2016年09月07日

岩手台風被害:田野畑村「ハックの家からSOSです!」の巻き

台風10号(8月30日)で大被害を受けた岩手県。

とりわけ、高齢者のグループホームで9人の利用者の方が亡くなるなど、
被害の大きい岩泉町。


20160906_04_2w400.jpg

東日本の震災時に、このブログでも義援金をお願いし、
支援をした田野畑村、ハックの家は、盛岡から山道を抜け、岩泉町を通り。
その隣にありました。

僕も、ハックの行き帰り、通りましたし。
ホテルが再開してからは、いつもお世話になっていた岩泉町。
山間の街なので、津波の被害には遭っていませんでいしたが。
この台風で、津波被害に遭ったかのようになっています。

被害は、沿岸部、田野畑村から久慈辺りにまで広がっているとのこと。
何だか、被害状況を現地の人に聞くのと、TVなどで流れる感じがだいぶ違う。
東京から離れると、人口が少ないと、扱いも小さくなるのか。
そんな気がしてしまう位、現地は大変なことになっています。

国も、自衛隊も、助成金団体も、支援団体も、熊本で手一杯で。
またかよって感じで、支援が後手ごてになっている感じも。

むそうから介護職、看護師などスタッフ数名がハックの家に支援に行きましたが、
口々に、ボランティアが足りない、被害がメディアで流れているより大変だと
報告して来ました。

現地の生の情報を。とにかくハックの家のホームページを。
ご一読下さい!


ハックの家HP http://hakkunoie.com/news/20160907/

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3・11で家が流され被災し、女手一つでようやく家を建てて2年目の方は、
また家が被災してしまいました。

「何で……笑うしかないよ」とつぶやき、
小さい体がますます小さく見えました。

ハックの家では、その方の家で生き残った熱帯魚を預かり、
家を直したら、熱帯魚返すからねと約束しました。

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たまりませんね。(;。;)

1.被災した家に、泥かきができる元気なボランティアを
2.物資が届かない場所へ、必要な物を届けたい

そのために、ハックでは、人とお金の支援を希望しています。

まだ、夏休みがある大学生とかいない?

泥かきをしないといけないお家がたくさんあります。

ハックの家にボランティアに来てくれませんか?


物は現地でも手に入るとのこと。

だとして、お金、義援金の支援が有効。

ハックのホームページに義援金の申込フォームと口座番号があります。

もし、心が動いた方は、ぜひぜひ、ハックの活動に心をお寄せ下さい。
よろしく願いします!

posted by toeda at 21:22| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月08日

春休み:田野畑村・宮古市で子どもの支援しませんか?の巻き

岩手県:田野畑村:宮古市で。障がい児の支援。春。

3月21日〜4月4日の原則土日等を除いた日にちです。


要綱は、こちら→ img-308200920.pdf

あと数日で、震災1周年ですが。まだまだ被災地は、大変です。

長期休みに。不便な所に出来た仮設住宅に住まう障がいのある方の家庭は。

買い物ひとつ、子どもがいると出掛けられないわけで。。。


大人がいろいろ、いろいろと大変で。子ども達も煮詰まっているわけで。。。

そもそも、震災に関係なく、子どもの適切な支援がなかったりしたわけで。。。


そんなこんなを支えて下さるボランティアさん。募集です!

実は、報告が大変遅くなりましたが。。。

日本フィランソロピー協会様 http://www.philanthropy.or.jp/ の応援を受け。

この冬休みも。被災地に子どもの支援拠点を作るためのOJTということで。

宮古を中心に。もちろん田野畑も引き続きってことで。支援をしました。


夏休みの支援が、利用された方々から他の障がいのある方のご家族に口コミになり。

うちも使いたかった!という人がわさわさ現れ。

夏は田野畑約20名登録でしたが。冬は田野畑約20名に、宮古約20名みたいな。

利用者倍増でした。!(^^)!

写真.JPG

これは、この冬新規で行った宮古市での支援の様子。

駅からすぐの商店街の一角。ここも1階は浸水したのですが。

ゆめ風基金様 http://yumekaze.in.coocan.jp/ がきれいに整備。

宮古市の災害における障がい者相談支援窓口などで使っている建物をお借りしました。


北海道のゆうゆう24 http://www.yuyu24.com/ チームは、

北海道の学校の先生チームがまた、たくさん来て下さり。

愛知は、むそうスタッフと日本福祉大学の学生ヘルパーわさわさ。

長久手町のかわせみ http://www.kawasemi-na.com/ さんが、スタッフを。

そんなメンバーで、地元の皆さんに児童デイサービス運営OJTみたいな感じでした。

宮古2.JPG

支援拠点のすぐ裏にある、宮古市育成会の作業所が、今後、この子ども支援を、

継続して運営してくれそうです。

障がい児のデイサービスは、行っていませんが、障がいの大人の作業所とともに、

学童なども運営している法人ですので、しっかり運営出来るのではと期待です。

宮古3.JPG

僕が、訪れた日は、作業所の皆さんでお餅つきでした。

この作業所も商店街のど真ん中。お餅つきをしていると、

通るいろいろな方が、声を掛けていきます。


地域に浸透している、素晴らしい事業展開。勉強になります。

お雑煮、おいしかったです。ごちそうさまでした!


来週、また、田野畑、宮古に行って、春の段取り、そして、継続する見通し。

それぞれ、話し合って来ます。

もし、興味を持たれた方は、ぜひ、春にお時間を下さい!
posted by toeda at 21:56| 愛知 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月07日

3月24日:仙台で被災1年:障がい者の暮らしを考えるフォーラムの巻き

〜震災から学んだこと。
      だれもが安心して住める地域づくりとは〜


と。題して。「地域福祉フォーラムinみやぎ」

3月24日(土)10時半〜17時 仙台駅歩いて5分。


の。会場で行われます。

厚生労働省も来るし。国会議員も来るし。


まだまだ。復興に向けて考えないといけないことがたくさんあるし。

今回の経験を他の地域での災害に生かしていかないといけないし。


などと思った方は。ぜひ、ご参集下さい。

要綱:申込PDFこちらです→10750-1.pdf

posted by toeda at 19:02| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

被災者から復興者になるために。宮古で障がい福祉フォーラム:10月14日15日の巻き

田野畑村に通い詰めて早半年。

何とか。今後を考える段階になってきたかなぁというこのタイミングで。

通っているうちに、お知り合いになった皆さんを中心に実行委員会を作って頂き。

だって。復興は、地元の人にしか出来ないから。

自分達の手で。力強く、今後を形作る仲間の輪を作り出す第1歩として。

宮古市で。障がい福祉に関するフォーラムを行うことにしました。

チラシ チラシ.docx

実施要綱 岩手県フォーラム実施要項20110920.docx

申込用紙 岩手フォーラム申込用紙.docx

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「住みよいまちづくり」フォーラム実施要項

1 目 的
東日本大震災により多くのものが失われた。
人、家、街、そして目に見えない気持ちや思い出。
その時何がおきたのか、何が必要だったのか、その真実に目を向けながら、
障がいのある人もない人も、ともに地域で元気に暮らし、
生き続けていけるまちづくりを考えるため、このフォーラムを開催する。

2 主 催 「住みよいまちづくり」フォーラム実行委員会

3 共 催 日本地域共生協議会 ふわり
全国若手福祉従業者ネットワーク
4 テーマ 「住みよいまちづくり」フォーラム
           〜障がい者が地域で元気に暮らし続けられる〜

5 期 日 平成23年10月14日(金)〜15日(土)

6 場 所 14日:宮古市民総合体育館シーアリーナ(多目的体育室)
15日:宮古市立田老第一小学校(体育館)

7 日 程

■10月14日(金)■

9:30〜 9:40 開会 主催者あいさつ

9:40〜10:40 講演 毎日新聞社論説員 野沢和弘氏
         子どもの権利を護る法律や仕組みを知っていますか?
         〜障害者虐待防止法成立後の権利擁護を考える〜

10:50〜12:00 行政説明 遅塚昭彦氏(厚生労働省障害福祉課 相談支援専門官)
         利用者の皆様へ 復興へ向けた暮らしを支える
         〜国の復興支援策と障害者自立支援法改正案〜

 12:00〜13:00 昼食・休憩

 13:00〜14:30 シンポジウム@
         地域生活支援事業所を起業する
         〜必要なサービスは作ればいい。そんな福祉の時代が来た〜
         シンポジスト
         相原真弓氏(NPO法人ハイテンション:東京都)
      大橋一之氏(NPOほうじんあーるど理事長:青森県)
      小田泰久氏(NPO法人楽笑理事長:愛知県)
      竹下敦子氏(NPO法人ハックの家施設長:岩手県)
 コーディネーター 戸枝陽基氏(NPO法人ふわり理事長)

 14:40〜17:00 被災地の見学(予定)


■10月15日(土)■

9:50〜10:00 開会 日程説明

10:00〜11:00 行政説明  遅塚昭彦氏(厚生労働省障害福祉課 相談支援専門官)
         事業者の皆様へ 復興へ向けた暮らしを支える
         〜国の復興支援策と障害者自立支援法改正案〜

 11:00〜12:30 シンポジウムA
         東日本大震災
         〜何が起きて、何を感じて、何をしようとしているのか〜
  シンポジスト 当事者の立場から
         大村翔也氏(NPO法人ハックの家)
      山根 清氏(NPO法人ハックの家)
保護者の立場から
         中島ミヤ氏
     細越郁美氏(久慈市子どもと成長する親の会長)
         事業者の立場から
         刈屋百恵氏(ワークハウスアトリエSun)
 コーディネーター 村上和久氏(惠水園相談支援事業所相談支援専門員)

12:30〜13:20 昼食・休憩

13:20〜15:00 シンポジウムB
        東日本大震災
        〜その時、障がい者の暮らしに何が起こったか〜
 シンポジスト  大塚 晃氏(上智大学総合人間科学部社会福祉学科教授)
          河内崇典氏(NPO法人み・らいず理事長:大阪府)
 コーディネーター 田中正博氏(社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会常務理事)
 助言者 遅塚昭彦氏(厚生労働省障害福祉課 相談支援専門官)

15:10〜16:00 実践報告(NPO法人ゆうゆう理事長 大原裕介氏:北海道)
        田野畑村での支援報告
        〜物質的な支援から暮らしの支援へ〜

16:10〜17:00 まとめにかえて(NPO法人ふわり理事長 戸枝陽基氏)
        〜こんな風に作りたい 障がい者の地域生活支援〜

17:00 閉 会

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1日目は、利用者(親御さん)向けってイメージで。2日目は誰でもどうぞってイメージで。

錚々(そうそう)たるメンバー+支援費バブルの申し子若輩者達。というメンバーで。

自立支援法を使い切るというか。

今後の暮らしに必要なサービスを生み出して、障がいのある方々の暮らしを支え、

雇用創出にもなり、併せて、日中活動で、街興しもしちゃおうという。

そういうメッセージが。

具体的な形で、参加される皆さんに伝わったらいいなぁと思っています。


このフォーラムで。

僕的には、被災地支援的には一段落かなぁと。そう思っています。


押しかけで、頼まれてもいないのに行くのは、これで終わり。

丁度、これで、支援金や助成金が終わりますので。丁度良いかなと。


それこそ。このフォーラムの実行委員会に2回ほど参加しましたが。

皆さん、すごく熱意もあり、力もあり。

何も口出しせずとも。着々と準備を進めて行かれる、素晴らしい輪があります。


この輪が、継続する和になれば。多くの人を巻き込めるでしょう。

そういう意味では、地元の人で、充分今後を拓けると思いました。

だから。まとめというか。メッセージを最後に。って気持ちで僕は行きます。


このフォーラムの参加者の中から、個人でもいいので。

本気のコンサルティング依頼でもあれば、この後は、震災とか関係なく。

地域福祉を一緒に進める立場で、また、行きたいと思いますが。

どうですかねぇ。。。
posted by toeda at 14:02| 愛知 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月29日

明日:30日朝7:45〜「NHKおはよう東海」に出演します(震災・自閉っこサバイバル関連)!の巻き

NHK名古屋の放送エリアしか見られないかも知れませんが!

明日の朝。連続テレビ小説「おひさま」の放送直前。7時45分から。


こんな番組があり。不肖、私。コメンテーターで出演します。<(_ _)>

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9月30日(金)“見えない障害”災害時の課題

東日本大震災の被災地で、自閉症の子どもや認知症のお年寄りなど、
障害や機能低下が外見から「見えない」要援護者が、避難所などで
周囲から適切な配慮を受けられず、避難所にいられなくなった事例が
相次いでいたことが今問題となっています。

そうした「見えない」要援護者の避難生活の問題点や、
彼らが安心して避難生活を送れるようにするためにできることは何か、
震災後、被災した障害者の支援にあたってきた専門家に聞きます。

ゲスト:NPO法人ふわり理事長 戸枝陽基さん

NHKニュースおはよう東海HP http://www.nhk.or.jp/nagoya/ohayo/

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短い尺の中。これでも、精一杯話したので。

言葉足らずがあったら許して欲しい。。。

人相悪いのは、生まれつきだから許して欲しい。。。


このBlogでも以前紹介した。

「大震災 自閉っこ サバイバル」ぶどう社 に関連しての話。 

ぶどう社HP http://www.budousha.co.jp/booklist/book/sinsai.htm

以前の紹介ページ http://hiromoto.seesaa.net/article/219726028.html


この本を書かれたお母さん達の肉声を見聞きすることができます。


ちょっと早起きして(って思うのは、夜型の僕だけか。。。)。ぜひ!
posted by toeda at 18:33| 愛知 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月22日

「ミンナDEカオウヤP」総売上1,000万円突破の巻き

東日本大震災から5ヶ月が過ぎ。

被災地障がい事業所の授産製品をミンナデカオウヤ!プロジェクトが。

始まって、4ヶ月位でしょうかね。

目標だった総売上1000万円を突破しました!ぱちぱちぱち。(^^)/


運営している。株式会社インサイトの関原代表から、メールを頂きました。

関原さんのメールに書いてあった、計算式。すごく面白いので紹介。(^o^)


********関原さん式:カオウヤP効果計算式********


・現地事業所:45事業所×20人=900人

・店舗:17店舗×3人≒50人

・イベント:94会場×5人=470人

・スタッフ:大阪50、東京50

・関係者:約50

 として、関係者だけで1,500人超。

・ご購入頂いている方々は、

 1,000万円÷500円(平均単価)=20,000人

20名のコアメンバー、100人のボランティアスタッフが。

たった3か月で。

全国で1,500人の仲間を作って、20,000人の気持ちを集めた。

********************************

そういうことになるそうです。

なるほどなぁ。さすが、理系頭は、面白い理屈で整理するなぁ。


20000人の人が関わったって、すごいですよね。

被災地のために、何かしたいって。みんな思っているんですよね。


このカオウヤP。まだまだ続きます。

この秋は、学園祭・文化祭ジャックを狙っているとか。

イベントだけでなく、実店舗などで扱って下さる所もまだまだ募集中とのこと。

被災地で、商品扱って欲しい事業所も含め、

ご用命があれば、インサイトまで、声を掛けて下さい。


**************************************************
※ええもん買って被災地支援!
  「ミンナDEカオウヤ」プロジェクト始動!
 http://www.insweb.jp/report/minnaDE.html
 Twitterアカウント:minnaDEkaouya
 ハッシュタグ:#minnaDE
**************************************************

ホームページから、インサイト及びカオウヤPにアクセスできますよ。
posted by toeda at 15:37| 愛知 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月11日

大震災:自閉っこ家族のサバイバル:ぶどう社:の巻き

東日本大震災で自閉っこ家族は、どうなったのか?

思えば震災から、今日で5ヶ月ですね。びっくりハイスピードで震災本が。

ぶどう社から出ました。

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「大震災 自閉っこ家族のサバイバル」 高橋みかわ 編著

本の紹介HP http://www.budousha.co.jp/booklist/book/sinsai.htm

高橋さん自身が自閉っこの息子さんを抱えて仙台で被災。

本には、今回、津波でとりわけ広い範囲で甚大な被害を被った。

石巻の自閉っこ家族の様子も丁寧に描かれています。


自閉や発達障害の子どもさんがある家族の方は、ぜひ、読んで頂きたい。

震災がいつどこで起こってもおかしくない日本ですから。

頭の中ででも。この本を読んで震災時をシミュレートすることが。

来る災害に備えることになるでしょうし。

いざという時に、大きな筋道を見せてくれるように思います。


地域生活支援を生業にしている福祉の人達にも。ぜひ、読んで頂きたい。

被災時に。僕達は、この家族に何をしてあげられるのか。

というより。

何もしてあげられないくらい、事業所も混乱するとして。

障がいのある方の家族が。

地域社会に、隣組に支えられるようなソーシャルワークをしているか。


サービス漬けにして。

障がい者の家族同士の支え合いや。

地域社会の包括的に障がいのある人も一緒に生きようとする力を削いでないか。

じっくり。じっくり自己点検をしないとダメだと思いました。


この本読んで、つくづく思うけれど。

地域支援事業所とか。相談支援体制とかが。

障がい者の暮らしをすべて包み込むなんて妄想だ。

火事場では、とりわけ、無理だ。

近くの隣人に。障がいのある彼ら、彼女らをいかに日常的に知ってもらうか。

それが、1番の防災対策だとして。僕達福祉の人間は、何ができるのか。


行政や政治を生業にしている人にも。ぜひ、読んで欲しい。

自閉症、発達障害と言われる人達が被災した時のこと。

あなたの担当する行政区の防災計画は。

きちんとその障がいを理解して想定してますか?

この本を読んで。

さらに、認知症、精神障害なども含んだ目に見えない障がい者の防災対策を。

今一度、再点検して欲しいです。お願いします。


僕自身。被災地に行って。

この本に描かれているような人達が。

福祉という支援のネットワークから抜け落ちていると感じて。

どうしているのか。どうしているのかと。案じ続けていました。


やっぱり。地域支援なんて届いていなかったのかという落胆と。

その状況での地域力、家族の絆パワーの凄さへの感動と。

環境適応に障がいがあると言われている、自閉っこ達の。

彼らなりの必死に生きようとした底力への愛おしさと。


そういうものを。僕は、この本から感じ取りました。読んで良かった。

Amazonから購入できます ←クリックでどうぞ!
posted by toeda at 21:02| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月18日

岩手県田野畑村で障がいのある子どもの夏支援の巻き

田野畑村には。あれから、しばしば通っています。

あれから4回行ったか。http://hiromoto.seesaa.net/article/195838636.html

田野畑村のおばあちゃん達が。

田野畑に4回も来る奇特な人と僕のことを噂しているらしい。(-"-)


まずは、ゴールデンウィーク休み。1週間田野畑へ。

目的地は、もちろん、ハックの家。http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=14604

水産加工をやっていたハックの家。

魚の加工品が冷蔵庫の電気止まって腐り。えらいことになっているとのお知らせ。


自分達が精魂込めて作った製品を廃棄するって切ないだろうなと。

むそう職員下畑&日本福祉大学4年むそうヘルパー村越・水井組を派遣。

写真 (87).jpg

一日で、大量の魚をすごい臭気にまみれながら見事に片付け。

ご褒美に。バーベキューをして頂いて、こんな調子になるほどの活躍振り。

写真 (89).jpg

後れて着いた僕は。避難所に入れずに。

物資が来なくて孤立している家が残った被災地区の皆さんに、物資を届けました。

写真 (88).jpg

終わって、帰ってくると。

ハックの家のサービス管理責任者竹下敦子さんから。

「この間、戸枝さんが来た様子を、ハックの通信に載せましたぁ♪」とこれを。

こういう。いちいちの心遣いが。ハックファンを作り出す理由でしょうね。

写真 (85).jpg

滞在最終日。予定より、様々な作業が早く終わったので。

ハックの家自慢のおいしいパンをたくさん焼いて。

三陸沿岸部の施設を次々訪問しました。

どこでも、総菜パンは、なかなか食べられていないとのことで喜ばれました。


岩手を南に南に走って陸前高田に。

ここは、竹下敦子さんの妹さんの実家。

震災直後。この家のすぐ下まで津波で流され。

この家が、薪の風呂で、井戸があったので。

近所の皆さんが集まって来て風呂に入っていたとのこと。


ところが。たぶん、地盤が地震の影響で下がってしまったのだと思いますが。

突然、井戸が涸れてしまい。

給水車で水をもらおうにも、水を運ぶタンクがないよねって困っていたら。

丁度、僕がハックに車を持って行くので、車一杯欲しい物を積みますよ電話。

それで、大量のポリタンクが、田野畑経由で届いて。

皆さん、助かった助かったとなったとのこと。


大歓迎されてしまって。めちゃめちゃおいしい味噌おにぎりを頂きました。

義援金頂いて。走りに走ったあの寒いドライブが。

陸前高田の地で、たくさんの人の入浴を助けていたなんて。うれしいですね。

写真 (86).jpg

陸前高田の海岸。根性の一本松がある所。

桜が。桜は塩にそんなに強い訳ではないので。海辺には生えないですよね。

そうです。ず〜〜っと。海の中にある門の辺りから桜まで地盤沈下で海になったんですよね。

こういうことが。呆然とするほど。この震災の大きさを痛感させます。

写真 (91).jpg

6月の第3週に。また、1週間田野畑へ。

ゴールデンウィークに。海の仕事は、津波が怖くてもう出来ないとのことだったので。

北海道のゆうゆう24 http://www.yuyu24.com/ チームが。

道具から、肥料から、苗まで。車に積んで、フェリーでやってきて。

あらい@本部長、長谷川@新人なのにいきなり遅刻、の両名が。

君たちプロ?という僕の問に。そりゃそうですよ、農家の息子だもん返しで。

あっという間に。立派な畑を作りました。

写真 (83).jpg

こんな感じで。ハックの家のメンバーが。慈しむように、草抜いたりするから。

写真 (84).jpg

ゆうゆう24大原理事長、ハックの家竹下お母さん理事長、両理事長感涙の。

見事な実りを。たった1ヶ月で迎えることができました!


「毎日。野菜が育っていく。その力にハックのメンバーみんなの気持ちが盛り上がった」

竹下敦子さんの言葉です。

畑にもやのような物が見えるのが。この地域特有のや「ヤマセ」という気象現象。

海で発生した冷たい霧が海風に乗って山に上がってきます。

どちらかというと、高原系の葉野菜に向いているかもですね。

写真 (77).jpg

これは、ゴールデンウィークの写真ですが。

タラの芽が。わさわさ取れるんです!

写真 (76).jpg

普通に。小川に、わさびが群生しています!

写真 (78).jpg

行者にんにくを醤油漬けにしてみました。これもわさわさわさわさ。。。


竹下敦子さんに。

「あの〜。野菜なんか作らずに。タラの芽とか、行者にんにくとか、うるいとか、
ふきのとうとか、わさびとか。そういうものを取って売りませんか?」

と僕が言うと。怪訝そうに。

「そんなもの、誰か、お金出して欲しいですか?」


ちなみにということで。ハックの家に避難生活している田野畑の人も含め。

皆さんは、もう、飽きているかもしれないが。

田野畑でわさわさ採れる物教えて!と聞いてみたら。

「去年の秋は、まつたけが嫌ほど採れて。しいたけが恋しいと思うほど食べた」とのこと。

(-"-)(-"-)(-"-)(-"-)(-"-)


間違いなく。

ここは、素材の宝庫です。


岩手県庁の頑張りで。ハックの家の作業施設を増設出来そう。

できれば、それらの素材を、瓶やレトルトパウチで加工して、カオウヤプロジェクトに。

むそうでも使いたいわ!という話が進み始め。

7月第1週は。関原@インサイト@カオウヤPと一緒にコンサルモード田野畑でした。


うわぁ。すごいボリュームの報告になった。溜め過ぎや。


で!夏休みは。田野畑村で子ども支援をします!

って。ゆうゆう24大原理事長の丸仕切りで。

僕は、オーナーみたいな感じですが。

親も、気温が上がり、どっと疲れが出るこの夏に。

子ども達も、緊張などが続き、メンタルケアが必要なこの夏に。

田野畑村で、障がいのある子どもを中心とした支援を行います。


もう、家を一軒借りちゃいました。

なかなか広くて、目の前の小川で川遊び可能!な。素敵な物件。!(^^)!

2011夏休み応援プログラム全体の概要.pdf

こんな感じで。

宮古・久慈の両特別支援学校の協力を得て。地域にビラを配りました。

もう、すでに子どもさんの依頼が来ていて。大原君がアセスメントしています。

夏休み応援プログラム募集要項.pdf

なんだぁ、楽しそうじゃねぇかぁ!被災地に支援にいきたかったんやぁ!な、あなた!

ぜひ。田野畑だけでなく、連携が始まった他の被災地の事業所にも派遣します。


その子どもの夏休み。その学年の夏休みの思い出は一回切りですよね。

それを、充実してものにしたいです。

お力をお貸し下さい。


そんなことで。 引き続き、義援金・支援金もよろしくお願いします。

三菱東京UFJ銀行 半田支店 口座番号:0026931   普通

口座名義:特定非営利活動法人ふわり
posted by toeda at 20:56| 愛知 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月02日

三度、被災地へ行ってきましたの巻き

4月19日〜21日:仙台市若林区から石巻へ。

中部国際空港から、臨時便の出ている山形へ。

そこからは、ひたすらレンタカー。

仙台みやぎNPOセンターをお借りして。情報交換。

ダイバーシティー研究所の田村太郎さんと。http://blog.canpan.info/tamurataro/

石巻に入っているみらいず河内君と。http://suminoeman.blog86.fc2.com/

若林区スタンド.jpg

その後。まずは、仙台市若林区へ。

一緒に行った。「北海道地域福祉の雄」ゆうゆう24の。

ゆうゆうHP http://www.yuyu24.com/rinen.html

大原親分と小西若頭も。すっかり言葉を失う津波被害の恐ろしさ。

若林区流木.jpg

海岸沿いの建物なのですが。2階のさらに上の吹き抜けに。

海岸から流れてきた松の木が引っかかってますからね。

この高さを越える水があった訳です。

たくさんの犠牲者が出たのも当然です。


その後。河内君が頑張ってソーシャルワークしている石巻へ。

浸水.jpg

奥に見えるのが、石森章太郎萬画館。

石巻は。地面が下がったようで。満潮になると一部地域で浸水があります。

せっかく助かった家でも。この浸水で住めない所があります。

避難所.jpg

避難所に行きました。

最大1500名いた避難者も、300名切る位の人数に。

人数は減ったのですが。この300名はそれでも移るところがない訳です。

というか。

自力では次のステップが組み立てられない人が多いと感じました。

学校というそもそも暮らしの機能がない所での長期に渡る生活。

皆さん、疲れを感じました。

学校が始まるとのことで。教室から体育館に移るとのこと。

体育館の方が、プライバシーなどを構築できないので、過酷です。

避難所によって、かなり状況が違うようですが。

この避難所では、高齢で介助が必要な方もいました。

看護師はいましたが。福祉の専門家は来ていないとのことでした。

黒い学校.jpg

「黒い学校」と石巻で呼ばれ始めている学校です。

手前は、お墓。

誰かが、この瓦礫の集まりのようなお墓に。

新たに埋葬されたのでしょうか。

そっと手を合わせることしか出来ません。


石巻へ。支援に入ろうかと思っていましたが。

寝ずの頑張りで。行政や社協パンク状態。宮城県も何か機能不全。


避難所に支援が必要な人がいて。僕が介助者だとして。

すぐにでも、目の前の人を介助をしたいけれど。

しかるべきルートの許可なく勝手に支援することが出来ないとのこと。

どうして?


この震災の現場に行ってずっと感じる不全感。イライラ感。

融通の利かないマニュアル対応しか出来ない人間が。

ボトルネックになっている。

しかも。そういう人が。なぜか大手を振っている。

この国の根本的な問題だけれど。それにしてもひどい。


まあ。そうは言っても石巻は。

仙台から近いということもあるのか。いろいろな団体が入っていて。

他の地域よりは、支援がたくさんあるので、復興への胎動を感じます。

せっかく助かった命が。大切にされますように!


ゴールデンウィーク。石巻は、すごいボランティアが来るようです。

なので。僕は他で頑張ります。
posted by toeda at 21:59| 愛知 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月15日

東日本大震災の現地報告会in名古屋をしますの巻き

東日本大震災で僕が見聞きしたこと考えたことを。

まとめてお話しする機会を持ちたいと思っていましたら。

名古屋市名東区の手をつなぐ育成会さんの総会の後に。

話をして下さいと依頼がありました。ありがとうございます。


日 時 : 平成23 年 4月22 日(金)11 :00〜12 :3 0

会 場 : 名古屋市 障害者スポー ツセンタ2F 会議室



育成会なので、被災地の様子とともに。障がい者がどんなことになったのか。

さらに。もし、東海地区が被災するとして、何を考えないといけないのか。

僕なりに、まとめてお話しできたらなぁと思います。

愛知では、たくさんの方が僕が被災地に行くにあたり、支援下さいました。

そういう方への説明責任が少しでも果たせるといいなぁと思います。

当日の案内ビラです。→育成会総会後講演会案内 (1).pdf
posted by toeda at 15:32| 愛知 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

田野畑村と再び石巻に行ってきましたの巻き

「大きな車しか乗らない利用者さんが在宅になっている」

ワゴン車じゃないと乗らない人らしい。


その施設のワゴンは津波で流されたらしい。

そんな電話を。

岩手の全日本てをつなぐ育成会で一緒に理事をさせて頂いている。

長葭(ながよし)千恵子さんから、突然頂きました。

何でも、岩手では中古車がだだ上がり。流された人が買ったからでしょうか。

品薄でなかなか手配できないとのこと。戸枝さん、何とかならないかと。


いろいろ手配しましたが。愛知から持って行くのが1番早いと判断し。

4月の9日10日11日の予定で、2名の職員と岩手県田野畑村に向かって走り出しました。

物資.jpg

相手先に連絡すると、燃料や生鮮食品などに困っているとのこと。

お付き合いのある他の施設は、薪で湯を沸かしてという状態で。

湯煎で食べられるレトルト食品、水を運ぶ容器と水が欲しいとのこと。

1日掛かりで買い出しをして、ワゴン車に積めるだけ詰めて行きました。


大きな地図で見る

田野畑村は、ここ。

知多から那須塩原まで8時間走り、泊。ここで、帰りのためにレンタカー借りて2台に分乗。

翌日、一気に、田野畑村まで走り、盛岡まで帰って泊・15時間ドライブ作戦。

雪景色.jpg

本州で1番寒いところだとのこと。盛岡〜田野畑の真ん中・岩洞湖・まさかの雪景色。

知多では桜が満開だのに。日本って広い。被災施設の皆さん、寒くないだろうかと心配。

田野畑村沿岸部.jpg

田野畑村沿岸部です。ここに家や水産加工の工場があったのです。

田野畑沿岸部2.jpg

トンネルが見えます。三陸鉄道北リアス線が寸断されて見る影もない。

海に面した道路も陥没。防波堤は破れ、道路にテトラポットが乗り上げていました。

津波の力は、本当にすごいです。言葉が出ません。

家の中.jpg

田野畑村唯一の障がい者施設です。

通所施設なのですが、被災した利用者や職員が避難していました。

普段は織りをしているとのこと。その作業台が食事のテーブルになっていました。

薪ストーブだったので。暖は取れていました。よかった!

届けた物資.jpg

「つなぐプロジェクト」に。

義援金・支援金をたくさん送って下さった皆さんの想いを支援物資として届けました。

とりわけ、生鮮食品が喜ばれました。「1ヶ月振りのトマト!」と歓声が。

りんご.jpg

お礼にと。ご飯を呼ばれてしまい。

雪に埋めていたんですよと。

「田野畑村の昨年採れた最後です」というりんごを頂きました。

いかせんべい.jpg

もともと。水産加工をされていたご夫婦が始めた作業所とのこと。

フライ.jpg

いかのせんべい、いかや魚のフライ。これらを障害のある方々と作っていました。

その加工をする作業所がすっかり流されました。


避難していた職員さんも、津波に流され掛かりながら逃げてきたとのこと。

「ひとつ作業所がまだ残っているし、生きているし、頑張らないと!」と。

目に涙で、ガッツポーズを作って笑う顔がたまらない。見ていて胸が苦しい。


「もう、工場がないから、水産加工に変わる仕事を探さなきゃ」

そう、おっしゃりながら。最後のフライをじっと見つめる皆さん。たまらない。


「また、やりましょうよ。国もいろんな助成や補助を考えているみたいですよ」

そう言って励ましましたが。。。また、あの沿岸部に作業所を再建するのか。。。


「ご縁ですから。これから、ずっとやり取りしましょうね!」

そう誓い合って。車のキーを渡して帰ってきました。

僕は。望まれるなら。この施設の再建に関わりたい。そう強く思いました。

それくらい。短時間の滞在ですっかり共感できる素敵な所でした。


後ろ髪引かれる思いで、盛岡に戻り。ホテルのロビーで長葭さんと意見交換。

このひと月の大変さ。そして、これからのことをいろいろ話し合いました。


「僕、今日も確信したんですけれど。東北の人は辛抱強いし、地域愛が強いし。

とにかく、普通では考えられない位、きっと、動かないですよね。」そう僕が言うと。

「東北は昔からいろんなことに耐えて乗り越えてきたんだから」と長葭さん。


壊滅的な地域も含めて。みんなきっと。

その地域から離れない。その地域を再生しようとする。自分達の力で。助け合って。

それを支援するべき。疎開とかじゃなくて。押しつけの善意ではなくて。

彼らの。立ち上がろうとする自主性を、まさにエンパワメントする。

そういう支援であるべきだ。と強く確認しました。


翌日は。みらいず:河内代表が20日位這いずるように頑張っている石巻へ。

被災したコンビニ.jpg

2週間振りでしたが。海から上がってきた泥やいろんなものが発酵して。

すえた臭いが街中に充満していました。以前より、明らかにいるのが辛い。

幼稚園.jpg

「その時間」で時計が止まっている園舎。激突するバス。

重機がたくさん動いていて。瓦礫の撤去も行われていましたが。

延々と続く。明らかに遺体を埋葬する穴を掘っている重機も見ました。

心が重い。

コンビニ.jpg

石巻からだいぶ離れたコンビニでも、まだまだ、こんな感じ。

テレビでは、なんか、すっかり復興モードな感じがしますよね。

そんなことないです、現地は。

石巻全景.jpg

石巻の高台から見た景色です。大きな画像なので。↑クリックして見て下さい。

空爆受けた後の写真ですよね、これは。

言葉を失います。


石巻市役所で、福祉課長さんや福祉事務所長さんに挨拶。

その後、地元のNPOの方、河内代表と意見交換しました。


地元の方の力を伸ばしつつ、僕なりに関われることがないのか。

それを見つけた気がします。

なんか。手柄争いみたいな。利己的な醜い関わりになっているどうしようもない人や。

全然動かないのに。いろいろ言うだけの評論家が多くてうんざりですが。

僕だけでなく。誰もが。自分の出来ることをじゃんじゃんやればいいのです。

そう思います。

近日中に。次のフェーズを皆さんに行動提起できればと思っています。


余談ですが。

帰り道。石巻から那須塩原に向かう高速SAで大揺れ。高速通行止め。(-"-)

仕方なく、白石手前で下車。帰宅断念泊。ずっと余震。しっかり寝られず。

被災地にいる人達は。ずっとこんな怖い夜を過ごしているんだと痛感。


翌日、那須塩原から東京までの東北新幹線チケット買ったその瞬間、また、大揺れ。

何とか、乗ったと思ったら。。。

今度は東海道新幹線が浜松手前で長野に地震でストップ。

最後まで、散々でした。(>_<)
posted by toeda at 20:46| 愛知 | Comment(5) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

4月10日で「つなぐプロジェクト」は終了しますの巻き

「つなぐプロジェクト」終了のお知らせです。

東日本大震災への緊急対応プロジェクト。

「つなぐプロジェクト」HP http://tsunagu-pj.blogspot.com/

福祉施設が避難所指定されていない中、自然発生的に避難所状態になり。

物資などが届かずに孤立するような状態にならないように。

ということで、緊急対応として動いた訳ですが。


障がい福祉関係として、大きな組織などが動き出したので。

もう、大丈夫だろうということで。このプロジェクト自体は、4/10で終了です。

ほとんどふわり関連の方でしたが、このプロジェクト名で、

義援金(支援金としても使うことになります)をたくさんお寄せ頂きました。


支援のための物資購入・動いた経費などの精算をして、残金があれば、さらに、

震災関連の必要な所へお金を使いたいと思います。

ありがとうございました!


また、整理できたら、会計報告しますね。


先日の民主党PTでは。こんな意見を出しました。

東北震災ネットワーク意見 追記Blog用.pdf

NPO法人全国地域生活支援ネットワーク副代表という肩書きでの参加でしたが。

時間もなかったので、まったく僕の個人的な意見になりました。


意見書に書いた、国としての障がい福祉的な震災対応をするフレームとしては。

いくつかの動きが。


ひとつは、JDF(日本障害フォーラム)という大きな障害団体がたくさん加盟している組織の動き。

JDF東日本(東北関東)大震災被災障害者総合支援本部 というのが設置されたとのこと。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html


もうひとつは、知的発達障害本部 という 福祉協会・育成会・JDDネット・GH学会・

全国地域生活支援ネットワークなどの連携組織。

福祉協会が中心になって、福祉施設などの被災状況を調査し、物・人両方の支援をするようです。

全日本てをつなぐ育成会からは、物資などの提供の呼びかけが来ています。

物資を集められて、送りたいと考えていらっしゃる方は、こちらへどうでしょうか。

育成会・被災地への支援物資についてのご協力のお願い.pdf


震災関連のまとめが書かれた全社協発行の障害福祉関連のニュースです。

3月号(2).pdf


僕個人としては、障害福祉関係からは、何のお声も掛かっていないので、静観。

偉い先生達がたくさん動いているので、出番なしです。


意見書に書いた、もうひとつ。福祉避難所・疎開先開拓に関連して。

湯浅誠さんが室長になった、内閣官房震災ボランティア連携室の福祉関連のお手伝いは、

もしかしたら、するかもです。

出来る範囲で。ほんの少し後方支援し始めています。

助け合いジャパンHP http://tasukeaijapan.jp/


湯浅さんチームに参加している田村太郎さん@ダイバーシティ研究所との連携や。

IIHOEの川北秀人さんの動きとの連携や。

何か出来ないかと、模索していますが。

どこも、対応しなければならない的が大き過ぎて、まだ、動きを整理できていません。


この週明けには、何か動きが具体的に決まるんではないかと。


個人的な問題意識としては。

障害福祉関係の動きを見ていると。

結局支援されるのは、施設サービスにつながっている人。


僕は、普通の避難所にいるスペシャルニーズのある人がきちんと手当てされる国で、

あって欲しいと強く思っています。

そうでなければ、「共生社会」じゃない。

家が被災したら、避難所に普通にヘルパーが全国から走って来る。

障害者だけで固まらなくても、ちゃんと支援される。

そういう国にならないとダメだと思う。

また、僕は、夢見がちの理想主義的・妄想家ですかね?

そんな立場で何か出来ないだろうかと。そう強く思っているのですが。


被災地を見てきた人間としては、何かしたい気持ちが高まるばかりですが。

長期戦になる支援だと思いますので。

ぐっと方向性が見定まるまで、堪えて。

むそうもふわりも新年度の体制を固めないといけないので。

日々を地道に過ごすしかない。そんな今日です。という報告です。
posted by toeda at 18:18| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月28日

被災地の障がい福祉関係の方意見があればどうぞの巻き

明日、障がい者・難病の与党PTが東京で開かれます。

東北地方太平洋沖地震に対する立法措置についての団体ヒアリング


NPO法人全国地域生活支援ネットワークとして参加させて頂きます。

開催が投げられてから、時間がなかったので。

僕が取りまとめで、急ぎこんな意見を。

東北震災ネットワーク意見.pdf

福島県グループホームなどの取り扱い文書.pdf

他にも、言いたいことはいろいろありますが。

17時までに資料送れとのことでしたので。今回は、この3点。


会議明日朝8時から。今日、最終のセントレア〜羽田スカイマークに乗りますので。

10時位までに頂いた意見なら、自分で刷っていけば、まだ配布できますので。

特に、被災地などで大変な状況にある人の意見が大切。


コメント欄に何かあれば、どうぞ。与党・厚生労働省に届けます。

浜通りさんなどどうですか?
posted by toeda at 17:18| 愛知 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月27日

東北関東大震災・支援者/支援事業所向け制度活用ガイドの巻き

被災した施設や家族の方。疎開など支援をしたい方。

国などの障害福祉関係:震災関連情報を整理したサイトです。


http://www.karuizawa.ne.jp/~tanto/saigai/index.html

又村あおいさん文責。長野たんと飯島さんサイト管理。


被災した施設は、いまだネット環境がないところが圧倒的です。

この後、ボランティアに入る方は、これを紙媒体にプリントアウトして。

情報提供して欲しいと思います。

個人的な判断ですが。

これを経営者だけに提供すると、きちんとした判断をしないところも多いと思います。

職員さん達にできるだけ、配布頂けるといいように思います。


また、この震災では、乳幼児・学齢期の家族で暮らしている障害のある方は。

訪問系サービス(ホームヘルプなど)も使っていない人が東北などでは多いので。

福祉情報がなく、まったく孤立している可能性があります。

自閉症などの子どもがいる家庭は、避難所にもいけないために。

物資も情報も孤立している可能性があるのです。

自閉症の子持つ家庭孤立 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032600198

そういう意味で、携帯などで拡散頂けるとと思います。

家族ごと疎開。障害の本人がいるとして、ホームヘルプなどファミリーサポートが受けられる。

そういう乳幼児・学齢期などの家族と障害のある方がそのまま疎開するパターンは。

あまり、僕の持っている情報では想定されていない気がします。


そういう受入先が、必要だと思います。


現地に行った者の実感としては。

まだ見つからない肉親がいるかも知れない海を。

火葬もできずに葬った肉親が眠っている街を。

まだまだ、みんな、移りたくないと思っていると思います。


原発周辺の福祉施設でさえ、いまだ、移動をしないで様子を見ています。


それでも。避難が長期化する可能性が高まっていますから。

必ず、疎開の選択をする人が増えると思いますから。

受入が可能だと思う方は、この情報を読み込み、アクションして欲しいと思います。

福島浜通りさん>お待たせしました!
posted by toeda at 16:15| 愛知 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月24日

昨日は気仙沼に行ってきましたの巻き

基本的な物資は、シビアな被災地にも届いてきています。

避難している人が餓死するような事態は避けられたと思います。


3月23日(水)は、水すら不足している障害者の事業所があるとの情報で。

気仙沼に走りました。

東北道を抜け一関。一関は地震で被災していましたが。

塀や壁が落ちているところはありますが平穏。コンビニも飲食店もやっています。

032304.jpg

この施設は、気仙沼の山の方にあったので、被災しなかったそうですが。

同じ法人の沿岸部の方にあった施設は被災。利用者2人流されたとのこと。

バスをいつも3時に出すそうですが、ギリギリ出発前に発災。

利用者は帰りませんでしたので、家族の迎えを待つ形に。


家族が被災して迎えに来られない障害のある人、家を流された職員一家などが、
避難所として、この通所施設にいました。

032303.jpg

被災後、山で薪を拾って火をおこし、トイレの水は沢で汲み。

おにぎりで凌いできたとのことで。

水とともに、燃料と特に新潟のスーパーで買った生鮮食品が喜ばれました。

帰りのトラックを深々と頭を下げて見送って下さった職員さんが。


震災直後にガソリン積んで飛んできた京都チームの凄さには比べようもないですが。

愛知の人達の想いと頑張りが。

被災した方にちゃんと役立つ形で届いたなぁと思いました。


施設は、電話もインターネットも不通。職員の携帯が唯一の通信手段。

施設の再開や再建のために、国やWAMなどがいろいろな対策を打ち出していますよと、
理事長さんにお伝えすると、「ほ〜」っと。

疲れと今を乗り切ることで精一杯で、そんなことは考えられないんだと思いました。

また、国などの対策は、本当に必要な施設には、まったく情報として届いていません。


「手をつなぐ」などで大活躍の又村あおいさんが。

今この震災関連の国などの動き、通達などを整理して下さっているとのこと。

そういう整理された情報を届ける支援がこの後重要だと思います。


再建に向けて、被災施設の再建コンサルティングを誰かがしないと。

どうしていいのかわからないのではないでしょうか。

仙台でも、津波で被災した施設が、再建の見通しを高齢の代表がつけられないの
ではないかという話を聞いています。

032301.jpg

理事長さんが、「気仙沼の地獄を見ていって下さい」というので、沿岸部へ。

ひしゃげた電柱、陸に上がった船。津波の勢いをまざまざと見せつけられます。

032302.jpg

自衛隊が道を作ってくれましたが、建物はぐちゃぐちゃです。

片付けて、また住むという状態の建物も沿岸部から離れるとありますが。

沿岸部は、ほぼ、壊滅状態です。


僕達がいた時にも地元の商工会が物資を少ないですが施設に持って来ました。

岩手の陸前高田、大槌などシビアなところにも、最低限の物資は届いたとのこと。

物資を送るプロジェクトは、完了ですね。ありがとうございました!


次は、再建に向けて、疎開に向けての動き支援ですね。

引き続き、義援金よろしくお願いします。

三菱東京UFJ銀行 半田支店 口座番号:0026931   普通

口座名義:特定非営利活動法人ふわり
posted by toeda at 16:47| 愛知 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

今日は、松島・石巻に行ってきましたの巻き

いよいよ被害甚大だと言われている被災地へ!

割れた道路、段差が出来た橋を通り。そろりそろりと行きました。

032201.jpg

東松島市野蒜(のびる)の海岸線。壊滅って、こういうことかって、感じ。

youtubeにも、のびるの様子が。 http://www.youtube.com/watch?v=T2fPS2MLbGo

032202.jpg

わかりますか?おしりを見せて、馬が死んでいるんです。競走馬か観光用か。

どこから流れてきたのか。人だけじゃなくて、いろんな生き物が被害に遭っています。

032209.jpg

石巻市です。船が街に刺さっている。どんな力が働いたら、こうなるんでしょう。

032205.jpg

石巻の施設に、おむつや食料品、カセットコンロやボンベを降ろしました。

軽油もドラム缶ひとつ。

032206.jpg

この施設には、かなり物資が集まってきていました。とにかく、ないのは燃料。

在宅の人には物資を届けるはおろか、状況確認が出来ていないとのことでした。

032207.jpg

同じ法人の他の施設にも行きました。ちょうど、自衛隊が物資を持って来ていました。

本当の被災地は、自衛隊が道路を開かないと入れなかったと思います。

入り口でプロでないとと言っていたことに納得。

しかし、物資を細かく必要な所に届けることは出来ていません。

太い血管と毛細血管。両方いると思いますが、太い血管だけになっている。

そんな印象の被災地です。

032203.jpg

石巻市役所の壁新聞です。役所も様々なニーズに必死に対応しながら。

避難所としても同時に機能していました。こういう時は、とにかく柔軟に頑張れ!です。


連日、車でひたすら移動、夜も睡眠不足で腰がかなりやばい。

明日は、気仙沼の水が欲しいと言っている施設に行けるか検討中です。

気仙沼、陸前高田、大槌辺りに支援が届ききっていない気がします。


本当の流された被災地の人は、疎開しかないと現地行って本当に思いました。

「仮設住宅必要なだけ作るのに1年かかると言われて始めている」と。

石巻で偶然すれ違った、日本財団の沢渡さんに教えてもらいました。


でも、その被災地でも、みんな、何とか留まろうとしています。

相当、カウンセリング的に説明できる人が説得しないと、疎開が必要な人も、

なかなか動かないだろうなと思いました。


愛知から全国から、いろいろ支援の話を頂いていますが、こなし切れていません。

ご迷惑をお掛けしている方もいるかも知れません。ご容赦を。

あ。義援金が集まり始めているとむそうスタッフから聞きました。

三菱東京UFJ銀行 半田支店 口座番号:0026931   普通

口座名義:特定非営利活動法人ふわり

ありがとうございます。引き続き、多くの支援が必要だと思います。よろしくご協力下さい。
posted by toeda at 01:05| 愛知 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする