2005年06月09日

半田市長の福祉マニフィストの巻き

6月12日は半田市長選です!

現職の榊原伊三市長には、アートスクウェアの土地の貸与など、ふわり・むそうとしても、
大変にお世話になりました。

2期目を目指すにあたり、さらなる福祉課題にどのように取り組もうと考えていらっしゃるの
か、お忙しい中、1時間たっぷり、戸枝がインタビューをして参りました。

これは、「地域保健福祉計画を市民参画で!」という半田の市民団体で行って来た学習会から
浮き上がって来た課題をまとめたものです。

投票の参考にして下さい。

            ■今までの任期の総括とこれからの抱負■
 
 榊原市長の今までの任期中に、市民参画課が置かれ、NPO法人が次々に産声を上げて、市民福祉が充実したり、社会福祉法人むそうのアートスクウェア、成岩ウイング、市民参画センターなどを開所するなど、市民との協同がまさに目に見える成果をあげました。
 
Q:今までの任期を振り返って、市民活動や地域福祉の推進に関して、心がけてきたことや、気づいたことがあれば、教えて下さい。また、新たな任期での、市民活動や地域福祉の推進に関する抱負があれば、お聞かせください。

市長:ありがとうございます。まさに、今の時代は、高齢化社会、あるいは福祉社会と申しますか、たくさんの方が何かをしたいと思っている、生きがいをみつけたいと思っている時代です。
 半田市では、例えば、亀崎の海浜緑地のところで、自主的に掃除をしてくれているおじさんたちのグループがあるんですが、本当に一生懸命掃除をしています。一生懸命やっているがゆえに、誰かがゴミを捨てますと、ほかの方にも「おーい!ゴミを捨てないで下さい」とこう、注意をするわけですね。やわらかく。
そうすると、その注意をされた方が「なんでお前に言われなきゃいけないんだ」と、こんなことになってくるんだそうです。その人たちから、私どもに声がありまして、私たちは一生懸命やっているのに、こんなことになっておる。なんとか認知してくれないかと。
そこで、よその町でもやっております、アダプトプログラム、つまり、公共施設の里親になっていただこうということになった訳です。
それをきちんと市などが間に入って、認知した団体にして、そちらと協定を結ぶなかで、“このおじさん達のグループがここのクリーンボランティアをやってますよ”と、標識を立てたりすることで、あるいは、共通の帽子をかぶったり、ユニホームを着ていただくことで、その人たち皆の参加する意欲を増進し、同時に、ほかの人達も、ここは、あの人たちが掃除をしているんだということを理解してもらうことで、先ほどのようなことのないようにする訳です。そうして、皆さんに、気持ちよく活動していただく。
たくさんの方が、今何かに参加しようとしているんですね。ですが、きっかけがないものですので、参加ができない。
 今、福祉や教育や、文化の部分でたくさんの方が半田市では市民活動に参加をしていただいている、そしてそれが、その人の生きがいにつながって行ったらいいなと考えています。それがまさに、人々の幸せというか、福祉の向上になるんですね。生きがいにつながることで、毎日が楽しく生きられる。これからも、そんな社会を作って行きたいと思っています。


                   ■NPO法人について■

 半田市は愛知県下有数のNPO活動が活発な地域です。市民参画センターの設置、市民と行政の協同が特徴的な成岩ウイングの運営など、半田市とNPOの具体的な協同も進んできました。

Q:NPO法人は社会福祉法人などと比べて優遇税制の制度が、まだ整備されていません。そこで、質問です。市がNPO団体への土地や金品の寄付を指定寄付の形で受けてくれないだろうかという声があります。いかがお考えですか?

市長:国で当初予定されていたNPO法人への優遇措置制度が制度化されず、個人的にも本当に残念でした。国に優遇税制などのきちんとルール作りをやっていただけると、もっと活発になると思う。半田市としても、工夫できることがあれば、考えたいと思います。

Q:市民参画課が本当に市民参画の課として、市民から利用されるためには、市民参画課の活動内容を話し合う、まさに市民参画の協議会が設置され、その意見を取り入れながら活動されていくと好ましいと考えますが、いかがでしょうか?

市長:他の自治体の動きなどを研究し、できることがあれば実施していきたい。市民参画課の協議会の話は、おっしゃる通り。私たちのところにはありませんので、きちんとしていく必要があろうかと思います。もうひとつ社会福祉協議会にありますボランティア協議会の有り方についても、駅前に市民活動支援センターができるので、それとあわせて新たな動きをしないといけないと考えています。

Q:一度市有財産を貸与された団体が、その運営に問題を発生した場合、その貸与を取りやめるのか、やめるとして、次の貸与団体はどのように決定するのかなどのルールが半田市の場合、いまだ未整備です。喫茶なちゅ、成岩ウイング、市民参画センターなどの市民活動団体が使っている市有財産の委託ルールが必要だと思うのですが、いかがお考えでしょうか?

市長:これまではケースバイケースでやってきましたがこのままではいけませんね。半田市には財務規則があり、その解釈の中で委託を行ってきましたが、激動の時代なので、委託団体がきちんとした管理をできない場合やよりよい委託先が出てきた場合を考えて、ルール作りをしていかないといけないと思っています。指定管理者制度の活用と併せ、検討していきます。

                   ■地域福祉の推進■

平成18年は高齢者の介護保険制度の改革が行われ、障害者の支援費制度が障害者自立支援法になり、さらに、子育て支援に関する様々な施策が実施されるなど、福祉の大きな転換点になる年だと言われています。
 半田市は、福祉先進自治体と呼ばれる自治体と比較しても、多くの分野で遜色のない、福祉先進自治体の仲間入りを果たし、さらなる福祉の充実が期待されています。

Q:半田市は市民活動団体を始め、福祉資源がとても多く、福祉の街として、全国的にも評価され始めています。「福祉の街・半田」を積極的にアピールしていくお考えはありあせんか?

Q:介護保険制度の介護予防や障害者自立支援法における地域生活支援事業など、市が単独で取り組むべき事業がたくさんできてきます。市が実施主体になるにあたり、今までの福祉が後退しないか心配する声がありますが、いかがでしょうか?

Q:日頃、半田市で地域福祉活動に関わっている市民活動団体からは、半田市民すべてが住みやすい、安心のできる街作りのために、ライフステージや福祉制度の別を越えた、「地域保健福祉計画」の策定を望む声があります。今後の半田市の福祉計画の展望やその中身について、お考えをお聞かせください。
  また、様々な計画の策定に、市民活動団体からも参加できるように配慮をお願いしたいのですが、いかがお考えですか?


Q:市民の間から、半田市はせっかくたくさんの福祉資源があるのに、それぞれの福祉サービスの窓口が違ったり、それぞれの連携が円滑に行っていないために、実際のサービス利用にたどり着くまでのハードルが高いという声があります。
また、障害のある人と高齢者、そして、支援の必要な子どもが同居するなど、福祉サービスを重層的に必要とする家庭を支援する場合、福祉制度を横断的に理解しマネジメントする相談支援者が必要だとの声もあります。
そこで、質問です。来年の春に介護保険制度の改正と併せて半田市でも計画されるであろう包括型の相談支援センターの運営イメージはいかがなものでしょうか?
高齢者のみならず、障害者や子どもなど市民誰でもが利用できる相談窓口の設置はできないでしょうか?


市長:それぞれ、必要なことでいいアイディアが含まれていると思います。すでにやっていることもありますが。
半田市でも、ほんの少し前は、福祉といっても民生課でほんの少しだけのメニューをこなしてきたわけですが、ここ数年間で、急激に福祉が充実してきまして、それぞれに必要な対応をしてきています。あらゆるメニューが課ごとにわかれて、その専門家じゃないとわからない位になってきました。
実際、福祉のサービスを受ける側にとっては、例えば、ひとつの家庭で、お父さんが寝込んでいる子供は障害があるというように複合型で困っているなどという場合が多くあります。
そういったケースに対応するには、私どもとしましても、縦割り行政では解決できませんので、専門的なマネジメントのできる、福祉サービスを全体的に知っている人を窓口に置いて、問題解決がワンストップで済むような仕組みを作る時代になってきたと思います。
 半田市には、サービスがたくさんあるのですが、相談体制が整備されていないと、それにたどり着くのが、あまりにも大変です。このことはきちんとしていきたいと思っています。
半田市にも包括型支援センターがまさに必要な時期になってきていると思います。役所も建て直す時期にありますので、ハード面でも、またソフト面でも、組織を見直すなどして、早い時期にやっていきたいと思っています。

Q:同じく設置される地域型の相談支援センターの運営イメージもお聞かせください。また、地域型の相談支援センターは複数個所設置されると思いますが、その中のひとつを市民参画型の相談支援センターとして市民活動に委託するお考えはありませんか?

市長:地域の相談支援センターに関しては、亀崎地区が住民参加型の地域福祉を亀崎のセンターを中心に上手にやっていますね。ああいうものが、生きいきとできてくると、ありがたいと思います。
私たち、行政が、つい何でもやらなくてはならないと思い込んでしまいますが、亀崎の場合、実に効果的に、市民の方が、生きいきと活動してくださる。それを市内の各地域に作っていくことで、持続可能な福祉施策に、まさに半田市型というような特徴的なものができていくのではないかと思います。

Q:低所得な障害者や高齢者の方のバリアフリー住宅の確保が半田市でも困難であるとの声が挙がっています。そこで、質問です。半田市における公営住宅等の今後の整備計画において、1階部分はバリアフリーにして原則的に低所得の障害者や高齢者に賃貸する・グループホームとして提供するなどのお考えはありますか?

市長:公営住宅に関しては、今、市内の公営住宅で、すでに1階部分を高齢者用に利用できるように対応しています。
君が橋住宅の改築では、市営住宅の残り2棟分の建設を凍結しています。市営住宅単独で建物を建てるということは許さんぞ、という声もあがっていますので、様々な施設の併設型で行きましょうという考えもあります。
例えば、障害のある方の親御さんが亡くなった後、半田市で生活し続けたい方の生活する場所がなくなっちゃうんではないか、ということに関しても、たとえば、1、2階には、そういった人たちにグループホームのような形で住んでいただくということも考えられるかも知れません。
土地の高度利用として、1、2階は、障害のある方に利用して頂いて、その上には公営住宅を建て、なるべく高齢者の人たちにすんでいただく、というものにしていくこともひとつの考えであると思っています。

Q:独居の高齢者や地域で親亡き後も生活をする障害者などが増えています。自分で判断をきちんとできない方への支援制度として、成年後見制度がありますが、半田市として、成年後見制度の充実をどのようにお考えですか?また、成年後見制度は、費用面から、低所得者の利用が現行の国の仕組みだけでは難しいと思います。成年後見制度の運用を行う団体に補助をするお考えはありませんか?

市長:成年後見制度について、たくさんの方が財産をもちながら、自己判断ができず、それを支える仕組みがないためにサービスを利用できず、亡くなっていく方もおられると聞いています。
成年後見制度をきちんと運用きる団体ができれば、私たち行政だけで解決できる問題ではないので、社会福祉協議会や包括支援センターとも連携して、そういった団体が活躍していただいて、福祉が充実していくというようなことが必要だと思います。


                ■人にやさしい街作り■

 半田市は、名鉄知多半田駅の市街地整備など、知多半島の中核にふさわしい街として、様々な整備が着々と進められています。

Q:半田市内の駅は、エレベーターの設置がなく、駅員に事前に連絡をしていないと車椅子での利用は困難です。高齢化を迎え、今後、ますます車椅子利用者は増加しますし、車椅子でなくても、足腰の弱った人にあの階段はつらいものです。
各駅のエレベーター設置などのバリアフリー化について、いかがお考えですか?


Q:駅前の再開発などにおけるバリアフリー化について、どのような配慮がされているのか、お聞かせ下さい。また、その際に、当事者の声をどのように反映させるのか、お聞かせ下さい。

市長:それぞれ、おっしゃるとおりです。半田市内の駅は、かつては、健常者への配慮しかできていませんでした。しかし、青山駅などは、エレベーターまではいっていませんが、エスカレーターを設置しました。今はエレベーターが必要な時代になってきたと思います。
 ありがたいことに、JRの高架化が進んでおります。それと並行して名鉄もやりましょうということになっております。
鉄道会社の中には、様々なルールがあるようですが、それらを越えて、鉄道も、道路の一部だと考えて、誰にでも使いやすくなるようにやっていきたいと思います。
駅前再開発ビルについても、図面を見てみましたら、階段や段差が多くあるといった図面でしたので、「空港なんかは、知らず知らずのうちにスロープで移動ができる、全部をやり直して下さい」といって指示をしたところであります。多くの人にとって、スロープのほうが歩きやすいということが、わかってきたので、建物をできる限りスロープ化することは許されると思います。その方が、結果として健常者にも、通りやすくなると思います。
駅ビルの建設予定地は、元々全体になだらかな傾斜があるところですので、建築家にとって難しいようです。しかし、駅からはデッキでつながり、そちらにはエレベーターがありますので、これからは、少しは車椅子での駅の利用が楽になるかと思います。
障害当事者の方との話し合いの機会も考えています。

Q:半田市は福祉移送に取り組む団体が多いことでも知られています。平成18年春に、福祉移送に関する法律が大きく変わりますが、半田市の今後の福祉移送に関する対応について、お考えをお聞かせ下さい。

市長:福祉移送については、愛知県で特区の申請をしているので、今月中には許可がおりてくると思います。そうなったら、この地域では、半田市が中心になって福祉移送の協議会を作ることになると思います。福祉系の事業所と既存のタクシー会社との様々な運用上のすり合わせ作業をして、福祉系の事業所も必要に応じて福祉移送を行うということができるようになると思います。半田市が周辺市町村を巻き込む中で、これがきちんと認知されるように進めていきたいと思います
posted by toeda at 17:38| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月01日

さらに障害者の敵?の巻き

最近、呪いのメールがよく来ます。(−。−メ

 障害団体のリーダーなんて、ろくなもんじゃあ ございやせん。

 若者ばかりで運営している障害者の地域生活支援事業所の人々からは、お前が行動援護なん
てものを作って、居宅介護の長時間単価下げを許したから、うちの事業所は潰れそうだ!
どうしてくれるんだ、ばっきゃろーめ!とか、障害当事者の人からは、介護保険、障害者自
立支援法推進なんて、障害者の敵だ、福祉の世界から去れってんだ、ばっきゃろーめ!とか、
そりゃあ、まあ、怖いこわいメールがたくさん来る訳です。
 
 メールを下さっている皆さん?ばきゃろーめ、ばきゃろーめって、もしかして、い
つもここからの大ファン?ピタゴラ体操踊ってる?ピタゴラスイッチ、面白いよね。ふふ。
 

 まあ、気の小さい僕は、昔は、ふわりのおかあちゃま軍団につるし上げにあっただけで、
夜も眠れず、虎蔵君に、顔をすりすりして泣いていましたよ。
 しか〜し!優秀なスタッフの度重なる「やっちまった!」のお陰で、すっかり、クレーム
対応ストレスに強くなった今の私は、自分の信じる道に一目散に進むのです。

 私、全日本手をつなぐ育成会の理事になりました。

 障害主要団体の中で、いち早く介護保険活用を叫び、障害者自立支援法の修正をしての早期
成立を叫び、今や身体障害の当事者団体からは、腰抜け、厚生労働省の手先、裏切り者呼ば
わりされている、全日本手をつなぐ育成会の理事になりました。
 ううっ。もう、運命なんだと諦め始めました。正直、むそうが出来たので、知的障害という
よりは、障害福祉自体から足を洗おうと本当に思っていたのですが、無理なのです。
 少なくとも知的障害のある人達の立場で叫び、ののしられ、蹴られて生きていくのは、僕の
ライフワークなのです。そうなんだ、きっと。そう諦めたのです。

 全育成の藤原理事長が昨年お子さんを亡くした時、厚生労働省の塩田障害保健福祉部長が
わざわざ兵庫の三田まで、弔問に行かれたそうです。

 その席で、藤原理事長は、塩田さんに「全国地域生活支援ネットワークの根来君や、北岡
君や戸枝君を知っているか?彼らは、施設をやめ、苦労に苦労を重ね、わしらの子どものた
めに福祉を変えようとしてくれてんのや。志士や。国を思う志士や。彼らが報われないよう
な福祉は絶対にあかんと思うねん」と言って下さったと人づてに聞きました。

 状況が状況ですので、真偽のほどは直接お聞きしていませんが、そんなことを子どもさんを
亡くされた悲しみのどん底にあっても、話すであろう人です。藤原さんという人は。
 
 副島理事長にも、僕は、どうにもこうにも、ご恩があります。まだ、まったく無名時代の
ふわりにふらりと副島さんが来ました。一日じっくりふわりの拠点を見て周り、僕の野望と
しか思えない話をゆっくり聞いて下さり、その後、いろいろな方に僕を繋いで下さいました。

 一昨年のホームヘルプ単価の突然の引き下げ騒動の時。愛知の地域生活支援事業所の人達
やその利用者の想いを厚生労働省に届けたいと僕が電話した時、ふたつ返事で、広島から東
京に駆けつけて下さり、僕を障害福祉課長に会わせて下さいました。

 何より。副島さんは、ポルノグラフティーのボーカルを学習塾で教えていた人です。

 そんな二人に頼まれて、どうして、理事を断ることが出来ましょうか。火中の栗を拾えと
言われれば、喜んで拾うのです。ふふふ。

 そんな訳で。知的障害をライフワークでやるのです。諦めました。全育成に若い親も入会
させるぞ!講演に行ったら、全国地域生活支援ネットワーク案内と全育成のインクルサポ申し
込み用紙の両方を配りまわる。インクルサポの申し込み用紙を1万枚送ってきて頂戴、事務局
さん!

 同じく全日本手をつなぐ育成会理事、毎日新聞野沢和弘さまと、全育成の看板使って、企業
なんかと福祉を繋ぐみたいなことしたいねなどと、もう、すっかり、野望が燃えています。

 本当は、みんなと仲良くしたいので。呪いのメールを下さる方々にもいつかその生き方を
認めてもらえるように。日々精進ですね。
 
posted by toeda at 21:33| 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月12日

原稿仕事ドランカーの巻き

チタンネックレスも効かなくなってきました。(;。;)

 この一週間、原稿仕事地獄に陥っています。1週間で書いた原稿の枚数、原稿用紙50枚!
いくら文章書きの早い僕でも、さすがに疲れました。

 夜寝ていても、ずっと頭の中で、う〜う〜と構成を考える始末。軽いノイローゼです。

 何をやっているのかというと、行動援護という新しい居宅介護等事業(ホームヘルプ)の
ガイドブック作り。この新類型作りに深く関わったのですが、僕としては、行動援護類型を
作るということは、出発でしかなくて、この類型を足がかりに、「メンタルなケア」という
概念を日本に根付かせたいのです。

 身体介護という何かができない人の体を直接触って支援するのが「フィジカルなケア」だと
すると、体に直接触れる必要がないのだけれど、常時、高い専門性のある人からの支援がいる
人への支援。

 知的・精神障害の人のみならず、高機能や高次脳障害者の人、認知症の人に必要な、
強い見守りや危機回避、情報提供などの支援。

 それが、「メンタルなケア」

 これが、支援費制度でも、もちろん、介護保険制度でも、概念としてもきちんと位置づいて
いないために、動きのある重度要介護者とでもいう人達が、そして、その支援者が、ひどい
状態に置かれてきたのです。

 行動援護は、初めて、メンタルなケアが国の支援類型で認められたということと、その単価
がフィジカルなケアよりも高く位置づいたということが画期的だと思います。

 これを足がかりに。まずは、知的に人にきちんとした支援をし、精神の分野にも持ち込み、大事に大事に育てていって、障害者分野の介護保険活用のタイミングで、「これって、認知
症の人にも必要よね」となって、「メンタルなケア」が必要な人皆の生活が良くなって、
それをしてくれたのは、知的の分野の人らしいとなって、国民皆から、知的障害の人を大事
にするといいことがあると思われる。

 そういう野望なのです。メンタルなケア・行動援護は。

 そのためには、知的の行動援護をより良い運用に、是が非でもせねばならぬのです。
傍観者がぴーぴー言っているのを納得させるためにも、頑張りますわ。うっ。



posted by toeda at 21:55| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月02日

成年後見の学習会にての巻き

一昨日、成年後見制度の学習会をしました。

 僕が副代表をさせて頂いている、地域福祉サポートちた(以下・さぽちた)で、昨年、
法人後見ができるように家庭裁判所に申し立てをして、OKを頂きました。
 現在は、社会福祉法人むそうの利用者が、2名地域福祉サポートちたを利用しています。

■NPO法人地域福祉サポートちたHP http://www.cfsc.npo-jp.net/

■成年後見制度の簡単な説明 http://www.court-law-office.gr.jp/tokusyu/14-04.htm

 さぽちた副代表の僕が、自分が理事長を務める福祉団体むそうの利用者の後見を
依頼するのは、利益相反になるので、本来は、良くありません。

 僕が、さぽちたの理事自体から、本来は抜けるべきだと思っているのですが、どうも、
抜けさせてもらえません。ま、近いうちに抜けると思いますが、現状は、副代表です
ので、さぽちたの理事会が、この成年後見に関与できないように、成年後見は、特別
会計にして、第3者で組織される運営協議会に運営を委ね、当たり前ですが、家庭裁判
所に監査していただくという方式を取っています。

 で、当日は、岐阜の東濃成年後見センターの山田さんと障害者や高齢者などの権利
保障に熱心な名古屋市弁護士会の中谷雄二さんの講演と質疑応答がありました。

■東濃成年後見センター紹介 
         http://www.jic-gifu.or.jp/np/newspaper/news/2004/0606.htm

 学習会は、70名ほどの参加。知多で、成年後見を真剣に考える人がこれだけ増えたと
いうことをうれしく思いながらも、その重要性を考えると、まだ、70人かと・・・。
 障害の有無に関係なく、すべての人の地域生活に必要な制度だと痛切に思うのですが。

 東濃成年後見センターは、地元自治体がきちんと委託料を払っているので、お金の
ない人でも、成年後見を受けることができます。

 様子見をして、うまく行ったら使いたいという人ばかりでは、実績が積み上がらない
ので、知多に東濃のような成年後見センターを作るのは無理です。
 運動として、この動きに主体的に参加して下さる方が増えることを願うばかりです。

 山田さんや中谷さんは、自分の活動を通して、人間は間違いを犯しやすい存在だと思う
ようになったと言っていました。
 障害のある方や、高齢者が、個人の想いだけでなく、システムにきちんと守られ、いや、
守られ続けるように、まさに地域全体で支える権利擁護機関が欲しいのです。







posted by toeda at 20:31| 🌁| Comment(1) | TrackBack(1) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする