2008年07月28日

早1年、まだ1年の巻き

新潟県中越沖地震から早1年。

柏崎に行ってみると。再建途中の家もたくさんあり。

震災から。まだ1年なんだなぁとしみじみ思います。

このBlogでも、たくさんの方が寄付をして頂いた柏崎市のトライネット
さんから、復興の花火大会があるのでいらっしゃいませんかとメール
を頂き。

来年1月31日2月1日の土日に。知立市でセフティーネットフォーラムと
題して。

相談支援・自立支援協議会の体制整備は、日常的なセフティーネット
であると同時に、災害時などのセフティーネットにもなりうるという
テーマで、フォーラムをやる関係で、ぜひ、柏崎の議員さん達に御登壇
頂きたいとお願いをして、同時に花火も見ようと柏崎市に行きました。

花火.jpg

花火は20万人動員とのこと。新潟3大花火:海の柏崎の名に恥じぬ
すごい花火でした。空一面花火。大迫力です。

花火の様子を伝える新聞記事

当日の花火大会のパンフレットを見ると、花火の寄付者コメントに、
震災で亡くなった方への思いを花火に乗せて空に伝えようという、
読んでいて胸にぐぐっとくるものもあり、花火の地響きが深く深く
胸に響く花火大会でした。

花火の前日からの柏崎入りでした。

前日は、柏崎市役所に。市議会の議員さん、福祉課長さん、トライネッ
トの西川さんという豪華メンバーで応対下さり、2時間に渡って、
震災時の議員、行政、街の動きをお話下さいました。

僕自身、震災の翌日に柏崎入りした訳ですが、メンバーがメンバーな
だけに、話を聞くにつれ、震災時の様子が立体的に理解され、ああ、
そうだったのかと自分の体験がいかに断片的であるかを知らされました。

・この国は、物資や人の手配はとても早い。むしろ、その集まった資源
 をいかにマネジメントできるかが大切。できないとロスがでる。

・結局は、その地域にキーマンになれる人がいるかいないかで地域ごと
 での被災者の状態が違った。マニュアル通りにはならない。

・押し寄せるマスコミ対策が実は相当エネルギーを要する。

・震災時はすべての人が要援護者。行政が障害者などを把握するという
 ことを考えるより、日常的に付き合っている相談支援者や事業者と
 提携の決めごとをきちんとしておいて、そこが動いた方が現実的。

・全国的なネットワークを福祉事業所毎に作ること。そうすれば、いざ
 という時に、物と人の支援が事業所に届く。

                       etcetcetc・・・・

本当に。クラクラする位、たくさんのことを教えて頂きました。
詳細を知りたい方は、この話が聞ける来年1月の知立のフォーラムへ
どうぞ。フォーラムの詳細は、また、お知らせします。

翌日。花火の前は、柏崎にある延命寺さんへ。

このお寺。震災で本堂全体が30度傾き。市から全壊認定を受けました。
(クリックでその様子の記事へ)


それが。曳き屋さんという、技能集団の技とたくさんのボランティアの
思いで、見事現状の建物のままきれいに直りました。

豊川市議会議員のとみた潤さんのBlog(クリックでそのBlogへ)に詳しく、
復興法要の様子があります。

住職の奥さん礼美子さんが、突然の訪問にも快く応対下さり、震災の
様子とその後の1年を、時に笑い時に涙ながらに話して下さいました。

「本堂が傾いているのを見た時には、ひたすらボー然。何もする気に
ならんかったって」

それが、高野山本山からボランティアが来て金銭的支援も受けられ、
曳き屋さんと出会い本堂をそのまま使えるようになると言ってもらい、
たくさんのボランティアさんに励まされ、気がついたら、いろいろな
物資が集まりだし、近所や檀家に配り、お寺は地域のセンターなんだと
気付かされ・・・

「地震のお陰で。お寺もきれいになり、新しい人の輪ができ、近所の
方にもお寺の存在を再認識してもらって。本当に地震のお蔭さん」

亡くなった方もいるからと伏し目がち遠慮がちにそうおっしゃった後に、

「でも。本当に必死だったわ。1年たったんだねぇ」としみじみ話され
たのが印象的でした。

人間って強いなぁ。人っていいものだなぁとずっと感じながら、奥さん
の話を本堂で聞いていました。

「何か。地震で動かして掃除したせいだと思いますけど。御本尊様の
顔が、きれいになって、たくさんの人がこの寺に来るようになってう
れしいって顔に見えますよね」と僕が言うと、

「そうなんだわ!本当に。この御本尊さんは、そういう力があるって。
最近、しみじみ思うんだわ」と奥さんも笑顔。

本堂で50年続いている習字教室の子ども達に、絶対、この寺をもう一度
立ち直らせると誓って、アクシデントがあっても、頑張ればまた報われ
るということを伝えたくて必死に頑張ったと言われた言葉に僕も涙でした。

こういう社会教育がたくさんあればなぁ。すべての教育不足を学校だけ
の責任にしている場合じゃないですよね。(−−)

本当に。書ききれないくらい教えられた感謝かんしゃの時間でした。

ちなみに。先日ふわり研修をさせて頂いた、横浜:徳恩寺の融完住職が
延命寺のアルバム写真に写っていてビックリ。

震災時に駆けつけ、大活躍されたとのこと。人の縁って不思議ですね。

そんな。柏崎でした。

ああ。東海地区は、地震が来ない方がおかしい状況です。
来たらひどいことになるなぁ。

行政主導でいろいろ準備しているけれど。
的外れだと気づいてしまった。ああ。

posted by toeda at 11:22| 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | NPO法人ふわり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新潟の鯒です。
トラックバックさせてくださいm(__)m

柏崎花火〜トライネットへ来てたのですね。大迫力の海上花火。自分の法人の行事と重なっていけなくて残念でした。
中越沖地震のトライネットを器にした支援や行政を器にした相談事業支援はシステムとして自分の市でも生かしたいと思っています。
これからの柏崎市の発信に注目していきたいです。

Posted by 鯒です at 2008年07月28日 20:58
鯒様>行きましたよ。柏崎。本当に花火大迫力。

新潟の相談支援の皆さんが災害時に対応した
すごいアセスメント表を作ったと、厚生労働省
で聞きました。

鯒さんも関わっているんですかね。
どんな風か興味深々です。
Posted by とえだ at 2008年07月31日 10:47
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柏崎花火!
Excerpt: 今回、も、いけませんでした。 行きたかったのですが、 自分の担当施設の行事だったもので、 さすがに、、、 戸枝さんのブログ Hiromoto@toeda.blog.orgに 記..
Weblog: 新潟県地域生活支援ネットワーク
Tracked: 2008-07-28 21:09
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