いのですが。。。誘われたので。。。そんな厳しいことを問いに行きますか。


10月2日(土)の夜は、若者会。10月3日(日)は、↓の行動援護環境研究会。

という。セット研修のように参加される方が、結構いるようなので。

紹介しておきます。
posted by toeda at 15:43| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

障害のある人の「支えの信条」の巻き

障害当事者による支援者へのメッセージ集。「支えの信条」

初めてこれを見た時は。とめどなく泣いたなぁ。(T_T)


一人ひとりの想いが切なくて。

ダメな支援者である自分がなんか情けなくて。


それ以来。ヘルパー講座や職員研修を頼まれた時などに。

ずっと、流し続けてきた「支えの信条」

人に伝えるようで。何回見ても自分を振り返ることになって。


そんな。ずっと大切に想っている「支えの信条」が。

YouTubeにアップされているのを発見しました。

たくさんの人に見て欲しいなぁ。研修で使って欲しいなぁ。

ということで、紹介です。


画面右下の矢印マーククリックで。

フルスクリーンにして、大音量で見て聞いて欲しいっす。


「支えの信条」A Credo For Support (People 1st version) 



http://www.youtube.com/watch?v=wunHDfZFxXw&feature=related

「支えの信条」日本語バージョン 



http://www.youtube.com/watch?v=vHxX98me3EI


部屋のどこかにでも貼って。いつも意識できるように。研修で配れるように。

PDFバージョンも作ってみました。よかったら、どうぞ。

「支えの信条」PDFバージョン 支えの信条1枚.pdf


あ。これらの使用は、笠原さんに一度コンタクトして、許可を頂いています。
posted by toeda at 14:44| 愛知 ☀| Comment(9) | TrackBack(2) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

障害のある人700万は「みんな」の中にいない党?の巻き

そういえば。みんなの党の社会保障政策って、何?

ふっとそう思って。みんなの党の選挙公約「アジェンダ」を読んでみてびっくり!

「みんな」の定義に。どうも、障害のある人は入っていないらしい。。。

ないのですよ。障害の文字は。まったくどこにも。。。

みんなの党:選挙公約 http://www.your-party.jp/policy/manifest.html


経済成長戦略の項目で。

これまで内需型産業とされていた流通(コンビニ、専門店)、物流(宅配便)、教育(学習塾)、
福祉(高齢者介護、老人ホーム)、農業、食品などの海外進出・輸出を強力に支援。

ですと。経済成長戦略の福祉は、高齢者の福祉にわざわざ限定。


(医療・介護)政策でも。

医療とともに。高齢者対策しか書いてないし。


子ども手当についてで、少子化対策などは書いているけれど。

まったく。障害のある人については、ふれていませんよね。いやぁ。びっくり。


最高、前向きに読み込んだ時に。社会的弱者というところで、障害のある人を考えているか?

とも思えますけれど。。。苦しいですよねぇ。。。


渡辺代表がこの程度の障害に対する理解なのは、まあ、そうかなぁと思いますが。

川田龍平さんとか、いるのになぁ。彼は、そういう勉強はかなりしているはずだと思ってました。

いやぁ。とにかく、びっくりしました。


個人的には。(高齢者介護、老人ホーム)という。福祉のサービスを老人ホームと限定した。

例えば、宅老所というか、地域包括的なケアについては、どうなのよ?という感じが一番

気になります。

箱型優先?ソフトの地域包括的なケアじゃなくて?


そうだとしたら、認識古過ぎ。

最低でも、地域包括的ケアについても、伸ばす!と併記して欲しい。

それが高齢者介護という文字かなぁ。そうだといいけれど。


皆さん、どう思われます?

僕の情報不足、勉強不足なのかなぁ。


まあ。民主党が負け過ぎたので。

みんなの党一党だけでは、民主と組んでも何も通らないのでいいのですが。

かなり、国民に期待されている政党ですからね。

誰か、みんなの党に障害福祉政策について、きちんとした認識を迫らないといけないですね。
posted by toeda at 12:28| 愛知 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月12日

参院選後の障害福祉はどうなる?の巻き

「改正自立支援法案」成立の可能性が高くなりましたね。

いやぁ。良かった。参議院前に通過していれば、より良かったけれど。


参議院で民主党が過半数割れ。衆議院では、民主は2/3以上の議席を持っていない。

自公政権の時は。衆議院で2/3持っていましたから。

参院で否決されても。衆院で可決出来た訳ですが、それもできない。


連立を組まないと何もできないけれど。

参議院選までの乱暴な国会運営で民主党には、誰も手を貸さないでしょう。

どう、民主党が乱暴だったのかと。

改正自立支援法案がどうして成立せず、どうなるのかについて。

NPO法人ふわりの機関誌「ふわふわ」に特集していますので、どうぞ。


改正自立支援法関連ページ内容 http://fuwari.tv/fwfw/sienhou32.html

この特集があるふわふわ http://fuwari.tv/fwfw/ (2010年6月号 キツネの表紙です)


国会を1日開くと3億5千万かかると聞いたことがある。

事業仕訳で。数100万単位まで。必要な事業も含めて仕分けたのに。

民主党の輿石参議院会長は。

自分の選挙を菅総理になっての支持率ができるだけ高いうちにやりたいがために。

国会を開かずに。衆議院までの議論も経費も水泡にして。改正自立支援法も葬り去り。

選挙に一直線に進んだ訳です。


改正自立支援法が通過していれば、今年度中に補正が組まれ。

バーンアウトしそうな相談支援体制が補強され。

子どもの放課後支援予算が増大し。子どもの育ち環境が改善し。

何より、グループホーム・ケアホーム利用者に家賃補てんがされ。

地域生活支援が大幅に進んだのに。党利党略というより、個人的思惑が優先されたのです。


昨日。選挙の投票日に関わらず。

改正自立支援法案の提出者となられた、民主党の園田康博衆議院議員が。

園田康博代議士HP: http://homepage3.nifty.com/yy-sonoda/

岐阜から往復8時間かけて。わざわざ1時間足らずの登壇時間のために。

四国:香川の障害団体の勉強会に来て下さいました。

「障害団体の皆さんが今後どうなるのか心配されていると思うと、投票日でも何とかと思って」

本当に。真剣に障害のある人とその関係者を想いやっている。素晴らしい国会議員です。

こういうきちんと汗をかく、若い民主党議員もいるのですが。

古い人達がどうにもいけない気がします。

園田さんは。秋の国会で、改正自立支援法案を自公とも話し合って、

再び提出したいと明言されていました。

(園田さんは、次の制度ができるまでの法案と位置付けていました)

新しい制度ができるまでのタイムラグの間にも、やるべき対策は打つという現実主義者です。


ここを、一部の障害団体が、自立支援法憎しだけの想いで、反対している訳です。

経緯や内容いかんに関わらず、何にしろ、障害福祉が増進することが間違いないのに反対。

ファックス攻撃で、民主党国会議員の特に1年生厚生労働委員をビビらせる。

彼らの真意は何か。彼らは何に動かされ、何のために動いているのか。

真に障害のある人のためでないことはバレバレですよね。


民主党が本当に、責任政党として。

実現性のある国民の生活を良くする対策を打ち出せるのか。

その不安にイエローカードが出たのが、この参院選の結果だとして。

レッドカードに出されないためには。

「リアリティのある確実な政策実現を望みます!」そこが民意だとして。

この改正自立支援法案は。民主のみならず、自公も賛成ですから。

空転して、何も残せない国会だからこそ。真っ先に扱われるでしょうね。

来年春には。改正自立支援法がある障害福祉になっていることを強く希望します。

虐待防止法とハート購入法も忘れずにお願いします。


また、障害福祉の制度改革推進本部の流れは。

これで、完全にストップするでしょう。

まあ、議論は続けるのでしょうが。今の方向性と政治状況では。

この議論の流れで、国会に何を提出しても通らないと思います。

そうだとすれば。根っこから障害制度をひっくり返すという野心的な想いは一度しまい。

自立支援法に問題があるならあるで。当分この制度で行くしかないのだから。

より良くする現実的な議論と取り組みをしようではありませんか。


また、この流れの。国連の人権条約批准を目指すという方向性は間違っていませんから。

自立支援法廃案に変にこだわったので順番がおかしくなっているので。

ここで一度、腰を据え直し、時間をかけてじっくり。「合理的配慮とは何か」を。

この国の中で。障害別に。社会生活全般の中で細かく。しっかりと整理しませんか。

何が障害なのかを整理して。初めて制度論が語れるはずだし。

その整理は。相当の研究・議論がいるし。まとまれば、既得利権を剥がれる障害者も出るし。

そんな短時間ではいかないことだとして。腰を据え直した方がいい。

この整理が。介護保険制度も含めた介護分野全般の整理統合が必至の社会保障改革に。

備える一番大切な段取りだと思いますが、いかがでしょうか。


個人的には。改正自立支援法さえ通れば。

当面の間は、何とか地域福祉を増進していけると思っています。

まずは、そこを目指して。当分の間自立支援法が続くことを確認して。

団塊世代の介護負担の限界をどうするのかという差し迫った課題があるのですから。

地域生活を選んだ障害当事者の高齢化・重度化という課題があるのですから。

地域生活支援を仕事にした若者達の結婚退職などが現実の問題にならないように。

粛々と。地域福祉の増進に力を注いで行きたいと思っている今日の朝です。
posted by toeda at 15:05| 愛知 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月07日

佐賀特区続報:単身者・法人も公営住宅が利用できる!の巻き

佐賀提案:公営住宅をホームとする特区

平成22年度全国展開という。驚きのスピード回答のようです!


このBlogを見て。意見を送って下さった方に。

国土交通省から、↓のような丁寧な返信メールが送られてきました。

*********************************************************************

Subject: 「構造改革特区推進本部についての御意見・御質問」について


お世話になっております。
内閣官房地域活性化統合事務局で
国交省関連の特区の担当をしております岡崎と申します。

先日は当事務局宛に「構造改革特区推進本部についての御意見・御質問」を
頂き、ありがとうございました。

本日、特区提案に対する規制所管省庁の回答をホームページにアップ
させて頂きました。

佐賀県提案の「公営住宅福祉利用促進特区(公営住宅の福祉利用を進
めるための応募資格の緩和)」については

「B−1(平成22年度中に全国対応)」回答になっておりますのでご
確認願います(下記URLのP7ご参照)。

※国交省回答
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kentou/100430/kokkou_k.pdf

*********************************************************************

措置の分類 B-1 というのは。

全国展開を図るものということです。↓に解説が。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kentou/100219/


この内容を読み込むと。間違っていたらごめんなさいですが。


・所得制限・住宅困窮度などは、他の人と同じように勘案するけれど。

・社会福祉法人などが公営住宅をホームで利用できるようにするよ。

・対応策がすでに明確な案件なので。どうすれば良いのかという指導
 を文書にして平成22年度中に、全国の自治体に示すよ。

・今まで、親族がいないと身元保証ができないということで入居を制限
 してきた単身の人も公営住宅を使えるようにするよ。


ということでしょうね。


公営住宅でのホームの法人運営が可能になるということも大きいですが。

ホームレスや生活保護世帯で単身の方が公営住宅を使えなかった問題が
解決することも、すごく意味があると思います。

3月2日2時30分配信 毎日新聞.pdf

特別支援学校出て。一般就労して。

不況や本人の老化で職を失い。

もう、親もいない、帰る家もない状態で社員寮出されてホームレス。


こういう知的障害の人って。すごい数いるんじゃないでしょうか。

発達障害の人まで含めてって考えたら、それこそ。。。


就労支援だけやっている福祉の人って。

彼らの将来保障というのか、生活支援をどう考えているんだろうと。

最近。とても疑問に思うのですが。

誰かが何とかすると思っているのか?必要性のイメージ力がないのか?


そういう宙ぶらりん状態の人を公営住宅が救えるとすると有難いです。

各地に大家さんが理解のある「生活保護アパート」と呼ばれるものが
ありますが。

やっぱり家賃はそれなりにしますからね。公営の方が安いですよね。


公営住宅がこのような展開になるとすると。

次は、その弱い者が集まる暮らしぶりを支援する仕組みが重要に
なってくると思います。


公営住宅暮らしバックアップセンターみたいな。


配食サービスあって。コミュニケーションの場があって。

福祉サービスや相談支援があって。

金銭管理なども必要に応じてして頂けるみたいな。


そもそも。高齢化を迎えている公営住宅や公団住宅みたいな所の生活支援は。

自治会の互助努力や、その役職者のボランティア的関わりでは包み込め
ないレベルで困難なケースが増えています。

後は。公営住宅ですから。そこに障害者など福祉的な対応が必要な人が
暮らすということへの。

住民全体との合意形成をどうやってするのか。

反対運動などが予想されますからね。そこも大きな課題でしょうね。


NPO法人ふわりのコンテンツで。そういう合意形成の研修がありますが。

これらをグループ法人全体で、しっかり勉強しないとと思います。


これから。

老後を潤沢な蓄えで迎える人なんて、ほとんどいなくなるでしょうし。

それでも、人間としての尊厳を護られる具体的な仕組み。

それが、障害福祉から提案されると素敵ですよね。


そんな期待を抱く。佐賀特区全国展開のニュースでした。
posted by toeda at 11:55| 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

佐賀県発:公営住宅でホームを増やそう!の巻き

公営住宅福祉利用促進特区(By 佐賀県)

要するに。公営住宅の入居者に社会福祉法人などがなれるということ。


法人が入居者になって。

親族がいない障害のある人などでも。結果的に住めるようにする。

今は、そういう利用が公営住宅の目的外利用になっていること自体を
特区として規制緩和してもらう。


特区だから。佐賀でやって問題なければ、全国の公営住宅に。

NPO含む福祉の法人が「入居者」として入り、ホームとして使う。

障害のある人は、低所得の人が多いので、家賃も格安でしょ!

という作戦。


さすが。「障害福祉はライフワーク」と言い切る古川知事。感嘆です。

ありがたいなぁ。本当に。

古川康知事HP: http://www.power-full.com/ 


そうかぁ。特区申請すればいいんだ。

ホームにしか使えないような。ホームにすると最高だと思える物件を。

公営住宅のホーム利用をするコンセンサス、環境整備を。


ややこしい法律をわざわざ調べ、振りかざして。

「できない!できない!」とひたすら言い続けるどこかの愛知県と半田市に。

「特区申請する位のガッツ見せろや!」ってお願いしたいなぁ。。。

まあ。もうイイケドネ。期待すると精神衛生に悪いだけだと悟った。なむ〜。

****************************************************************
佐賀県では、障碍者のグループホーム利用が少しでもすすむように、
家賃が安く住み慣れた地域にある公営住宅をホームの物件として
選べるように佐賀県として特区を提案しています。

どこの県でも新しいバリアフリーの公営住宅にはグループホー
ムとして申し込みたくても不可能なのが現状です。

それを可能にする特区の申請を行い、4月16日内閣府から
国土交通省に検討要請がなされました。

内閣府ホームページ:

提案内容(5ページ目の提案です)←クリックです。

佐賀県の例でいうとバリアフリーが行き届いた一戸建てに近い
団地を新築し、毎回募集をかけています。

そんな団地にも一般応募者と共に申し込んで、うまくいけば当選し
て堂々とグループホームを運営できるのはある意味バリアフリーの
第一歩だと考えています。

家賃は概ね民間の3分の1程度ですので、家賃補助と同等の効
果も期待できます。

皆さんの事業所に近い公営住宅に応募できることも魅力です。

佐賀県提案の特区を是非実現し、できれば全国展開になればい
いのですが、「全国展開を」という皆さんの後押しが大きな
力になります。

是非応援の御意見を下記にお寄せいただきますよう
お願い申し上げます。

特区意見募集

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou/goiken.html

****************************************************************

今どき。国土交通省の人達も頭やわらかいですから。

民意さえあれば。特区として認められる可能性高いと思います。

↑の特区意見に。

「公営住宅福祉利用促進特区(By佐賀県)は、べらぼうに素晴らしい!」

「とりあえず、佐賀県からとかじゃなくて、いきなり全国展開すべし!」

などの意見をどしどし送ってみて下さい。

特に。障害の当事者、保護者の方の意見が大切な気がしますね。
posted by toeda at 14:45| 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

まったく同感です。自立支援法:毎日新聞社説の巻き

障害者自立支援法違憲訴訟の和解について

毎日新聞の社説。まったく共感する内容が今日の朝刊に載っています。


http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100422k0000m070123000c.html

訴訟の和解記事はこっち。

http://mainichi.jp/life/health/news/20100422k0000m040073000c.html


日払いを月払いに戻せとか。地域格差をなくせとか。

原告団だけでなく、国民全体も。

それらの内容を国が認めた上で、和解したと思い込みましたからね。


さすがの山井政務官。「検討する」と答えるにとどめたようですが。。。

もはや手遅れ。

今後の新法議論に、重いおもい足かせを自ら抱え込みましたね。


例えば、日割りを月割りに戻す話。

自立支援法議論の時の、日割り月割りについての僕の意見です。

http://hiromoto.seesaa.net/article/58886787.html


同じような考え方を持っている人は。

おそらく毎日の社説を書いたであろう野沢和弘さんを含め。

何人も、新法の専門部会の委員にいますよね。


そうだとして。議論の前に。

月割りに戻すという条件提示をしている人達に。

一国の総理が直に認めたような演出までして、和解した訳ですから。


その先は、どうなるか。。。誰でもわかるでしょう。。。


僕は。どうも誤解されているようですが。

自立支援法にも、いろいろな問題があるのはわかっているし。

そうだとして、改正案を早くやれと。

そうすれば、たちまちの問題は、解決するだろうと。

そう言っているわけです。

少なくとも、負担の問題などは解決しますからね。


それで、収まるものを。また、蓋をあけてしまって。

右から左ではなく。極右から極左みたいな。

すごい極端な人まで意見を正式に聞いて。


何かを中心軸にまとめあげた時に。

左右から大きな不満が渦をまくとして。

それを押し切るだけの安定した政治状況があるのか。

それを心配しているわけです。


そうだとすると。新法議論はそれはそれでやるとして。

今の法律を粛々と良くし、地域福祉の実態を着々を進めるべきだと。

そう言っているだけなんですよ。だけなんです。


むそうでも。


団塊の世代が、どんどん介護負担に耐えられなくなってきています。

ケアホームを増やさないといけないけれど。

家賃補助もない、運営費が夜間支援をするのにそぐわず低い。

そういう問題が解決できていない。


札幌のグループホーム火事で、緩むかに見えた消防法の適応など、
ホームへの様々な規制が、また、厳しくなりそうだ。

そうだとして。どうするのか。

日々、眠れない位悩んでいるんです。一経営者として。


親御さんの、障害当事者の年は、政治や制度の混乱に関係なく進みます。

リアリティのある対策と議論を。お願いしたいと言っているんです。


幸い、民主党が責任のある与党として。

自公の出した昨年7月の自立支援法改正案を下敷きに。

何らかの対策をする準備をしているようです。


そうだとして。元々予定されていた平成24年3月末での。

自立支援法の大幅見直し。これはこれで、しっかりやるべきでしょう。


毎年まいとしのリアリティのある対策(自立支援法の改善)と。

夢のある、障害福祉の矛盾を解決するような新法と。

両方をやればいい。両方やるべきだ。


そうだとすると。新法は急がない方がいいと思う。

理念の確認から。もっとじっくりやればいい。


僕は、そう考えているのです。
posted by toeda at 13:01| 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

障がい者制度改革推進会議の整理を貼るの巻き

障がい者制度改革推進本部

関連の流れを。全日本手をつなぐ育成会の速報で整理しておきます。


って言っても。

育成会事務局から送られてくるPDF貼っておくだけですけどね。

第1回推進会議の様子など

手をつなぐ育成会速報28.pdf

第2回、第3回推進会議の様子など

手をつなぐ育成会速報29.pdf

3月3回の会議の見通しなど

手をつなぐ育成会速報30.pdf


個人的には。特に感想もない位。

漠としていて。「何だかなぁ」ですわ。

「何だかなぁ」以外のコメントは、ないですね。ごめんなさい。


この会議の部会として。

一部の人の民意だけを重く受け止め。

現場の混乱と停滞をものともせず廃止と決めた。

自立支援法に取って代わる(予定の)新法の会議が設置され。

その委員案が発表されました。

総合福祉部会.pdf


この。有り得ないほどの大人数委員で。

有り得ないほど思想信条の食い違うメンバーで。

一同に集めて。何らかの答えを導きだすということか!

やれたら。

それはミラクル(奇跡)ってやつだと思いますね。(^_-)


こちらも、コメントは、「何だかなぁ」しかないですね。

:::::::::::::::::::::::::::::::::

育成会の速報は、育成会事務局に転載許可を頂いています。

育成会の皆さん、ありがとうございます!


全日本手をつなぐ育成会。

様々な問題があり。僕も理事になったことを後悔するばかりでしたが。

僕がメソメソして何もしないでいる間に。

立派な人達がきちんとした情報が出せる組織にリニューアル。

速報も的確な有難い内容でしょう?


機関誌「てをつなぐ」も。http://www.ikuseikai-japan.jp/books/books01.html


むそうがその展開のモデルにした事業所のひとつ。

大分市:シンフォニーの村上和子さんが編集長になり。

アメニティーフォーラムでも、そのシャープさで大人気だった
又村あおいさんが編集委員と。


本当に。内容が今まで以上に良くなったと思います。

この制度改革の流れもきちんとフォローされますので。

定期購読、4月ですし。よろしくお願いします。m(__)m


全日本手をつなぐ育成会HP:http://www.ikuseikai-japan.jp/

「てをつなぐ」のところから、購読申し込みできます。
posted by toeda at 21:27| 🌁| Comment(9) | TrackBack(1) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

民主党でも全施設が自立支援法に対応するのさの巻き

「将来廃止」であって「当面凍結」ではない。

平成24年3月までに。すべての法人が新体系に対応するべし!


自立支援法は、民主党政権になっても生きてますからね。そりゃそうだ。

公明党(東京:比例選出)高木美智代代議士が。

国会でバシッと。長妻厚生労働大臣に。そこを迫って下さいました。

公明党・高木美智代代議士国会質疑.pdf

高木美智代代議士HP: http://www.michiyo-t.com/


自立支援法で、民主党の新法ができるまでは、行くんだとすると。

平成24年3月までにすべての法人が自立支援法の新体系に対応するんですよね。

それができなかった事業者は、介護報酬もらえなくなるんですよね。

という高木代議士の質問に。

民主党になっても、移行を進めることはもちろん変わりませんと大臣。


一部事業者の間で。

特に自立支援法に反対し。入所型施設を生き残らせようとする人達が。

「廃止」と民主党が言ったことに対して。

自立支援法は、今の時点で「凍結」なのだと。

民主党の新法ができるまで様子見でいいのだと。

バカなことを言っています。大間違いですよね。


民主党の方が。もしかしたら、自民党よりより純粋に地域志向だと。

入所型施設を生き残らせるために動く政治家はいないと。

そんな実感を、僕自身は持っています。


自民党は。衛藤せいいちさんや大村秀章さんのような

地域福祉を強烈に推進する議員と。

業界に多額の献金をもらって。それを守る立場の政治家と。

残念ながら、同居していましたから。


そういう意味では。民主党の方が、よりすっきりと地域福祉志向ですね。

だとして。旧体系を温存したりはしないと。新体系に行ってもらうと。

長妻大臣も、きっぱりはっきりおっしゃっている訳です。


問題があるとすると。平成25年8月に民主党の新法がまとまると。

自立支援法の経過措置期限が平成24年3月だと(本来ここで制度見直し)。

じゃあ、このタイムラグはどうするの?と。

謎だらけ。不安だらけですわ。

早く。こういう行動計画やグランドデザインを示して欲しい。


公明党は。高木さん初め。惜しくも落選された福島豊さんなど。

自立支援法を苦労されて推進した立場の人達が、ぶれずによりよい制度
にしようと奮闘されていて。心打たれます。

自民党も。いよいよ昨年7月に解散のどさくさで流されてしまった、
自立支援法改正案をさらにバージョンアップして、国会に提出します。

障害者自立支援法等の一部を改正.pdf


相談支援の体制強化を急がないと。

相談支援者は皆、少ない人数で押し寄せる相談に燃え尽き寸前です。


子どもの放課後対策。

この改正案が成立していれば、今年の夏から、劇的に児童デイサービス
などの状況は変わっていたはずです。

民主党が、基金事業から、全国400か所に100万円ずつばら撒くと。

慌てて対策してきましたが。有難いけれど、付け焼刃。

継続するお金じゃないし。

400か所をどう選別するの?

頑張っている所もちょっとしかやってない所も同じ100万ってなぜ?

報酬体系そのものを。きちんと責任持って改善してくれないと。


ホーム利用者に。ひとり当たり、2万円位の家賃補助的補足給付が。

改正案では盛り込まれていましたが。

これが通っていれば、ホームの利用は相当増進していたでしょうね。

団塊の世代が、子どもの介護の限界を迎え始めています。

入所型施設が増えないとして。

ホームを凄い勢いで増やさないと大変なことになります。

そういう今だから。新法ができるまで待ってなんて余裕はないのです。


同時に流されてしまった、虐待防止法やハート購入法とともに。

やるべき改正や対策は粛々とやって欲しい。


自公が提出する改正案や虐待防止法・ハート購入法だからやらないなんて。

そんな党利党略を優先したら。

この停滞感に裏切られた気持ちになっている多くの障害福祉関係者は。

次の選挙で、雪崩を打って民主党を支持しない流れに向かうでしょう。


そうならないように。

障害福祉対策の社会保障全体での優先順位を上げてもらって。

ぜひ。地域福祉志向の民主党の本領を発揮して頂きたいと。

切に願い、期待をします。

posted by toeda at 18:37| 🌁| Comment(8) | TrackBack(1) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

まあ。何とかするしかないけどねの巻き

野沢和弘@毎日新聞の論説:障害福祉の今後

さすがです。当たり前ですが。わが意を得たり。です。

http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090820ddm005070114000c.html

***********************************************************************

障害者支援費、今年度250億円不足・厚労省

 身体・知的障害者が福祉サービスを選び、国と自治体が費用を負担する「支援費」制度で、今年度の国の在宅サービスの補助金が250億円前後不足する見通しであることが15日、厚生労働省の推計で分かった。サービスの利用が予想以上に増え続けているため。制度が始まった2003年度も128億円不足したが、さらに昨年度の2倍に上る財源不足が確実になったことで、早くも制度破たんの危機に直面した格好だ。

 厚労省はサービス単価の見直しや社会福祉関連の他予算の流用をしてもなお不足すると見込む200億円前後について、補正予算などの予算措置を講じるよう財務省に求める方針。ただ、補正予算には支援費のような裁量的経費の不足分は計上しないのが原則で、追加予算の確保は不透明だ。不足分が手当てされないと自治体が穴埋めせざるを得ない。実施主体の市区町村がサービスを絞り、障害者の生活に影響が出る可能性もある。支援費の在宅サービスの今年度当初予算額は602億円。03年10月から04年5月までの利用実績から今年度の必要額を推計したところ、850億円強になったという。

NIKKEINET

***********************************************************************

障害程度区分認定を無くして。必要なだけ支給決定を行う。
それって。支援費制度に戻るんですよね。

まあ。僕も。財源さえあれば。ケアプランに基づいて、必要なだけ
サービス支給がされるのが、そりゃあ理想だと思っていますから。

結構なことだと思いますが。

そのコントロールできない仕組みに戻すとして、財源400億。

さらに、難病は何でもかんでも対象に。どれだけいるのかわかってる?

1400億の緊急経済対策での基金事業。
障害福祉介護労働者への待遇改善の助成金も凍結。

まっくらですな。この先は。それでも民主300議席ですから。とほほ。

何があっても。障害のある方と暮らしていかなきゃいけないし。

ご家族もいない当事者も何人もいますからね。
こちとら。(-。-)y-゜゜゜

まあ。そのリアリティのなさを木っ端みじんにした後で。
どうすればいいのか。建設的に議論しようと思いますよ。僕は。

そちらが付きあってくれるならね。いくらでも。


posted by toeda at 21:33| 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月14日

やったっ!そりゃそうよねの巻き

障害福祉も補正予算通ればさらに報酬アップ!

今日は。名古屋で厚生労働副大臣:大村秀章さんのパーティー。

大村さんの挨拶で。追加経済対策のための補正予算案で介護分野のさら
なる介護報酬アップを考えているとの話があり。

昨年末の3%では、労働条件改善効果が低いので、さらにアップしたい
とおっしゃったので。

3%は介護保険の話だから。5・1%すでにアップした障害分野は
アップなし?と耳をダンボにしていましたが、ついに説明なし。。。

歓談タイムになったら。大村さんが挨拶に来て下さったので。

「報酬アップは。障害もやるんですかね?」と聞いてみると。

「あったり前だろう!障害はもともと報酬が低かったんだから」との
力強いお言葉。大村さんの背中に後光(見えたのはたぶん僕だけ)。

「1400億?2%位のさらなるアップになると思うよ」と確か言った。
そう聞こえたが、周りがガヤガヤだったので。正確ではないかもですが。

ありがたや、ありがたや。

与党批判の巣窟のような障害分野を。
当事者には罪はないとばかりにいまだに顧みてくれる与党議員がいる
ことが奇跡。

ありがたや、ありがたや。

さてさて。問題は。そのお金の配分ですねぇ。

介護の在宅支援をしている事業所は。3%の報酬アップの効果はまった
くと言っていいほどないと言う人が多いです。

施設系に。アップ分の財源のほとんどが吸われちゃったんでしょう。

障害の地域支援やっている人たちは。5・1%の報酬アップで。
かなり経営的に改善されたと言っています。

自立を支援する法律ですからね。当然その方向にいる事業者優遇です。

全体が上がったとしても。どこに厚く着くかは。その後の政治力次第な
訳でして。。。

自立支援法を進めたいなら。当然新体系事業所へ。
その当たり前を。きちんと厚生労働省ができるか。

今度も、根性と粘り腰を見せて欲しいのですが。。。ガンバレ!

posted by toeda at 01:30| 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

災害の備えは万全ですか?の巻き

障害のある方が被災した時!

どう備えたらいいのか。どのように対応したらいいのか。

東海・東南海地震が近いと言われ続け。
未だに何も起こらない東海地区ですが。

専門家に言わせると。もう、いつ地震が来てもおかしくないとのこと。

その時。障害のある方がどうすればいいのか。その備えは万全か。

それを今年度。厚生労働省の研究事業でNPO法人NPO愛知ネット
が研究をして下さいました。

障害と言っても多様なので。すべての方を網羅する形にはならないと
思いますが。過去の被災地のヒアリングなどを通じて、障害のある方
の被災時のガイドライン的なものを作れたらと思っています。

愛知ネットHP:http://www.npo-aichi.or.jp/content/index.php

すでに。研究会を通じて。愛知県が被災時に自閉症などの雑然とした
環境では適応が難しい方のために。
2次避難所として、一般市民がいない公共施設が活用できないか検討
して下さったりといろいろな成果が出ています。

その研究成果の発表と、日頃の災害時の備えを自立支援法下では、相談
支援・自立支援協議会が地域の中で担うだろうという想定の下、
その体制構築をどうしたらいいのかというテーマでフォーラムを開催
しようと思います。

ぜひ。ご参集下さい。

********************************

障害のある方の地域での安全・安心な暮らしを実現することを目指し
て、「障害者自立支援法」が平成18年10月に施行されました。

日常における障害のある方の支援体制をそれぞれの地域ごとに整えて
いくことはもちろん、災害時においてもそのセーフティネットが機能
を果たせるように構築される必要があります。

「日頃の安心が災害時の安全」をキーワードに、福祉サービスはも
ちろん、自立支援法の要となる相談支援体制、地域自立支援協議会
などが、地域の様々な機関や個人とどのようにネットワークされ、
皆が安心して暮らせる地域社会を実現するのか、その道筋を探ること
を目的にフォーラムを開催します。

安全・安心セーフティネットフォーラム

日 時/ 1日目 平成21年1月31日(土) 10:00〜18:00
    1日目終了後、18:30〜交流会を予定しています。
    2日目 平成21年2月 1日(日) 10:00〜17:00

場 所/パティオ池鯉鮒かきつばたホール
〒472-0026 愛知県知立市上重原町間瀬口116番地ちりゅう芸術創造協会
        TEL0566-83-8100 FAX0566-83-8110

ビラです:http://www.asobinin.net/dtp/anzen_anshin_090131.pdf

********************************
posted by toeda at 19:17| 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

ぬぅわぁ!怖いことなってる!の巻き

最近。僕に対する誹謗中傷が多すぎる。。。

って。受けるようなことを言ったりしたりしているからね。

先日行われた自由民主党の障害者自立支援法に関するプロジェクト
チームの関係団体ヒアリングでの僕の発言が問題だと。

ビラに書かれて全国で撒かれているらしい。(−◇−;

自民党PTでは、全日本手をつなぐ育成会が当事者団体として。

昼間と夜の支援を分けるということを望んでいるので、入所型の旧体系
施設が経過措置延長などで今の支援のありようのままにならないよに、
きちんと新体系に移行するよう指導して欲しいということと。

日割りは利用者にとって、サービスの選択権を保証するものなので、
堅持して欲しいという要望をしてくれました。

それを受ける形で、僕としては。

支援費制度の破綻を受けて、早急に制度化したために様々な問題がある
自立支援法だったが。

それでも新体系に移行した3割の事業所は、自立と共生の社会を目指す
という自立支援法の理念に共感し、力強く進めていくという立場で自分
達がこの改革を実践によって進めたいいう心意気で移行したのだから。

今回の介護報酬アップは、新体系事業所に厚く配慮することで、その
事業所達の心意気に応えて欲しいと言いました。

旧体系に留まっている施設には、移行へのハウツーなど情報が届いて
いない施設があるので、その施設には自立支援協議会や相談支援体制
の強化で情報提供をして欲しいし。

そうではなく、意識的に旧体系に留まっている事業所は、改革の抵抗
勢力なので、厳しく対処して欲しいと話しました。

新体系を厚く旧体系を厳しく処遇し、移行に必要な情報提供をしっか
りとした自立支援協議会・相談支援体制の構築によって行うことが、
より早くこの改革を実現する道だと説きました。

きちんと。旧体系より新体系に移った方が報酬が増えるという形に
しないとダメだと言うことです。

さらに、多くの障害団体がたくさんの議論を重ねて合意したのだから、
社会保障審議会の答申を大きく外れるような方向性で今後の見直しが
進んだりしないよう念を押しました。

また、精神障害の方々を始めとした新たに増えていく福祉の利用者の
増加を考えると、介護保険活用や消費税の福祉目的化など、新たな
安定的な福祉財源をきちんと確保するよう検討して欲しいと言いました。

さらに、障害者の社会参加に併せて、それを護る障害者虐待防止法の
早期成立は不可欠だとお願いしました。

多くの議員が共感してくれている手応えでした。

ダメですかねぇ?僕は思っていることを言ったまでですが。

新体系=改革派 旧体系=改革抵抗勢力

この分け方が乱暴過ぎましたかね。反省。

でも。申請書類もはっきりしない、会計の仕方も解らない中、新体系に
移行し、まさに実践をもって、自立支援法を改善してきた方々を大切に
処遇するのは当然だと思います。

与党の決めたことに抵抗しかせず、実践家なのに傍観しかしなかった
人達が厚く処遇されたりしたら、それこそ、この改革は終わりです。

そういう動きがあるので。強く牽制しました。

僕は障害者自立支援法こそが、日本の地域福祉を開いていく大きな歴史
的転換点になると信じ、支持してきました。

来春、5.1%介護報酬が上がります。

介護保険が3%ですから。障害福祉の報酬がもともと低かったとはいえ。
このご時世に。この改訂幅は、本当に有り難い。

1億円予算の事業所で500万報酬アップですから。常勤ひとり雇える!
これで、少しはまともな支援ができるようになりますよね。

そもそも。自立支援法の方向性は、成立時に反対運動していた学者達も
次々にその中身は間違っていないと言い出しているように、地域福祉に
日本の障害福祉を転換し得る中身になっていることが確認されてきました。

問題は、利用者負担や報酬単価の低さ。こちらは、自立支援法という
より、その背景にあった、社会保障費総額の抑制に問題の本質があった
と僕は考えています。

経済財政諮問会議ですよね。問題の本質を生んだ人達は。
大熊由紀子さんのHPに、当時の厚生労働大臣だった尾辻さんが回顧して
話している文章があります。それを読むと、わかると思います。

◆尾辻秀久さん:経済財政諮問会議(の4人の民間委員)は、経済
そして財政至上主義者でありますから、社会保障費を削れ、削れの
一辺倒であります。2002年から2006年までの5年間で、1兆1千億削れ、
と、こういうふうに言ったのであります。

http://www.yuki-enishi.com/enishi/enishi-2008-01.html

障害者自立支援法はまさに、この社会保障費削減の波の1番悪いタイミ
ングで動き出さなくてはならなかったのが不幸だと思っています。

そしてそれが、やっと麻生内閣で、国民の「生活主体!」という叫びに
押される形で、見直されることになったわけです。

そういう意味では、自立支援法の賛成派が地域志向の仕組みを作り、
反対運動がそれを進めるための財源を政府に迫り生み出させたと言える
のではないでしょうか。

そう考えると。誰もが、意味のある動きを大きなうねりとしてしたん
だと。そう考えるとことができるし。

そう総括して。障害団体がみんな、過去の経緯を越え、障害者の未来の
ために手をつないで歩き出さなければならないと思います。

目指すのはノーマライゼーション。そこはみんな一緒。
そう信じていますし、そうであれば、一緒に歩けると思います。
posted by toeda at 15:12| 🌁| Comment(10) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

障害者自立支援法対応の生命保険!の巻き

一時金ではなくて年金で受け取れる。

プルデンシャル生命保険から障害者家族向けの商品が出ました。

先日。毎日新聞の野沢和弘さんに用事があって、会いに行ったら、
やはり丁度野沢さんを訪ねて来た、プルデンシャルの和久本俊彦さん
という方にお引き合わせ頂き。

野沢さんが「今度うちが入る生命保険すごいんだよ」とおっしゃり。
この商品について、説明を頂きました。

この商品のミソは。障害のある方が受取人だと、受け取り金額が割り
増されるというプルデンシャル出血大サービスの社会貢献性と。

受け取りが一時金ではなく。年金になるということ。
しかも本人が生きている限り終身。

さらに。本人が親亡き後、知的障害などで保険の請求ができない方の
場合、年金の代理人請求もやって下さるとのこと。

詳細はこちらに詳しいです→ふくしチャンネルHP

一時金でドンとお金が来ちゃうと。障害者自立支援法の利用者負担も
一遍にドンと来ちゃいますよね。本人の貯蓄も勘案しますから。

それが。障害者年金に給料や工賃+適度な生命保険からの年金となると。

親亡き後も生活がとても安定しますよね。

いやぁ。すばらしい。

「よくこんなマニアックな対象の素晴らしい商品を開発しましたね!」
と、僕が説明を聞いてびっくりして和久本さんに声を掛けると一言。

「僕を含めた、プルデンシャル生命保険社員の中の障害の子どもを
持つメンバーで考えて商品化したものなんですよ」と。

納得。生命保険会社の社員さん達で障害の子どもを持つ方達が、自分達
の経験や子どもの将来を思う気持ちから商品開発したから、このような
かゆいところに手が届く、素晴らしい商品になったのですね。

うーん。むそうの保護者さんが。こういう保険や互助会などの加入を
みんなきちんとして下さって将来の地域生活に備えて下さると。

僕達支援者側も相当。心強いのだけれど。(^^;

だいぶ。そういうことをやって下さっている方はいますけれどね。

プルデンシャル生命保険株式会社HP http://www.prudential.co.jp
posted by toeda at 18:13| 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月13日

日本財団の申請をしませんか?の巻き

日本財団から働く車や機器を助成してもらいたい人!

今月(10月)末が。申請締め切りです。

むそうの活動写真も載せて頂いている申請案内はこちら!

チラシ(機器,車両).pdf

チラシ(軽トラック).pdf

今年は特に軽トラックに力を入れているそうです。

障害者自立支援法では、移動販売車も福祉施設の活動拠点のひとつと
して認められるようになりました。

パンやうどんの移動販売車が作業所としてすでに走り出しています。

限界集落に日用品や生鮮食品を届けに行く作業所とかも面白いですよね。

障害のある人の活動がいろんな展開で。
街作りのために広まっていくとうれしいなぁと期待しています。

皆さん、申請してみてはどうでしょうか?

申請書はこちらクリック→日本財団ホームページです。


posted by toeda at 19:03| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

立派な街もあるもんだの巻き

倉敷市の相談支援・自立支援協議会はアツい!

こんな調子で鼻血ブーですか?大橋さん!(業務連絡)

昨年から岡山県倉敷市の地域自立支援協議会という障害者自立支援法で
各市区町村に置かれることになった障害のある方を地域全体で支える
ための相談・マネジメント組織構築のためのアドバイザをやっている
のですが。

私の言うことを一言一句メモり、無理難題もきっちり地域力で越えて
行く倉敷市の行政・相談支援者・当事者・事業者・街の皆さんの協働体
は、恐ろしいほどのスピードで進化を遂げ。

私も理論上ではこうあるべきだと思っていたのですが、形としては見た
ことがないという、立派な地域支援システムを構築してしまいました。

昨年度は大小合わせるとなんと150回のケア会議を開いたとのこと。

それだけやって、問題解決ができないと参加しても意味がないと言って
来なくなる事業者などが出たりするものですが。

ちゃんと続いているということは、ケア会議を通じて多くの障害のある
方の生活が多くの人の協働でより良い方向に動き、手応えがあるのでし
ょうね。

なんと。自立支援協議会でホームページを作ってしまいました。

倉敷地域自立支援協議会ホームページ←クリック

事例を蓄積して、今後に生かせるなんて、面白い発想ですよね。

僕は、なんか、過大に評価されていて、こっぱずかしいですぅ。。。

倉敷で説明した僕の自立支援協議会の設計図はこんな感じ。

相談支援・地域自立支援協議会概念図.pdf

1枚目は、相談や事業などが地域自立支援協議会で協働するイメージ図。

2枚目は、ケア会議で上がってきたニーズを数字に置き換え、障害福祉
計画にきちんと載せると、それが国の概算要求に直結して行くのが、
自立支援法のすごいところなのよ!の図。

3枚目は、3年毎に、きちんとケア会議のニーズを計画にして真面目に
転がしていけば、その街はきちんと障害のある人のニーズに応えられる
街に変わるはずなのよの図。

4枚目は、某私の居住県に提案し取り入れられる機会がなく、遠く倉敷
で花開いた、こんなシステムで相談支援体制を構築するとうまくいくん
じゃないだろうかの図。

まあ。説明するととても文章では書けないので。こんな雰囲気かと。
参考までに。

国のケアマネージャー講師も首になっちゃったので。
相談支援体制の構築に関わることも、これが最後だと思いますが。

ひとつでも。自分の理想の街ができたのは、クリエイター冥利に尽きます。

僕自身も倉敷の皆さんに感謝かんしゃです。

それにしても。地元がなぁ。

「預言者は地元では受け入れられない」イエス・キリストも言っている。
まあ。そんな感じで。有難味もないよなぁ。いつもいる人は。
誰も話を聞いてくれないし。活躍の場もないし。

当て職の主導権も何もない立場だしなぁ。地元、望み薄ですわ。。。
posted by toeda at 23:40| 🌁| Comment(13) | TrackBack(1) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月10日

暴論ですかぁあぁ〜!(イノキ調)の巻き

道路財源をヘルパー増員に使う!

土建業者は気が優しくて力持ち!ぜひ、ヘルパーになって欲しい!

最近騒がれている。道路特定財源の暫定税率廃止の議論。

確かに。昨今のガソリンの異常な高さを思うと。25円安くなるのは
とてもうれしい。でもなぁ。

地球温暖化対策として。ガソリンそのものが高いって。
結構いいと思っているのは僕だけでしょうか?

アイドリングストップ。無駄なドライブはしない。電車優先。
間違いなく、ガソリン高くなってから、マメにやっているもんね。

だいたい。これからの国家財政、地方自治体財政の厳しさを考えると。
減税って。直感的に無責任な人気取りに思えるし。

しか〜し!無駄な道路はもういらない。

先日。北海道でたいした交通量もないのに延々並行して続く3つの道路
を見てしまった。浦河:べてるの家から札幌へ向かう道で。

道路を造ることでの生活向上のために造っている訳ではないですよね。
こういう道路は、その地域の雇用創出のために無駄でも造っているん
ですよね。間違いなく。

そうであるなら。土建屋さんをヘルパーにです。

自民党も道路特定財源の議論の中で、財源の利用目的を環境目的にする
なんて言っているんだから。目的はいろいろに変えられるはず。

地方自治体も。もちろん、必要な道路建設がまだまだあるので、反対
している部分もありますが。一番大きいのは、雇用創出装置としての
道路財源への期待なのでしょうから。

そうであるなら。土建屋さんをヘルパーにです。

道路特定財源の暫定税率を維持し。その目的を福祉目的にし。
介護報酬が低過ぎてヘルパーが確保できず、閉鎖に追い込まれる事業所
続出の介護事業に使い。男性ヘルパーが足りていないとして。

そうであるなら。土建屋さんをヘルパーにです。

どうですかねぇ。そういう提案なら、もっとこの問題。大議論になると
思うのは、福祉をやっている僕の偏った考えですか?

皆さん、どう思います?
頑張れ民主党。今度、民主党の議員さんに提案してみよう。

道路特定財源見直し問題:YAHOOニュース
posted by toeda at 10:58| 🌁| Comment(11) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月01日

動くところと留まるところとの巻き

守るか攻めるか!

昔から。その判断が歴史と存亡を分けるわけでございますが。

いまだに障害者自立支援法で軽度障害者も入所施設に新規に入れる
ようにしろと運動している福祉人なのに人権意識の欠けらもない
化石のような人達がたくさんいる中。

国があてにならないなら、自分達で稼いで障害のある方となんとか
生き抜いて見せるさという力強い動きをする団体もたくさん出てきて
いるわけです。

昨晩。東京:虎ノ門にある日本財団ビルで「キリン」の社員さんを
招いての勉強会がありました。

毎日新聞の野沢和弘さんがセッティングして下さいました。

講師は大ヒット商品「氷結」(缶チューハイ)開発チーム
佐野環さん。業界では「氷結の母」と言われるカリスマです。

画像-0055.jpg

商品開発の生々しい様子。どうやって飲む人の心を掴む商品開発を
するのか。本当に本音で開発者の葛藤までを交えてお話頂きました。

個人的には、ブレインストーミングの様子がとても興味深かった
です。

「バカバカしいことを言っても否定しない」
「相手の意見を尊重する」
「年齢や役職などをアイデア出しでは持ち込まない」

いい会議をするための重要な要素は、定理のようにあるのですね。

日本財団チームも皆さん参加で、ふむふむと話を聞いておりましたが。

その日本財団助成金の障害者自立支援法対応の新しい形。

「働く車」プロジェクトも動き出しました。

障害者自立支援法の最大の評価点は規制緩和だと僕はずっと
言っている訳ですが。


通所系サービスはもう、建物にしばられる必要もなくなったわけで。

車で移動販売をする作業所などということも可能はわけで。

そこにいち早く目をつけた、日本財団が車の助成として(授産設
備で申請になりますが)働く車を助成しました。

第一号は、なんと「さぬきうどんカー」

丸亀競艇で販売会もしたそうです。

(それぞれ↑クリックすると、日本財団HPにリンクしてあります)

先日。鳥取県に頼まれたコンサルティングで。ある作業所に働く車
シリーズの話をしたら、鳥取の限界集落に日用品や生鮮食品を売って
まわる仕事を作業所としてやりたいと言われ感動しました。

障害のある方が限界集落を支える。

地域にも、政治にも、行政にも、誰からも障害のある方の存在が感謝
される、なんて素敵な企画提案でしょうか。

こんな動きが、企業人などから学びながら、助成金団体などに後押し
されながら、どんどん日本中に広がることを願います。

皆さんは、守る?攻める?

ちなみに。むそうは「ラーメンカー」を日本財団に申請致しました。うふ。
posted by toeda at 14:21| 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする